髪を乾かすときに使っていたヘアドライヤーがあるのですが、電源コードが自然と捻れてしまう状態で使っていたら家族から「これは危険」と指摘されました。そしてこの指摘を受けたのとほぼ同じ時期に、電源コードが巻かれたままの状態で電化製品を使うのは危険ということを初めて認識した出来事がありました。
電源コードがこのような状態だと、断線を招いたり発熱からの発火に繋がる恐れがあるそうです。これは世間一般的に常識なのでしょうが、恥ずかしながらいい年こいた中年になって初めて知ったのでした。
僕はこれまでコイズミのヘアドライヤー「KHD-1236」を使っていたようです。”使っていたようです”と書いた理由は、この記事を書くまでメーカーや型式を気にかけたことが一度もなく、このタイミングで初めて調べたのでした。記憶が正しければこれを購入したのは2007年のこと。記事執筆時点(2024年現在)で17年も前に購入した代物になります。
↑2007年に購入したコイズミのヘアドライヤー「KHD-1236」。コードの捻れが直らないし、ノズルはどっかにいってしまった…。
これまで故障知らずでお世話になってきたコイズミのヘアドライヤーですが、前途した理由により新しいヘアドライヤーの購入を検討することにしました。
今回選んだのはパナソニックのヘアドライヤー「EH-NE2J」になります。僕的には機能性に拘りはなく、単に髪が乾かせればそれで充分なので、価格の安さと信頼できるメーカーから探した結果、辿り着いたのが「EH-NE2J」になりました。
発売時期は大幅に異なるものの、「KHD-1236」と「EH-NE2J」は互いにエントリーモデルという位置づけです。当エントリーでは僕が17年使用したコイズミのヘアドライヤー「KHD-1236」との比較を交えながら、パナソニックのヘアドライヤー「EH-NE2J」の紹介や使ってみた感想を書いていきたいと思います。
パナソニック「EH-NE2J」の外観や特徴などのご紹介
こちらが今回購入したパナソニックのヘアドライヤー「EH-NE2J」になります。カラーはグレー(H)とホワイト(W)の2色が用意されており、選んだ色はグレー(EH-NE2J-H)になります。
価格はオープンのようですが今回は2,500円ほどでAmazonで購入しました。
箱から取り出してみました。見た目はコンパクトサイズの普通のヘアドライヤー。本体の素材はプラスチックですが、ツヤがあるので鏡のように周りの景観を反射するようです。
また、主な付属品は取扱説明書くらいで、交換用のノズルは本体にあらかじめ装着されている1つのみになります。
本体の目立つところに「ionity」のロゴが入っています。
ionityとはマイナスイオンのこと。「EH-NE2J」の特徴の1つとして挙げられ、マイナスイオンで静電気から髪を守ったりサラサラな髪に導いてくれる効果があるそうです。
マイナスイオンは天辺にある外付けの吹出口から放出されます。温風の吹出口とマイナスイオンの吹出口が別々になっているので、この構造はマイナスイオンに含まれる水分を熱から守れるメリットがあるそうです。
ちなみに僕がこれまで使っていたコイズミのヘアドライヤー「KHD-1236」との比較になりますが、マイナスイオンはスイッチの切り替えでON/OFFができましたが、「EH-NE2J」はそういったことができないようでマイナスイオンが強制的に出る仕組みのようです。
ヘアドライヤーの先端部分にあるのがノズルになります。
これは「速乾ノズル」と言うそうで、こちらも「EH-NE2J」の特徴のひとつとして挙げられるものになります。
速乾ノズルを正面から見るとこんな感じ。
特徴としてノズルの内側からは強風が、外側からは弱風が送風されることで、濡れて束になった髪をほぐしながら素早く乾かすことができるそうです。
ノズルは吹出口から取り外すことができます。
電源スイッチは「OFF」「COLD」「SET」「TURBO」があり、OFF以外の全てでマイナスイオンを含む風が送風されます。
ハンドルを折り畳むことでここまでコンパクトになります。
使わないときの収納だったり、旅行などで携帯するときに便利です。
仕様:「EH-NE2J」 VS 「KHD-1236」
EH-NE2J | KHD-1236 | |
温風温度 | 約110℃(TURBO時/室温30℃の時) | – |
風量 | 1.3m3/分(TURBO時・ノズル装着なしの時) | 1.1m3/分 |
マイナスイオン | 対応 | 対応 |
コード長 | 1.6m | 1.7m |
消費電力 | 1,200W(TURBO時) | 1,200W、600W(2段切換式) |
サイズ | 幅17.2x高さ20.8x奥行7.9cm | 幅194×奥行80×高さ198mm |
重量 | 約420g | 約420g |
付属ブラシ | 速乾ノズル | パワーイオンノズル |
折りたたみ | 対応 | 対応 |
海外対応 | 日本国内専用(変圧器の使用は故障の原因になる可能性あり) | – |
誰得な比較で申し訳ないですが、パナソニックの「EH-NE2J」とコイズミの「KHD-1236」の仕様を分かる範囲で比較してみました。
発売時期は大きく異なるものの両モデルはエントリーモデルの位置付けですが、目に付くのは風量について。「EH-NE2J」は1.3m3/分の性能を持つことが謳われていますが、一方のコイズミは1.1m3/分と風量はパナソニックが勝っているようです。その一方で重量については一緒のようですね。
以上、本機の特徴や仕様から、パナソニックの「EH-NE2J」は本体重量が約420gと軽量でコンパクトサイズでありながら1.3m3/分でパワフルな風量を持ち、外付けのマイナスイオン吹出口を持つことが特徴のヘアドライヤーであることが分かりました。
感想:音も静か!?コンパクトで軽くてお手頃価格のヘアドライヤー
「EH-NE2J」を使ってみた感想ですが、ヘアドライヤーが新しくなったことで風量が増えましたが、1,200wモードで使用したときの音については「EH-NE2J」の方がいくらか音が抑えられていると思いました。もちろん1,200wモードでの動作なのでうるさくないと言ったら嘘になりますが、「KHD-1236」と比べると明らかに不快な音がなく、意図的に音を静かにしている印象を持ちました。
また、重量が約420gとヘアドライヤーでは軽量な部類に入るので、手に持っている最中に腕や手が疲れてくるなんてことはありませんでした。
濡れた髪をどれだけ早く乾かせるかについてはどちらもほぼ一緒。速乾ノズルの効果はあまり感じられなかったですね。ただ、僕は髪をあまり伸ばしていないのですぐに乾かせますが、女性など髪の長い方だとこの風量では乾かすのに時間がかかるだろうなと思いました。パナソニックのラインナップに「EH-NE4J」という大風量モデルがあるので、髪の長い方はそちらがいいかもしれません。
髪をセットしたあとの仕上がりについてもほぼ一緒という印象で、水に濡れたペチャンコの髪でも短時間でフンワリとボリュームのある髪にセットすることができました。仕上がりに不満はありませんが、外付けのマイナスイオンで差が出るかと思ったのですが、目に見える違いは現れなかったですね。
パナソニックの「EH-NE2J」は、音が静かでコンパクトサイズで軽くてお手頃価格なヘアドライヤーを求めている方にオススメできるのではないかと思います。実際のところ多くを求めなければこれで十分と言えるのではないでしょうか。