フライハイワークスより好評配信中のPlayStation Vitaソフト「魔神少女 -Chronicle 2D ACT-」をプレイしました。
本作はPlayStation Storeのセールで購入したタイトルのひとつで、ストアに掲載された画像を見たときに、以前プレイした「ぎゃるガンヴォルト」のことをふと思い出しました。
いまの実写宛らの綺麗なグラフィックもいいけれど、僕はファミコン~スーパーファミコン世代の人間なので、子供の頃の気持ちを思い起こしてくれるドット絵のゲームに惹かれることがあります。
まだこのゲームはプレイしたことはないけれど、そんな魔神少女に懐かしさ抱くと同時に、ぎゃるガンヴォルト以降、横スクロールのゲームをやっていなかったので、いずれプレイしてみてもいいかなという考えのもと、安価な価格に釣られて購入していたタイトルでした。
そんな魔神少女を難易度ノーマルでクリアしましたので、クリア後の感想(評価)を簡単にまとめておこうと思います。なお、多少のネタバレ要素を含んでいるので未プレイの方はご注意下さい。
「魔神少女 -Chronicle 2D ACT-」とは
[広報S]おはよ―ゴザイマス!「魔神少女VITA」本日配信開始いたしました!
フライハイワークス初のVITAタイトルです!
これからもVITAのソフトどんどん揃えていきたいと思います!
→http://t.co/WKFAagCGR7 pic.twitter.com/oYiy9A57yZ— フライハイワークス@Cytus α(好評発売中) (@FlyhighWorks) 2015年5月27日
フライハイワークスの「魔神少女 -Chronicle 2D ACT-」は、16bit世代のゲームを彷彿させる2Dのドット絵で表現されたアクションゲームです。
人間族が魔法を使えるようになる鉱石「シェガー」。人間族には無くてはならないこの鉱石が、突如何者かに奪われてしまう事件が発生。プレイヤーは魔の力を管理する魔神で本作の主人公「シズー・オリビア」を操り、シェガー奪還のため奮闘するお話です。
内容はシンプルな横スクロールのアクションゲームで、各ステージの奥に待ち受けるボスを撃破しながらゲームを進行させていきます。言ってしまえば「ロックマン」ですね。
個人的に魔神少女は今回はじめて知ったのですが、ゲームが複数出ているだけでなくサウンドトラックCDやアートブックが発売されていたりと、多方面に展開している人気タイトルだったようです。イラストが可愛いしゲーム中のセリフはフルボイスなので、声優さんのファンも含めて支持が厚いのでしょうか。
感想
可愛い見た目とは裏腹に歯応えのある難易度
魔神少女は全くの事前知識なしで購入したので、どういったキャラクターが登場するのかも直前まで知らなかったのですが、いざゲームを起動してみると萌系のキャラクターが多数登場していることが判明。その可愛らしい見た目から難易度はそんなに高くはなさそうに思えましたが、いざプレイしてみると意外と歯応えのある硬派な内容であることが分かりました。
何よりも厳しいのが「回復アイテムが使えない」という事実。例えばロックマンであれば、敵からダメージを受ければ回復アイテムで体力を回復できるのはもちろんのこと、E缶があれば任意のタイミングで体力を回復できますが、そういった類のアイテムは魔神少女にはありません。残機の続く限り一発勝負と言った感じです。
ロックマンと比べるとボスまでの道中は険しくなく、凝ったギミックは少ない印象だったものの、ボスは行動パターンを見破ることが攻略の糸口に繋がるため、プレイヤーは何度もやられることを繰り返しながら攻略法を掴んでいく必要があります。これは最も苦労させられる部分で内心ストレスを感じることがありながらも、反面、その過程に最もやり甲斐を感じさせるものがありました。
成長要素でシズーを強化
敵を倒すことによって獲得できる「トレース」を集めると、体力や残機を増やしたり、自身にコピーしたボスの力を強化したりなど、シズーを強化するのに役立つ能力と交換することがでる成長要素が用意されています。
たとえボスが強くて倒せなくても、攻略を繰り返しているうちにトレースは自然と蓄積されていくので、シズーを成長させることによってステージ攻略が次第に有利に働くようになっています。
僕自身、最初はこのシステムの存在に気付かなくてボス攻略に苦労させられましたが、シズーを強化するようになってからは攻略もどんどん捗るようになりました。
ショットの爽快感
□ボタンを押してるだけでシズーがショット(攻撃)を途切れることなく放ってくれるので、宛らシューティングゲームをやっているような爽快感が得られるのが好きでした。
まとめ
以上、「魔神少女 -Chronicle 2D ACT-」をプレイした感想(評価)でした。
本作の価格は370円(税抜き)と低価格ながらも、全体的に丁寧に作り込まれている印象を持ちました。最初は難しく感じたけど、攻略サイトを参考にしなくてもやり込めば自ずと攻略法を発見できていくし、また成長要素がその手助けをしてくれるので、そういった意味でのバランス調整が絶妙に感じられたゲームだったかなと思います。
価格も安価だし、横スクロールのアクションゲームが好きな方に是非おすすめしたい1本です。
ちなみに個人的なことですが、今回初めてPlayStation Vitaで横スクロールのアクションゲームをプレイしたのですが、自分自身が本気になると本体を持つ手もつい力んでしまうので、そういったときは手が滑りやすくなってしまいがちです。やっぱりPlayStation Vitaでアクション系のゲームをプレイするなら、DUALSHOCK 4のようなグリップがあったほうが本体を持ちやすいだろうし、プレイのしやすさも向上するのかなと思いました。
このことは僕が以前プレイした、「スーパーストリートファイターII X」や「闘神伝」でも同じことを思っていたんですよね。
「魔神少女 -Chronicle 2D ACT-」をプレイするには
PlayStation Storeでダウンロード版が配信中です。
価格は370円(税抜き)、ダウンロード容量は約155MBです。PlayStation Vita TVにも対応しているのでテレビの大画面でプレイすることも可能です。
また、ニンテンドー3DSやSteam(Windows PC)でも発売されているようです。いずれもダウンロード版のみでパッケージ版はありません。