ひとつ前の投稿で、PlayStation Vitaに保存されているゲームアーカイブスとPlayStation Portableのセーブデータを、無線LANルーター(Wi-Fi)を経由してアップロードし、パソコンにバックアップする方法を記事にしました。
セーブデータをバックアップした理由については、ある日、PlayStation Vitaのメモリーカードが原因と思われる「C2-14646-1」というエラーが突如発生し、メモリーカードに保存した一部ソフトの起動ができなくなってしまうトラブルが発生。
メモリーカードの使用歴が2年を経過していることもあり、この機会に一度フォーマット(初期化)をしてメモリーカードの中身をキレイに掃除しておこうと思ったことに起因しています。
USBケーブルではなく、Wi-Fiを使ってバックアップしてみたのでちょっと苦戦するかなと思ったのですが、大きなトラブルが発生することなく無事に作業を終えることができました。
そしてセーブデータのバックアップが済み、次にやることはメモリーカードのフォーマットですが、フォーマットには多少の時間が掛かるのかと思いきや、驚くほどにあっけなく終了。
PlayStation Vitaのメモリーカードをフォーマットするにあたり、そのやり方とフォーマット後に気付いたことをまとめてみましたので、「これから初めてフォーマットをするよ!」という方は良かったら参考にしていってください。解説に用いるPlayStation Vitaは「PCH-2000シリーズ」を使っています。
フォーマットする方法
「設定」をタップする
まず初めに、PlayStation Vitaのホーム画面にある、「設定」のアイコンをタップします。
「初期化」をタップする
「設定」が開かれたら、画面を下にスクロールすると出現する「初期化」を選んでタップします。
「メモリーカードをフォーマットする」をタップする
続いて、「メモリーカードをフォーマットする」をタップします。
フォーマットするメモリーカードを選ぶ
ここでは、フォーマットするメモリーカードを選択して✔を入れます。✔を入れたら画面右下の「次へ」をタップします。
お手持ちのPlayStation Vitaが新型の「PCH-2000シリーズ」をお使いで、且つ、本体にメモリーカードを挿入していれば、この画面には「内臓メモリーカード」と「外部メモリーカード」の2つの表記があると思います。逆に、旧型の「PCH-1000シリーズ」の場合は、「内臓メモリーカード」の表記は無いと思われます。
この理由は、新型のPlayStation Vitaには、旧型には搭載されていなかったメモリーカード(1GB)をあらかじめ本体内に内蔵しているためです。
「フォーマット」をタップする
「フォーマット」をタップします。(※この段階ではまだフォーマットされません)
フォーマットの最終確認
続けて表示されるこの画面で「はい」をタップすると、フォーマットが開始されます。
フォーマットが終わると本体が自動的に再起動し、データベースを構築した後、いつもの見慣れたホーム画面が表示されます。僕は32GBのメモリーカードをフォーマットしましたが、掛かった時間は僅か5秒ほど。その後、本体が再起動し、ホーム画面が表示されるまでに1分も掛かりませんでした。
以上で、PlayStation Vitaのメモリーカードをフォーマットする方法の解説を終わりたいと思います。お疲れ様でした!
フォーマットが開始されるとメモリーカードの中身がすべて消えてしまいます。フォーマットした後に、バックアップを取っていないデータがあったことを思い出しても、そのデータを復元することはできません。
バックアップとは、そのデータを別の記憶媒体に一旦移動(コピー)させることを言います。
メモリーカードを本当にフォーマットして良いか、バックアップしていないデータが残されたままになっていないか、最後にもう一度考えを巡らせてみて下さい。
もし、ゲームアーカイブスやPlayStation Portableのセーブデータのバックアップ方法が不明な場合は、当記事冒頭に添付したURLを宜しければ参照下さい。
フォーマット後に気付いたこと
フォーマットしたことでメモリーカードにダウンロードしたゲームやテーマ(壁紙)は削除されましたが、フォーマットするタイミングで設定していたテーマのみ、フォーマット後も何故か消えていませんでした。
その他、インターネットの接続設定や、ゲームアーカイブスとPlayStation Portableのセーブデータのバックアップに使った、「コンテンツ管理アシスタント」の設定がリセットされてしまわないか不安がありましたが、こちらの設定はそのまま残されていました。
個人的にフォーマットというのは、ストレージが使い始めの状態に戻ることで気持ちがスッキリする半面、時間も掛かるし面倒そうなイメージを抱いてしまいますが、PlayStation Vitaには便利なユーティリティが備わっているので、事前にきちんとバックアップさえしておけば、フォーマット後すぐにPlayStation Storeにアクセスしてゲームをダウンロードできるし、バックアップしておいたセーブデータもすぐにダウンロードできる。
結果的には無駄な手間を省いて、元の環境に近づけることができたかなと思います。