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デノン「DHT-S217」レビュー。いい音で生活を豊かにするサウンドバー

デノンのサウンドバー「DHT-S217」を購入しました。僕自身何がきっかけだったが記憶に無いのですが、一時期サウンドバーの存在が気になっていました。

プライベートでは自室のテレビの前で過ごすことが多く、そこにはPlayStation 5などのゲーム機、デスクトップパソコン、Fire TV Stick、レコーダーが接続されているため、スピーカーから聞こえてくる音の質を少しでも良くしたいとは以前から考えていたことです。

これまではCreativeのBluetooth対応スピーカー「SP-T15W」を使っていました。購入履歴を調べてみると2014年に購入していたので約8年はお世話になったことになります。

驚くことにSP-T15Wは現在でも販売が継続されているようで、簡単に感想を述べると安価な割に音質が良く、またBluetoothでの接続が途切れることもなく満足して使用することができたスピーカーでした。でもSP-T15Wにはウーハーが搭載されていないので低音が弱いのです。そういった不満が次のスピーカーへと気持ちを傾かせていったのかなと思います。

幸いにもテレビ台にはサウンドバーを設置できるスペースがあるし、2022年(1年間)頑張った自分へのご褒美のということで、デノンのサウンドバーDHT-S217を購入することにしました。

ちなみにこれを選んだ理由ですが、「Dolby Atmos」という最新の音響技術に対応しつつ価格が安価だったことや、同社のサウンドマイスターが音のチューニングを手掛けたこと、その他、過去にもデノンのホームシアターシステムの使用経験があることが主な理由になります。

当エントリーではデノンのサウンドバーDHT-S217のレビュー記事として本製品の紹介をしつつ、使ってみた感想を書いていきたいと思います。

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パッケージと付属品のご紹介

こちらがデノンのDHT-S217のパッケージ(化粧箱)になります。

棒状の形をしたサウンドバーだけあってパッケージも横長の形状になっています。

簡単にですが付属品の紹介をしていきます。

箱を開封すると、スタートガイド、サウンドバー本体、電源ケーブル、光ケーブル、HDMIケーブル、リモコン、電池、壁掛け用のスペーサー、テンプレートなどが入っています。

なお取扱説明書は付属しておらず、必要であればデノンのホームページに公開されているWEBマニュアルを参照する必要があります。とりあえずスタートガイドの内容だけでも使えるようにはなりますよ。

サイト DHT-S217 WEBマニュアル(デノン)

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外観や機能のご紹介

DHT-S217をテレビ台に設置してみました。奥にあるテレビのサイズは40型なのですが、横幅の長さがほぼ一緒になるようです。またケーブル一本で繋がるので、配線がごちゃごちゃしないのも良いところです。

今回はこのようにテレビ台に設置となりましたが、実のところ最初はこれとは異なる置き方を検討していました。DHT-S217はAmazonで購入したのですが、「よく一緒に購入される製品」にテレビの上部に台座を取り付けるアタッチメントが紹介されていたのです。

それを見て「なるほど、テレビの上部に設置する方法もあるのか。」と知り、最初はそうしようと思ったのですが、自分なりに調べた結果、僕のテレビだと構造的にそのアタッチメントを安定した状態で取り付けするのは難しいだろうと判断。無難にテレビ台に設置することにしました。

テレビとテレビ台のフレームはいずれも黒を基調としているのですが、DHT-S217はそこに上手い具合に溶け込んでくれているようです。

正直、サウンドバーを設置した直後はこのデカい棒がテレビの前に置いてあることに違和感がありましたが、思ったほど馴染んでくれているので慣れるのに時間はかかりませんでした。

ちなみにDHT-S217について調べていると、型式の末尾に「K」のアルファベットが付いた「DHT-S217K」というモデル名を見かけることがあり、両者の仕様に何かしらの違いがあるのか気になるところですが、Kはブラック、つまり製品の色を意味していると思われます。例えば型式の末尾に「W」が付けばホワイト、「R」ならレッドになるわけですね。

