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映画「ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦」の感想。ブロリー強すぎ問題

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GYAO!で無料公開された、映画「ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦」を視聴しました。

この映画は今年12月に公開予定とされている、映画「ドラゴンボール超 ブロリー」に登場するブロリーが初登場し、悟空たちZ戦士との闘いが描かれたるストーリーになっています。

ところでブロリーと言えばMAD動画でとても有名ですよね。原作やTVアニメには登場しないにも関わらず、ニコニコ動画とかYouTubeにはブロリーを題材にした動画が山のように投稿されています。僕もたまに観ることがあるのですが、どれも面白い内容に仕上がっているので、ついついいくつも観てしまうことがありますね。

そんなブロリーを題材とした映画が再び制作されたわけですから、今回の新しい映画が実現できたのは、MAD動画の人気の賜物といっても過言ではないでしょう。

熱戦・烈戦・超激戦は当時リアルタイムで映画館に足を運んで視聴した記憶は無いのですが、MAD動画の影響で、劇中にどういったシーンが用意されているか、ある程度頭の中にある状態だったので、所々で既視感を感じる視聴となってしまいました。この映画に関しては意外とこういう方が多いと思います(笑)

当エントリーでは、映画「ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦」を視聴した感想を掲載しています。ネタバレ要素を含んでいますので未視聴の方はご注意下さい。

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映画情報

出典:Amazon

作品名

ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦(1993年公開)

キャスト・スタッフ

  • 野沢雅子
  • 古川登志夫
  • 堀川亮
  • 草尾毅
  • 田中真弓
  • 神奈延年
  • 八奈見乗児
  • 原作:鳥山明
  • 監督:山内重保
  • 脚本:小山高生

視聴時間

01:11:56

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あらすじ(ネタバレあり)

クリリン、悟飯、トランクス、亀仙人、ウーロン、ベジータたちがお花見を頼んでいるときに、謎のサイヤ人「パラガス」が突然やってきた。

パラガスはベジータを新惑星の王として迎えるために、宇宙船に乗ってやってきたのであった。

しかしパラガスがベジータに語ったことは嘘だった。パラガスは環境の整った美しい地球に帝国を築き、新たな居住の地として狙っていたが、そこにはベジータがいることから地球を無傷のまま手に入れるには戦いの場にはそぐわない。

新惑星ベジータとして呼び寄せた星にグモリー彗星が衝突することが分かったから、その星に呼び寄せて彗星の衝突と共に、ベジータを消し去ってしまおうというパラガスの思惑があった。

パラガスが何故そこまでベジータを憎んでいるのか。それはパラガスの息子ブロリーが驚異的な戦闘力を持つことを知ったベジータの父「ベジータ王」は、パラガス親子の抹殺を図ったことから、ベジータ親子への復讐を目論んでいたからだった。

そんな中、ブロリーの前に悟空が登場。パラガスはブロリーのパワーをコントローラーで制御していたが、悟空が現れたことによりブロリーのパワーが開放され、コントローラーでの制御ができなくなってしまう。

迫りくるグモリー彗星を前に、銀河を破壊し尽くす程の強大なパワーを持ったサイヤ人のブロリーと、悟空たちZ戦士の闘いが描かれるストーリーです。

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感想

主役はパラガス!ベジータ親子に対するパラガスの復讐の物語

これまで僕がGYAO!で視聴した、「激突!!100億パワーの戦士たち」と「極限バトル!!三大超サイヤ人」の視聴時間は約45分でしたが、本作は約1時間10分の視聴時間ということでボリュームもだいぶ大きくなったようです。

この映画、ぱっと見は悟空とブロリーの闘いが主軸と捉えられがちですが、実はベジータ王とベジータに対するパラガスの壮大な復讐の物語が描かれています。

何もない星にグモリー彗星が衝突することを知ったパラガスが、シャモ星人を奴隷として働かせて見せかけの都市を作り、新惑星ベジータに仕立て上げてる。そこにベジータを惑星の王として迎え入れて、衝突するグモリー彗星共々に粉々にして復讐を果たしてしまおうという、物凄いスケール且つ遠回りな復讐劇なんです。まぁ、結果的に失敗してしまうんですけどね…。

パラガスはそれだけではなくて、悟空たちを食事に招待したり、苛立つベジータを宥めたり、ブロリーをコントロールしたり、科学者にコントローラーのテストをさせたり、一人用のポッドで星から脱出しようとしたりと、劇中では画面の中を所狭しと躍動する何かと忙しい人物なのであります。MAD動画の影響が強いんだろうけども、そういった彼の行動や発言のひとつひとつがコミカルに捉えられちゃって面白いんですよね。

パラガスの印象的なシーンはいくつもあるけれども、伝説の超サイヤ人が見つからずにイライラするベジータに対して、パラガスが「明日まで、明日までお待ち下さい!」と必死に説得するシーンがなんだかツボでした(笑)

バーサーカー状態のブロリー強すぎ!しかしクライマックスに納得いかず…

約1時間10分の視聴時間のうち後半の20分位は、ブロリーを相手に、悟空、悟飯、ベジータ、トランクス、ピッコロとの闘いが描かれています。どうやらこの映画はバトルシーンの尺が多めに取られているようです。

コントロールを失ってバーサーカー状態になったブロリーを相手に、悟空たちが束になってかかってもダメージひとつ与えることができない、ブロリーの圧倒的な強さが印象的でした。

もう少しで映画が終わる時間が迫る中で、悟空たちは全くと言っていいほど勝機が見いだせずにいたのに、クライマックスで悟空が他のZ戦士たちからパワーを貰い、悟空が放ったボディブローの一撃だけで、ブロリーに逆転勝利してしまったのはなんだか納得がいきませんでした。

正直、ブロリー優勢のシーンに尺を与えすぎだったと思います。形勢逆転をもう少し緩やかに描いてもらいたかったですね。

ベジータは怯えているだけだった

劇中で「伝説の超サイヤ人は俺が見つけ次第ぶっ殺してやる!」と強気な発言をしていたベジータですが、圧倒的な強さを誇るブロリーを前に、ベジータは終始ただただ怯えているだけでした。終いにはピッコロにも飽きられる始末…(笑)

彼が役になったのは、クライマックスで悟空にパワーを与えたことだけです。しかも彼のプライドが許さないのか、あの状況下で悟空にパワーを与えることを逡巡しているし…。ベジータという人物が、相変わらず口だけがお調子者であることを強く印象づける映画でした。

当時の映画のポスターにベジータが最後尾に小さく描かれているのは、そういった意味があったのかもしれません。

まとめ:パラガスの復讐劇とブロリーの圧倒的な強さが印象的な映画

以上、燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦の感想でした。

ひとつ前の映画「極限バトル!!三大超サイヤ人」は、悟空たちと人造人間の戦いが終始描かれているだけのあっさりとした内容でしたが、それと比べても本作はストーリーがしっかりとしているので、ブロリーとのバトルシーンがちょっと長いかなと思いつつも、飽きることはありませんでした。

燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦は、パラガスのベジータに対する復讐劇と、ブロリーの圧倒的な強さを前に苦戦しながらもそれでも諦めずに立ち向かうZ戦士たちの姿、その2つが同時に楽しめる映画です。

ブロリーの存在は知っているけど映画は見たことがない、という方は意外と多いんじゃないでしょうか。12月に公開される新しいブロリー映画を見る前に、ぜひ一度おさらいをしておきたい映画でもあります。