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アルマックス「KB-90」レビュー。アルミ製のエアコン室外機カバー

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最近の出来事ですが僕の父が自宅の外壁をリフォームしました。自宅を建ててから20年以上経過したので外壁の色を塗り替えることになったのです。この他にも浴槽やベランダにも手が加えられ、約2ヶ月ほどかけて工事が行われました。

おそらく今回のリフォームを行ったことが理由にあると思うのですが、父がエアコン室外機のカバーが欲しいと突然言ってきたのです。しかも取り付けたいカバーの型番も既に決まっているとのこと。自宅をリフォームしたことで外観やベランダが見違えるように綺麗になったことで、室外機にカバーを被せたいと思ったのかもしれません。

聞いてみるとアルマックスの「KB-90」が欲しいそうです。早速調べて見ると、あれ?自分が想像していた姿とはだいぶ異なる様子。実は過去に100円ショップのダイソーで室外機にビニール袋を被せるタイプのカバーを購入したことがあるので、この話を聞いたときに僕の頭にはそういった袋のシルエットが浮かんだのですが、調べてみるとKB-90はどうやらアルミ板を組み合わせた机のような形をしていました。

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こちらがダイソーで購入した室外機カバーのレビュー記事になります。ビニール袋ゆえにセッティングの段階ですぐに破れてしまって、まったく使い物になりませんでした…。

早速通販サイトのAmazonでKB-90のAmazon販売&発送分を注文。ちょうどタイミングが悪くその時は在庫切れで入荷待ちの状態でしたが、注文から1ヶ月以上経過しても未入荷のまま…。出品者のなかでAmazon販売&発送分が最も安かったことと、第三者が販売するマーケットプレイスはできるだけ避けたい考えがあったのですが、さすがにこれ以上待つことはできません。

調べてみると、マーケットプレイスの中からアルマックス製品の正規取り扱い店として、「アルミゲート専科」というショップが評判が良さそうだったのでこのお店で注文。深夜に注文するとその日のお昼ごろに宮城県仙台市の太白区という場所から発送され、翌日には自宅には届いたのでした。

KB-90にはいくつかのカラーラインナップが存在しますが、今回はアルマイトシルバー(KB-90A)と木目調ホワイト(KB-90W)を注文。僕の自室にはアルマイトシルバーを取り付けることになりました。

商品到着後に実際に自分で組み立てをして設置してみましたので、当エントリーではアルマックスのKB-90の紹介や組み立ての過程を紹介しつつ、感想など製品を評価していきたいと思います。

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KB-90を取り付ける室外機

まずはカバーを取り付ける室外機を見ていきましょう。こちらはダイキンのルームエアコン「AN25YCSK-W」の室外機になります。

この室外機にカバーを被せるわけですが、ここでひとつの不安が…。

隅の方に目を向けると、外壁との距離が近すぎる気がします。

真上から覗いてみるとこんな感じ。室外機と外壁との距離がかなり近いようです。

袋タイプであれば被せられますが、こんな狭いところにアルミ板のカバーが収まるのでしょうか。室外機をちょっと動かして幅を広げようとしたのですが、ホースのたるみが無いので無理でした。

不安はありますが父が事前に寸法を測った上でKB-90を選んでいたのは知っていたので、まぁきっと大丈夫なのでしょう。

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アルマックスのエアコン室外機カバー「KB-90」の紹介

パッケージ

続きまして、こちらが今回購入したアルマックスのエアコン室外機カバー「KB-90」のパッケージになります。

価格は通販サイトにもよりますが、8,000円程度で購入することができるようです。

この箱を見た瞬間に「なんだか重そう…」と思ってしまったのですが、さすがアルミニウム合金が使われているだけあって、手に持ってみるとさほど重くはありませんでした。商品重量は4.5kgだそうです。

主な特徴

アルマックスのKB-90の特徴はコレ!

  • 簡単組み立てで室外機に被せるだけの簡単設置。
  • アルミ金属だから頑丈で野ざらしでも腐食しにくいことが期待される。
  • 直射日光はもちろん、雨や雪などの天候から室外機をガード。
  • 排熱を対策するか、雨を対策するか、排熱&雨を対策するかをルーバーの向きで調整できる。

付属する部品

箱から付属する部品をすべて取り出してみました。

主な内容物として、天板×1、右脚×1、左脚×1、全面ルーバー(小)×2、全面ルーバー(大)×1、補強金具×2、ネジ×24個、取扱説明書が入っています。

思ったよりも部品が少ないので、サクッと組み立てることができそうです。

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必要なもの・注意事項

ネジ止めをするためプラスドライバーが1本必要になります。ネジは最初は仮止めを行い、カバーが組み上がった後に改めて各箇所をしっかりと締め直しましょう。

アルミ板を素手で扱うと手を切ってしまう恐れがあります。安全に作業を進めるためにも軍手の準備を怠らないようにしましょう。

説明書には「必ず大人2人以上で組み立ててください」との記載があります。僕はひとりで行いましたが、たしかに複数人のほうが作業がしやすくなると感じました。

また組み立てのときに床を傷つけたくない場合は、柔らかい布など敷いてからその上で作業したほうがいいでしょう。

組み立て方

組み立て場所はどこがいい?

