タブレット端末の「Fire 7(2019)」「Nexus 7(2013)」、Androidスマートフォンの「Zenfone 3 Max(ZC553KL)」、携帯ゲーム機の「PlayStation Vita(PCH-2000)」、コダックのデジタルカメラ「PIXPRO WPZ2」。
記事冒頭からいくつかのデバイス名を挙げました。比較的新しい物から古い物まで名前が挙がりましたが、これらは僕がお世話になっているデバイスたちです。そしてこれらのデバイスに共通している点がひとつあるのですが分かりますでしょうか?それはUSBの規格に「micro-B」が使われていることです。
これらのデバイスを1本のUSBケーブルを使いまわして充電しているのですが、同時に複数充電したいときに、もう1本あると便利なのになと思うことがありました。でももう1本ケーブルがあると何かと嵩張るし…、と思ったていたところで二股のUSBケーブルがあればいいじゃん!と閃いたのです。(Y字ケーブルとも言うらしい)
早速Amazonで二股のUSBケーブルを検索。二股のUSBケーブルは一応存在するようですが、こういった変わり種の製品を求める人は少ないのか、あまり聞いたことのないメーカーの製品が多いみたいなんですよね。自分の知っているメーカーで必要なケーブルの長さを満たした製品を探した結果、UGREENの製品に辿り着きました。
調べてみると、UGREENは中国の深センという同国第3位の経済規模を誇る大都市に拠点を構える会社のようで、Amazonでパソコンやスマートフォンなどのオプション品を探していると、ちょくちょくその名前を目にすることが多かったんですよね。そういった経緯もあって、実は少し前にもタブレット端末を固定する同社製のアームスタンドを買っていました。
ということで、UGREENのUSB二股ケーブル(micro-B)をAmazonで購入しました。早速使ってみましたので、当エントリーでは本商品の紹介と使ってみた感想を簡単にレビュー(評価)していきたいと思います。
UGREEN 二股USBケーブル(micro-B)のデザインやスペック
パッケージ
こちらが今回購入した、UGREENの二股USBケーブルになります。ケーブルの長さは0.5mと1mがラインナップされており、今回は1mを選んでみました。価格は1,400円ほどでした。
選別中に気付いたのですが、どうやら普通のUSBケーブルと比べると二股が理由なのかケーブルが短いものが多いようで、長くても1mが最長のようでした。ただあくまでもAmazonで探した限りなので、周りを見渡せばもっと長い二股USBケーブルが見つかるかもしれません。
パッケージの内側からなんか薄っすら文字が見えるなと思ったら、「Thank you」の文字が透けて見えました。なんか嬉しいですね(笑)
スペック
安価な商品ですが、眺めてみるとコネクタ付近にメーカー名が入っていたりコネクタに金メッキが使われていたりと、落ち着いたデザインの中にも高級感を感じられます。
スペックですが、Type-Aオス×1、Micro-Bオス×2を備えたUSBケーブルで、最大2.4A(1ポート約1A)の出力に対応。急速充電と最大480MBのデータ転送ができるでそうです。480MBということはUSB2.0で接続されるみたいですね。
micro-B
こちらはmicro-Bコネクタになります。台形のような形をしているので、ポートに差し込むときに間違えてしまうことがよくあるんですよね(笑)。
今でこそその役割はUSB Type-Cに置き換わってきていますが、micro-Bを採用したデバイスは非常に多いので、今後もお世話になる機会は多そうです。
Type-A
micro-Bコネクタの反対側に付いているのがType-Aコネクタになります。充電目的であればポートに差し込むことで電源を確保する役割を果たします。
自分の知る限りいちばん最初に登場したUSBがこのType-Aだったはず。僕が約20年前に使っていたソニーのパソコン、VAIO「PCV-J11V5」にもType-Aポートがあったことを覚えています。現在でも使われていることからUSBにおける最も代表的な規格といっても過言ではないでしょう。
使ってみた感想
手持ちのデバイスから、Fire 7とPlayStation Vitaを繋いでみました。リングを起点にケーブルが二股に分岐しているのが分かると思います。
“二股”という特徴的な仕様のUSBケーブルですが、使い勝手は私達が普段使い慣れているUSBケーブルと一緒。二股のおかげで、このように1本のケーブルで2台同時に充電ができるようになりました。
また今回はデバイスの充電用に購入したのですが、パソコンと繋ぐことでスマートフォンに保存されている画像や動画のデータを転送できることも確認できました。ただ僕はこのサイトを運営する上でスマートフォンで撮影した写真をパソコンに転送することがよくあるのですが、Google Driveなどのクラウドストレージにデータをアップロードして、パソコンからダウンロードした方が簡単だと思いましたね。
不満点を挙げるとしたら、1本のケーブルが二股に分岐する箇所からUSBコネクタまでの長さが短めに感じること。画像のようにデバイス同士の距離が近くなってしまうんですよね。例えばこの状態でPlayStation Vitaでゲームを遊ぶとなると、Fire 7が邪魔になってしまうわけです。2台のデバイスを繋いでいて、片方を充電しながら使いたい場合は不便かもしれません。
ちなみにリングには分岐したケーブルを束ねる部品が付いており、ファスナーを閉じるように分岐したケーブルを1本のように束ねることもできます。
いまやスマートフォンやタブレットのほか、ゲーム機やデジタルカメラなど様々なデバイスで使われているUSB規格。気付いたら身の回りにUSBで充電を行うデバイスが増えていたなんてこともあるはず。複数のデバイスを同時に効率よく充電したいときには、こういった二股のUSBケーブルが大いに役立つでしょう。