街を歩いていて、ふと鏡やガラスに顔を向けてそこに映った自分の姿を見てみると、「猫背でみっともないなぁ…」と毎度のように思ってしまう自分がいます。
僕は用事がなければ室内で時を過ごしたいインドア派で、パソコンやゲームをするためにベッドや椅子に長時間座り続ける習慣を何年も続けてきたことが猫背になってしまった原因ではないかと思っていて、先日、洋服店で礼服を試着したときに、付き添いの家族から「肩が前に出ているから姿勢が悪い」と言われて、あぁやっぱり姿勢が悪いんだなと自覚したわけです。
また猫背とは直接関係があるか不明ですが、じつは耳鳴りをここ10年近く患っていて、キーンという音が収まることなく鳴りっぱなしの状態が続いているのですが、個人的にその原因が姿勢の悪さから起因する血流の状態から来ているのではないかと考えています。
ときたま意識的に背中をピンと伸ばしたりするものの、それを維持するのはなかなか難しい。だったら正しい姿勢へと導いてくれる矯正ベルトに頼ってみるしかない。ということで上半身に巻きつけて猫背を矯正してくれるベルトを購入してみることにしました。安価だし試してみる価値はありそうです。
Amazonで検索すると多数の類似品がヒットするわけですが、投稿されているレビューを参考に激選した結果、今回はトリプルエスというメーカーから「Dr.Maxam(ドクターマグザム) 猫背矯正ベルト」を購入してみることにしました。
選んだ理由として、Amazonの背中用サポーターのカテゴリでベストセラー1位に位置していること、評価数が多いこと、商品説明が充実していること、良心的なサポートが受けられることなどを理由に選んでみました。なんでも柔道整復師の猪原先生という方が監修しているそうで、人体工学に基づいて開発されているそうです。
注文後早速届きましたので、当エントリーでは「Dr.Maxam 猫背矯正ベルト」を使ってみた感想を簡単にレビュー(評価)していきたいと思います。
「Dr.Maxam 猫背矯正ベルト」レビュー。付属品やメーカーサポートのご案内
パッケージ
こちらが今回購入した、トリプルエスの「Dr.Maxam 猫背矯正ベルト」のパッケージになります。サイズはXLをチョイス。価格は2,980円でした。
ビニールに包まれているだけの簡易な包装で届くのかと思いきや、しっかりとしたパッケージが使われていたので安心しました。
ちなみにDr.Maxamっていう単語が気になったのですが、トリプルエスが手掛ける健康器具のブランド名なのでしょうか?
付属品
箱を開封すると、矯正ベルトのほか、製品アピール、使い方が記載されたマニュアルなどが同梱されています。
サポーターはポリエステルやナイロンといった柔軟性のある素材でできているので、画像のように折りたたんで収納することが可能。もちろん男女共用で使えます。
使い方
猫背矯正ベルトの使い方はこんな感じ。
ちなみにこれは同梱されていたマニュアルですが、Amazonに掲載されている本商品のページのほうが装着の仕方や期待できる効果がより詳しく掲載されています。
サイズが合わないときは交換OK
購入後に万が一サイズが合わなくても、メーカーサポートに問い合わせすることでサイズ変更や交換に応じてくれるようです。購入前に試着できないのでありがたいサービスですね。
ちなみに僕は身長約175cm、体重約65kgでサイズはXLを選びましたが、ベルトを装着してみると自分の身体にあっているようで違和感はありませんでした。
猫背矯正サポーターの外観と役割り
本体
コルセットのような形をした本商品の本体とも言えるこのパーツは、装着者の背中(背筋)に当てる部分になります。この本体を軸に肩掛けベルトと腰巻きベルトが伸びている設計になっています。
また、中央の縦線はマジックテープになっていて、肩にかけたベルトを固定する役割のほか、目視はできませんが内側には姿勢を正すための背筋ボーンと呼ばれる金属の棒が入っているそうです。
肩掛けベルト