どこで組み立てようかと悩んだ末、今回はベランダで組み立てることにしました。

なるべく広い場所での組み立てをおすすめしますが、可能であれば室外機に近い場所がおすすめだと思いました。組み上がったカバーは大きいですし、組み立て後に持ったまま家の中を移動すると家具や階段、壁などにぶつけて傷を付けてしまう恐れがあると感じたからです。強度のあるアルミだからぶつけたら一発でデカい傷が付いてしまいます。

天板と脚パーツの前・後を確認しよう

ここからはKB-90の組み立ての様子を解説していきます。

最初は天板に脚パーツを取り付けていきます。これらのパーツは一見すると左右対称に見えますが、それぞれ前側と後ろ側があるので組み立ての際に間違わないように注意が必要です。

もし間違ってしまうと締め付けたネジを外すことになるので面倒なことになってしまいます。

前側と後ろ側の見分け方を解説します。

まずこちらは天板の裏面になります。天板はネジ穴が2箇所ある方が後ろ側になります。

続いて脚パーツです。

こちらはネジ穴が6箇所ある方が前側になります。

ちなみに脚パーツの底にはアジャスターが付いており…、

回転させるとアジャスターの細長いギザギザのネジ部が顔を出します。

これでカバーの高さ調整をしたり、ぐらつきを解消したりすることができます。

天板と脚パーツをネジ止めしよう

天板と脚パーツの前・後を確認したらそれぞれのパーツ組み合わせます。

すると互いのネジ穴がこのように重なるので…、

ネジを入れて軽めにネジ止めをします。

この作業をもう片方の脚パーツと合わせて合計8箇所にネジ止めをします。

天板と脚パーツの取り付け作業が完了しました。

まだ未完成ですがカバーが自立して立てるようになったので、なんだかこれだけで達成感を感じてしまいましたね(笑)

続いてルーバーの取り付けに入ります。

ルーバーの取り付けパターンを決める

アルマックスのKB-90の特徴のひとつとして、ルーバー(日よけ)のパターンを調整できることが挙げられます。

室外機を雨から守るか、室外機の排熱を外に逃がすか、その両方を対策するか、この3つから選ぶことになります。

お住まいの地域でどのような天候が多いのかを考えてルーバーの向きを選べばOKですが、迷ってしまうのであれば両方のいいとこ取りができる、排気&雨対策ができるパターンを選べば良いと思います。僕は悩んでしまったのでこれにしましたよ。

もちろんルーバーの向きの調整は可能なので、季節に合わせた対策を取ることもできます。

雨対策をしたい場合

ルーバーを取り付ける向きによって、どのような効果が期待できるのかを解説していきます。

分かりにくい画像で申し訳ないのですが、このルーバーを見ていただくと、上部と下部でそれぞれ異なる方向に少し折れ曲がっていることが分かると思います。

この向きでルーバーを取り付けた場合は雨対策に有効です。青い矢印が雨でルーバーの右側に室外機があると仮定すると、降ってきた雨が矢印を伝うように流れるためカバーの内側に雨が入りにくくなるというわけです。

排熱対策をしたい場合

排熱対策をしたい場合はこの向きでの取り付けが有効です。雨対策をしたときと比較すると、ルーバーの上下の折れ曲がりが逆になります。

こちらもルーバーの右側に室外機があると仮定すると、赤い矢印のように吹出口からの排熱がカバーの外に逃しやすくなります。

冷房をつけると吹出口から熱風が出てきますが、カバーの内側に熱がこもると冷房能力の低下にも繋がるので排熱対策も重要というわけです。

ルーバー(大)は3枚とも同じ向き

日よけが3枚セットになったルーバー(大)は、上下の折れ曲がりが3枚とも同じ方向を向いています。

ルーバーを取り付ける

取り付けパターンが決まったらカバーにルーバーをネジ止めして取り付けます。ここでネジ止めする本数は全部で12本と多いですが頑張って取り付けていきましょう。

排気&雨対策をしたい場合は上から、「雨対策」→「排熱対策」→「雨対策」の順にルーバーを取り付ければいいようです。

ルーバーの取り付けが終わったら完成まであと少しです。

補強金具を取り付ける

最後の作業は補強金具の取り付けです。

これまで各パーツを組み立ててきましたが、ネジだけの連結だけでなく補強金具を使うことでカバーの強度や安定性が高まることに期待できます。

カバーの後ろ側から内側を覗き込み、そのまま見上げると、天板と左右の脚パーツそれぞれにネジ穴があります。

このネジ穴に補強金具を取り付けていきます。

補強金具を2箇所に取り付けたのち、これまで仮止めしていたネジをすべて締め直せば室外機カバーの組み立ては終了となります。

以上、お疲れ様でした!

