PlayStation Storeで開催されたハロウィンイベントで、同ストアに隠された7つのキャンディ(アバター)を全て見つけ出してダウンロードすると、同ストアでのお買い物に使える10%OFFクーポンが配布されるイベントが行われました。
ちょっと気になるソフトがあったので可能であれば購入時に使いたかったし、イベント自体そんな難しくはないだろうと高を括って参加してみたものの、最後の1つがどこを探しても見つからない…。結局の所、最後はネットに頼ってキャンディを見つけることができました。
そのときの事ですが、PlayStation Storeを隈なくアクセスしているときに、ストリーミングゲームサービス「PlayStation Now」の接続テストができるページを発見。サービス開始時にもやったことがあるような気がしたけど結果はどうだったか覚えていなかったことや、自宅の回線は光ではなく低速なADSLを使っていること、今はまだ加入するつもりはないものの、試しに回線の接続テストをやってみることにしました。
僕のように興味本位だったり、PlayStation Nowのサービス加入を検討している方は、接続テストを試してみましょう。
PS Nowとは?
ストリーミングゲームサービス「PlayStation™Now」で『ファイナルファンタジーXIII』を遊んでみた! http://t.co/TyqJal3hpb #PSNow #PS4 #PSVita pic.twitter.com/PFyVIO8xRb
— プレイステーション公式 (@PlayStation_jp) 2015年10月8日
PlayStation Nowはインターネットのクラウド技術を用いたストリーミングゲームサービスです。
目の前にあるゲーム機が計算の処理や映像をレンダリングするのではなく、遠隔地にあるPlayStation Nowのサーバーとインターネットで接続し、手に持っているコントローラーに入力した信号がPlayStation Nowのサーバーで映像としてレンダリングされ、ダウンロードした映像が目の前のテレビで再生される、といった一連の流れを高速かつリアルタイムに行うことでゲームとして成立させています。
DVDをレンタルするのと同じように、気になるゲームをその場でレンタルできたり、高価なデバイスを必要とせずに映像品質の高いゲームを楽しめることが、PlayStation Nowを含めたストリーミングゲームサービスの特徴になります。
今でこそゲームはローカルプレイが主軸ですが、今後は強力なネットワークインフラを完備する、GoogleやMicrosoftもクラウドゲーミングに本格的に参入するようです。映像や音楽をストリーミングで楽しむ光景はもはや日常と化した昨今、近い将来はゲームもストリーミングで楽しむことが当たり前のように浸透しているかもしれません。
PS Nowの接続テストを行う方法
PlayStation 4でPlayStation Storeにアクセスし、メニューからPlayStation Nowを選択すると「接続テスト」の項目が見つかります。
接続テストを選択し「テスト開始」を選択すると、契約中のインターネット回線がPlayStation Nowが求める水準に達しているかのテストが行われます。
試しにテストをやってみたところ、僕が契約しているADSLの回線でもテストに合格することができました。高速な光回線が要求されるのかと思いましたが、ある程度の速度が出ていれば光回線は必ずしも必要ではないようです。
推奨回線速度は?
PlayStation Nowを利用するにあたり、そもそもどれくらいの回線速度を確保できていればよいのでしょうか?
調べてみると、最低でも下り速度(ダウンロード速度)が5Mbps以上が確保され、12Mbps以上あれば推奨回線速度を満たせることが分かりました。
プレイには下り速度5Mbps以上が保証される安定したネットワーク環境が必要となります。 快適にプレイいただくには12Mbps以上が保証される安定したネットワーク環境が必要となります。
引用元:PlayStation
PS4で回線速度を調べる方法
PlayStation 4のホームメニューから、[設定]→[ネットワーク]→[インターネット接続を診断する]を選択します。
すると接続診断が行われ、「通信速度」(ダウンロード)と書かれた項目に、回線速度の計測結果が表示されます。
試しに計測してみたところ、僕の環境だと下り9Mbpsの速度が出ました。どうやらPlayStation Nowを利用できる必要最低限の速度は確保されているものの、下り12Mbpsという推奨速度は満たしていないようです。ADSLなのでこの辺が限界かも。一応、下り5Mbps以上の速度は出ているので接続テストでは合格できたみたいです。
PlayStation Nowを安定して利用するには、高速かつ安定したインターネット環境が必要になります。低速だったり不安定だったりすると、ゲーム画面の解像度が下がったり、遅延が大きくなったり、ノイズが入ったり、ゲームが強制終了してしまう一面も持ち合わせています。より安定した通信ができるように、PlayStation 4のインターネット接続は、無線ではなくLANケーブルを用いた有線接続が良いでしょう。
マンションやアパートなどの集合住宅は要注意
PlayStation Nowの接続テストに合格できたとしても、マンションやアパートなどの集合住宅にお住まいの方は用心が必要かもしれません。
光回線を入居者の方と共有する方式を採用してインターネットに接続している集合住宅の場合、夜間などでインターネットの利用者が増える時間帯になると、回線速度が大きく低下することも考えられるからです。
昼間は平気でも、夜になるとインターネットが急に遅くなるように感じることはありませんか?たとえ戸建てであっても家族みんなが、パソコン、スマートフォン、ゲーム機などを使用している場合も要注意です。
回線が不安定でも安心!PS Nowがダウンロードに対応
PS Nowに、対象のPS4®ソフトウェアタイトルをPS4®本体にダウンロードしてプレイできる機能が追加されました。インターネット回線の速度を気にせずプレイ可能になります https://t.co/IAPBTpNqlU #PS4 #PSNow pic.twitter.com/pvyNXpXpBN
— プレイステーション公式 (@PlayStation_jp) 2018年9月26日
PlayStation Nowに従来のストリーミング形式に加えて、対象ソフトをダウンロード後にプレイできる機能が新たに追加されました。回線が不安定でPlayStation Nowを快適に利用できない場合でも、ソフトをダウンロードしておくことで回線を気にせずローカルプレイと同じようにゲームを楽しむことができます。
PlayStation Nowの利用者にとって嬉しい付加価値ですが、PlayStation Nowで配信されているソフトラインナップからプレイできるゲームが限られてしまうことや、ソフトをダウンロードするためのストレージ容量が必要になる注意点が生じてしまうことは、気に留めておきたいところです。