視力が悪いので普段からメガネを掛けています。Zoffの金属フレームメガネを愛用しているのですが、経年劣化の影響か、次第にフレーム(テンプル)の塗装が剥げてきて金属面が露出するようになってきました。
フレームの内側の塗装が剥がれてきただけなので外からの見た目は問題ないし、これだけなら然程問題はないのですが、金属面と接触する顔のこめかみ付近が炎症を起こすようになり、剥がれた皮膚から茶色っぽい体液が出てきて止まりません。放っておくと目やにのように固まります。どうやらフレームと接触しているこめかみが金属アレルギーを起こしているようです。
このときに行った緊急的な処置として金属面にセロテープを貼ることにしました。メガネのフレームに巻いただけですが効果はあったようで、金属アレルギー反応はそれ以降治まりましたました。
このメガネ自体、物が見えにくくなっているわけでもないし、買い換えるのも勿体ないのでセロテープを貼り続けてもうしばらく使っていこうと考えましたが、メガネを洗ったときに洗剤がセロテープの内側に入り込んでテープが白くなってしまうことがあり、そうなるとテープを張り替えるのが面倒。
どうしようかと悩んでいるタイミングで、Zoffから誕生日用の割引きクーポンが送られてきたので思い切って新しいメガネを購入することにしました。
今回の出来事で僕自身が金属フレームとの相性が良くないことが分かったので、それ以外の素材が使われたメガネを調べてみたところ、特殊プラスチック「ULTEM樹脂」を使った「Zoff SMART」というメガネを発見。軽さとタフさを実現しているとのことで今回はZoff SMARTを買うことに決定。
Zoff SMARTは用途別によってシリーズ化されていますが、今回は「Zoff SMART Regular」(ゾフ スマート レギュラー)と、ついでにもう一本「Zoff SMART Sporty」(ゾフ スマート スポーティ)のそれぞれをZoffのオンラインストアで購入しました。
早速使ってみたので当エントリーでは「Zoff SMART Regular」を紹介しつつ、掛け心地についてレビュー(評価)していきたいと思います。
「Zoff SMART Regular」レビュー
スクエア型で無難なデザイン
こちらが今回購入した、Zoff SMART Regularになります。四角に近い形をしているのでスクエア型というのでしょうか、レギュラーの名の通り、誰にでもフィットする一般的なメガネの形をした定番として販売されているようです。
価格は11,000円(税込み)と安価な価格設定も魅力。レンズにはブルーライトカットと度を入れました。
無難なデザインなので、逆に言うと自分を素敵に魅せるオシャレなメガネをお探しの方には物足りないデザインかもしれませんね。
シリコンパッドを標準装備
今回はZoffのオンラインストアを利用したので手元に届くまで気づかなかったのですが、鼻あてにはシリコンパッドが標準装備されていました。ゴムのような弾力性があり接触が柔らかいので鼻が痛くなりにくいだけでなく、跡が付きにくいのが魅力です。
実はこれでまで掛けていたZoffのメガネはもともとプラスチックの鼻あてが付いていて、最初は気にならなかったものの次第に跡が付いてきたり痛くなったりと、デメリットの症状が表れるようになってきたので、シリコン製の鼻パッドに後から交換していた経緯があります。
そのとき書いた記事がこちら。やっぱり鼻あてはシリコンパッドに限りますね。
緩みにくい特殊ネジ
Zoff SMARTには見慣れない形のネジが使われています。どうやらZoff SMARTのために開発されたオリジナルのネジのようで、一般的なネジと比べて緩みにくいことが特徴のようです。
パット見ではネジに見えないので、デザイン的な面白さがあるものいいですね。
軽くて柔軟性のあるフレーム
フレームはテンプルからモダンにかけて柔軟性があります。金属フレームだとここまで曲げることはできません。これはZoff SMARTに使われている特殊プラスチック素材「ULTEM樹脂」による恩恵だそうです。金属と同じくらい丈夫なだけでなく、軽くてしなやかなことが特徴とのこと。
たしかに僕がこれまで掛けていたZoffの金属フレームメガネと比較しても、プラスチックでありながら安っぽさはなく、プラスチックが軋むような音はしないし、壊れにくいように強度が保たれていることが実際に触ってみるとよく分かります。
実は今から10年くらい前に、眼鏡市場の「FREE FiT」(フリーフィット)を買ったことがあるのですが、同じ10,000円という価格でもFREE FiTのフレームは単なるプラスチックといった感じで、言ってしまえばオモチャっぽいだけでなく、触っているとプラスチックの軋む音がギシギシと聞こえたものです。それに加えて鼻パットがすぐに壊れてしまったので、それまで掛けていた従来のメガネを再び使う羽目になっていました。
ほぼ同じ価格でこの違い。メーカーや時期が異なるのでなんとも言えませんが、この10年でメガネは大きな進歩を遂げていたようです。
ブルーライトレンズにしてみた
パソコンやゲーム、スマートフォンなど、1日を通して画面を見続けることが多いので、オプションで度付きレンズにブルーライトカット処理をオーダーしました。Zoffの場合、ブルーライトのカット率が約33%と約50%で選べるようですが、今回はカット率重視で50%を選択。これにかかる費用は0円です。
ブルーライトカット処理を施したレンズに目を通すと、目に映るものが↑画像のように若干黄色みがかったように見えます。最初は違和感があるかもしれませんが、僕は従来のメガネからブルーライトカットレンズを使っていたので、新しいメガネでも気になることはありませんでした。
まとめ:安価でも軽くて丈夫でしなやか!無難なデザインで多くの人におすすめの1本
今回はZoff SMART Regularをご紹介させていただきました。実際に掛けてみると、ULTEM樹脂のおかげでプラスチックフレームの割りに強度があり、軽量かつ柔軟性のある1本だということが良く分かりました。
実際のところ、メガネを掛けてしまえば金属フレームとの掛け心地の違いは然程変わりないというのが正直な印象ですが、Zoff SMARTはメガネを掛けたときに金属にありがちな冷たさ感じることがないし、掛け位置を調整したときに金属がこめかみに当たる感触がなかったりと、Zoff SMARTを掛けてみてそれらがいかにストレスだったかを思い知ることにもなりました。
メガネが欲しいけど数が多すぎてどれを選んだらいいか分からない、スクエア型や無難なデザインを選びたい、できるだけ安価でストレスを感じないメガネが欲しいという方に、Zoff SMART Regularはおすすめできるのではないかと思います。