室外機カバーが完成しました

アルマックスのエアコン室外機カバー、KB-90が完成しました。

写真を撮りながらひとりで組み立てたので完成まで1時間近くを要してしまいましたが、通常は概ね30分もあれば組み立てられると思います。

完成したカバーを手で持ってみると見た目に反して軽いし、それでいて強度もありそうなことが伝わってきました。

カバーを室外機に取り付けてみた

自室のベランダにある室外機にアルマックスのエアコン室外機カバー、KB-90を取り付けてみました。ルーバーが目隠しの役割を果たしているのがなんともオシャレ。洗練されたスタイリッシュなデザインではないでしょうか。

机のように大きな天板が印象的で、この天板なら日よけにもなるし雪が積もっても簡単に払いのけることができそう。プランターを置いて植物を育てることだってできそうです。

カバーの横幅が網戸にギリギリかかっておらずベランダへの出入りにも支障なし。まさにこのベランダにマッチしているといっても過言ではないと思います。

最初は外壁と室外機の距離が狭いのでそこにカバーが収まるか不安でしたが…、

被せてみるとすっぽりと取り付けることができました。

脚が細いのでこのような狭い場所にも取り付けが可能なようです。

横から覗いてみるとこんな感じ。

天板と室外機の間は余裕があるし風通しも良さそう。カバーと言いつつ全体的に空気の流れを阻むことのない余裕を持った空間が確保されているようです。

位置的に室外機の吹出口の正面にはルーバー(大)がちょうど被さるようです。

ここのルーバーの向きは排熱対策で正解でした。吹出口からの排熱がそのままケースの外に逃がしやすくなりそうです。

室外機の後ろ側はこんな感じ。

脚が細いのでスッキリ収まっていると思います。

アルマックスのKB90を使ってみた感想

簡単組立で被せるだけ

基本的にネジを回すだけなので、組み立てが苦手な方でも問題ないし短時間で完成します。あとは室外機に被せるだけなので最初から最後まで難しいことはありませんでした。

まだ使い始めた直後なので耐久性などの評価はできませんが、見た目にもおしゃれだしベランダにベストマッチしているので、現状”取り外す”ということは考えられません。

ルーバーの向きを調整できたらいいかも

ルーバーの向きを変えるときにネジを外す必要があるのは面倒です。ネジを外さずとも簡単に向き調整できる仕組みがあるとより便利になると思いました。

必要であれば盗難防止対策を

セキュリティ機能は付いていないので、取り外すことも簡単にできてしまいます。よって設置場所によっては盗難防止対策が必要と言えるでしょう。

たとえば人通りのある道路に面したところに室外機が置いてあり、そこにこのカバーを被せるのであれば盗難防止対策が必須と言えます。ベランダであれば簡単に侵入できないので問題なさそうですが、軽量なので台風などで強風が吹き荒れたときはカバーごと吹き飛んでしまう可能性も考えられます。

いずれにせよ鍵付きのワイヤーだったり結束バンドを使ったりと、カバーを固定できるような対策はしておいたほうがいいでしょう。

まとめ:被せたまま年中使える万能型の室外機カバー

エアコンの室外機カバーと聞くと、記事冒頭でも言ったようにこれまでは袋を被せるタイプしか存在を知りませんでした。

これは室外機をカバーで覆ってしまうことでシーズンオフでエアコンを使わないあいだに、雨、風、雪などを凌げたり汚れが付着しにくいメリットがありますが、シーズンが来たらカバーを外さなければなりません。

その一方でアルマックスのKB-90はカバーと言いつつブラインドのような隙間があるため、雨、風、雪は部分的にしか凌ぐことができず汚れも付着してしまいますが、その隙間が空気の通り道になるためシーズンが来てもカバーを外す必要がないメリットがあります。

どっちがいいかは人それぞれ。今回は父の一存で後者になりましたが、考えてみたらこれまでずっと野ざらしだったし、断熱シートを被せるくらいしか対策はしてこなかったので、その頃と比べたら様々な天候から室外機を守れるようになったんじゃないかと思います。

アルマックスのKB-90はまさに年中使える万能型の室外機カバーと言えます。組み立ても簡単だし、アルミ板による高い耐久性で末永くお世話になれそうと期待しています。