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PS Vita「スーパーロボット大戦」の感想。シリーズの原点がHDリメイク!懐かしの原画に心奪われたSRPG

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バンダイナムコエンターテインメントのPlayStation Vitaダウンロード専用ソフト「スーパーロボット大戦」をプレイしました。本作はPlayStation Storeで開催されたセールで購入していたタイトルになります。

スーパーロボット大戦といえばゲームファンなら誰もが知る長い歴史を持つシリーズ作品で、1991年に発売された1作目から今日にかけて最新作が発売され続けています。

僕自身、熱心なファンというわけではありませんが、セガサターンで発売された「スーパーロボット大戦F」を唯一プレイしたことがあります。エヴァンゲリオンが参戦するということで、それに釣られて買っていたんですよね。クリアは確かできなかったかな…。

今回取り上げるのは、歴史ある同シリーズ作品の中で1991年にゲームボーイソフトとして発売された、記念すべき初代のHDリメイク版になります。

オリジナルは1991年に発売されたゲームボーイソフトになりますが、PlayStation 3/PlayStation Vitaで発売された本作はHDリメイク版という位置付けとなっており、オリジナルからの変更点としてグラフィックが新たに書き起こされただけでなく、オリジナルでは全13話だったシナリオにさらなるシナリオが追加されています。

今回なぜ購入したかというと、セールで価格が安くなっていたという理由はもちろん、僕が子供の頃に好きだった、SD(スーパーデフォルメ)化されたロボットたちの原画の懐かしさに心を奪われたのが一番大きかったかもしれません。

僕は子供の頃は「SDガンダム」が大好きで、SDガンダムを元にしたプラモデルの「元祖SDガンダム」だったり、ガチャポンの景品だったり、カードダス20でカードを集めたりしていました。特に元祖SDガンダムについては、コンプリートまではいかないもののかなりの数を集めていたはず。ただ組み立てて飾るだけでなく、ロボットごとに何かしらのギミックが付いていたのが好きだったんですよね。

そんな思い出のあるSDガンダムが登場する「スーパーロボット大戦」をクリアしましたので、プレイした感想(評価)を簡単にまとめておきたいと思います。

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PS Vita「スーパーロボット大戦」とは

スーパーロボット大戦(HDリメイク版)は、バンダイナムコエンターテインメントより2014年に発売されたPlayStation 3/PlayStation Vitaソフトです。

ゲームはマス目に区切られたマップ上で味方と敵が対立。味方のユニットを駒のように動かして敵と闘っていく、戦略性の高いシミュレーションRPGになります。

ストーリーは、宇宙を支配しようとする謎の怪獣「ギルギルガン」の怪電波によって操り人形になってしまった地球のスーパーロボットたち。そんな怪電波から不屈の精神で逃れたスーパーロボットたちがかつての仲間たちを救い出し、打倒ギルギルガンを目標に地球に平和を取り戻すために奮闘するお話です。

ちなみにこの記事を書くまで知らなかったのですが、本作は「第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇」の初回封入特典に付いてくるオマケとして貰えたようですね。それが現在では、PlayStation Storeで単体で購入できるようになっているようです。

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感想

懐かしの原画に感動

出典 スーパーロボット大戦(PlayStation.com)

まず、ゲームに登場するロボットたちの原画に懐かしさを感じました。デフォルメされたロボットたちの原画を見て、僕が子供の頃にガンダムにハマっていたときの気持ちが呼び起こされましたね。

ガンダムと言ってもSDガンダムの方に夢中だったので、ガンダム本編のストーリーは未だによく分からなかったりします(笑)

参戦作品は少ない

ガンダムを始めとして、マジンガーZ、ゲッターロボなどの作品に登場するロボットたちが参戦。初期の作品なので参戦作品こそ少ないものの、今のロボット作品はあまり詳しくないので、僕にとってはこれでも不満は感じませんでした。

シナリオは盛り上がりに欠ける

ゲームはファイアーエムブレムに代表されるようなシミュレーションRPGで、ギルギルガンに洗脳されたかつての仲間たちと闘いながらマップクリアを目指しますが、パイロットが登場しないので会話のシーンがなかったり、これといったハプニングもなくシナリオは終始平坦に進行するので、ゲームをプレイしていてシナリオで気分が盛り上がるようなことがありませんでした。

緊張感のある戦闘が面白い


反面、敵との闘いにおいてはただ闇雲に攻撃を仕掛ければいいというわけでなく、味方のユニットがやられてしまうと復活できないので(一部スキルで復活可)、味方がやられないように残りのHPに配慮しながらユニットの行動を決めていく絶妙な緊張感が面白いと感じました。

この辺結構頭を使うし、本作において最も魅力を感じる部分でもあります。

気になったロボットを「説得」コマンドで味方に勧誘

また、「説得」コマンドを使うことで、ギルギルガンに洗脳されてしまった敵を味方に勧誘することが可能。「あのロボットを仲間に入れたいなぁ~」という願いをこのコマンドが叶えてくれます。説得できる確率は低いものの、仲間にできるとモチベーションも上がってくるものです。

ちなみに説得は敵も使ってきます。成功してしまうと味方が敵のグループに…。回数こそ少ないものの説得を使われると一瞬ヒヤッとするんですよね(笑)

まとめ

オリジナルがゲームボーイソフトだったり、今日まで続くシリーズの第1弾ということもあってか、HDリメイクされているとはいえシンプルにまとまったゲームでした。

今のゲームと比べると物足りなさを感じるものの、ルールをすぐに覚えることができるので取っ付きやすいし、そういった面からプレイヤーがゲーム中に考えることは限られるので、戦略性の高いシミュレーションゲームの中でもシンプルな思考で楽しめる、そんなゲームだったかなと思います。

数あるシミュレーションRPGのなかで今あえて本作を選ぶ理由はないかもしれませんが、シミュレーションRPGの初心者だったり、シンプルなシミュレーションRPGをプレイした方、または僕と同じように懐かしの原画に心奪われた方などにおすすめできるゲームだと思います。

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プレイするには


HDリメイク版のスーパーロボット大戦は、PlayStation 3/PlayStation Vita(Vita TV対応)でプレイすることができます。

パッケージ版は存在せず、PlayStation Storeで購入するダウンロード版のみの取り扱いとなります。

価格は1,204円(税抜)、ダウンロード容量はPlayStation 3が約193MB、PlayStation Vitaが約105MBとなっています。