DHT-S217は筒のような構造になっていて、両端には奥の方へ続く空洞があります。これも音を良くするための設計なのでしょうか。

本体上部の中心には5つのボタンが並んでいます。左から「電源」「入力ソース切り替え」「Bluetooth」「音量」の役割を備えています。

基本的に操作はリモコンで事足りるので、僕はこれらのボタンは使ったことがありません。

サウンドバーを裏返してみると、底面にも左右に2基のスピーカーが搭載されています。おそらくウーハーでしょうか。

また床と接地する足回りには、台形状のゴムが取り付けられています。

こちらは本製品の背面にある端子類になります。

左から「ACインレット」「USBポート」「アナログ音声入力端子」「光デジタル入力端子」「HDMI入力端子」「HDMI端子 eARC/ARC対応」「サブウーハー出力端子」が搭載されています。本製品の低音に物足りなさを感じた場合は、別売のサブウーハーを接続できるのもポイントでしょうか。

ちなみに本製品の売りでもあるDolby Atmosですが、テレビ側のHDMI入力端子に、eARCまたはARCの表記が無いと対応することができないようです。もし無い場合は光デジタルケーブルを使って接続してくださいとのこと。

僕のテレビはソニーの「KDL40V3000」という2007年に購入したとても古い機種のため、当然ですがDolby Atmosに対応することはできませんでした(泣)

またUSBポートはメンテナンス用のため、USBメモリーに保存してある音楽の再生は不可となっています。

こちらはリモコンになります。

電源のオンオフや音量調整、Bluetooth接続などのほか、夜間に適したモード、映画館のような臨場感を醸し出すモード、原音に忠実なサウンドが楽しめるモードを切り替えられたり、ウーハーの音量調整などを操作することができます。

小さくて手に馴染むので操作がしやすいのもポイントです。

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感想:手軽にテレビの音質を強化したい方におすすめ

僕は音の専門家ではないし知識も疎いので音に関する詳細な評価はできませんが、DHT-S217の音質に最初に抱いた感想は、これまで使っていたクリエィティブのスピーカーと比べて「あれ、こんなものか…?」という感じで、期待外れで拍子抜けしてしまったというのが正直なところです。

しかしこう思ったのは最初だけで、サウンドモードを切り替えたり低音を強化したりと自分好みに調整することで音質が格段に良くなりました。どうやら音質の向上にはウーハーが一役買っているようで、ウーハーの音量を上げると臨場感がマシマシに。低音を効かせるか否かで音質に雲泥の差が生じます。

低音を上げると騒音や振動が気になるところですが、本製品の内蔵ウーハーはそこまでの能力はありません。あくまでも常識の範囲内で音に迫力を持たせたり臨場感のある音を体感できるようになるだけで、地鳴りのようにズンドコ響くような、家族や近所からクレームが出るような太い低音は出すことができません。

僕は主にゲームで遊んだり音楽を聴くのにDHT-S217で音を使っていますが、やはりいい音には人の心を動かす不思議な力があるものですね。心配事や不安事があっても高品質なサウンドが前向きな気持ちにさせてくれたりと、嫌なこともどこかにすっ飛んじゃうくらいに前向きになれます。

加えて自分が好きな音楽を聞いてみると、従来のスピーカーからは聞こえなかった音が聞こえてきてよりその音楽が好きになったり。デノンのDHT-S217からはそういった発見を得ることが出来ました。

ダメ出ししたいところは特に無いのですが、強いて言うなら低音がもっと強ければ良かったところと、スタンバイ状態がある程度経過したら自動で電源が切れる機能があるとなお良かったでしょうか。一応、自動で電源が入る機能は付いているんですよね。これは光ケーブル接続時での動作で確認していることですが、HDMI接続であればテレビの動作に連動して自動で電源のオンオフができるようです。

最近のテレビは大型化が進むものの肝心のスピーカーが貧弱なことが多いので、音質をアップグレードしたいと考えている方も多いはず。デノンのDHT-S217は棒状なので小スペースで設置でき、それでいて複雑な配線も必要なくセッティングは簡単。最新の音響技術のDolby Atmosに対応し将来性があるだけでなく、ウーハー内蔵で臨場感や迫力のある音を楽しむことができる。

こういったサウンドバーが2万円強の出費で手に入るわけですからコストパフォーマンスも抜群。正直、非の打ち所がありません。僕のように音の知識がなくても将来を見据えた長く使えるサウンドバーをお探しの方に、デノンのDHT-217はおすすめできる製品だと思います。

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レビュー
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