これは装着者の肩にかけるベルトになります。▽がマジックテープになっていて、先程ご紹介した本体側のマジックテープに貼り付けてベルトを調整し、ランドセルを背負うように両肩に通して使います。
腰巻きベルト
こちらはお腹に巻きつけるベルトになります。
画像だとちょっと分かりにくいですが、こちらはお腹に巻きつけるメインベルトと締め付け具合を調整できるベルトの2本があり、いずれもマジックテープで固定する形になっています。
全体像
猫背矯正ベルトの全体像はこんな感じ。こう見るとなんだかカエルみたいな面白い形をしてますね。
身体にギュッと巻きつけて使うものなので矯正ベルト自体にも負荷がかかりそうですが、触ってみると部分的に脆弱さを感じる箇所がなく、しっかりとした強度が保たれている印象を受けます。使用過程でベルトが切れてしまったり、壊れてしまったりといったことは少ないでしょう。
また、「こんなゴツいベルトを毎日着けないといけないのかぁ。」と億劫になってしまうかもしれませんが、実際には1日2時間の使用でいいそうで、毎日使用することで次第にもとの正しい姿勢へと導いてくれるそうです。
感想:背中が反る”エビ反り”効果で猫背の改善に期待できる
トリプルエスの「Dr.Maxam 猫背矯正ベルト」を、自宅で10日間ほど使ってみた時点でのレビュー(評価)となります。
まず装着具合ですが、上半身がベルトで締め付けられるためやや窮屈になります。身体が痛くないのか気になる方も多いと思いますが、初日は筋肉痛のような痛みがありましたが、すぐに使い慣れたのか2、3日目には痛みを感じることはだいぶ減っていました。ベルトの位置はマジックテープで微調整が可能なので、ジャストなフィット感を探してみましょう。
猫背を矯正する効果ですが、使用中は確かに姿勢が良くなっている気がします。肩で背負ったベルトが肩を後方に反るような力を発生することや、本体に内蔵された背筋ボーンの効果で背中が前方へと押される感覚があり、なんとなく背筋が鍛えられていると感じると同時に正しい姿勢へと矯正されている感覚は確かにあります。これはあくまでも僕が感じたことですが、イメージ的には背中側に反るような「エビ反り」に近いかもしれません。
ベルトは柔軟性があるので矯正中でも体の動きはある程度自由だし、普段の日常生活を送りつつ姿勢を改善していけるのも評価のポイントですが、それでも猫背になろうと思えばなれてしまうし、ベルトを付けてるとはいえ姿勢を改善するには途中で投げ出すことなく日常的に使い続けることはもちろん、常に正しい姿勢を保つことを意識する必要があると感じました。やはり自分の意志が重要です。
その他、印象深いのは使用中にマジックテープがズレたり外れたりすることが一度もなかったこと。かなり強力なホールド感があります。なのでベルトを気にかけることなく他の作業に没頭することができました。
製品の品質で気になる点は特になし。耐久性もありそうだし、汚れたときは洗濯機の「手洗いモード」で洗濯が可能なようので長く使えそうですが、利用者からしてみれば姿勢サポーターから早く卒業したいですよね。家族間で共有するのもいいかもしれません。
実際のところ、猫背が矯正されて姿勢が良くなったか?ですが、正直に言うと姿勢は良くなった気はします。外を歩いていても以前とは違って背中がピンと伸びたような、そんな気がするんですよね。でも椅子に腰掛けて座ったときはまだ猫背になっちゃうかな。猫背の改善には期待できるものの、結果を出すにはもうしばらく使い続ける必要がありそうです。とは言っても四六時中つけるのではなく、やはり身体に結構な負荷が掛かるので、公式も言ってるように1日の装着は2時間くらいが目処かなと思います。なのでいつでも脱げるように自宅での使用がおすすめです。
今回はトリプルエスの「Dr.Maxam 猫背矯正ベルト」をご紹介させていただきました。価格も安いので姿勢を改善したい方はまずは手に取って試してみてはいかがでしょうか。人によって効果の良し悪しはあるでしょうが、個人的にはおすすめできる猫背矯正ベルトです。