エレコム「DH-SW31BK/E」(HDMIセレクター)レビュー

自室に設置している液晶テレビに、2007年に発売されたソニーの「KDL-40V3000」(ブラビア)を使っています。

当時、家電量販店で勤務していたときに自ら購入したもので、黒物売り場の壁一面に展示されているテレビを少し離れた場所から見比べたときに、最も画質が綺麗に見えたのがこのテレビで、それまで使っていた28型のブラウン管テレビからのステップアップだったので一回り以上大きいサイズが欲しかったことと、10万円代前半で買えることが購入の決め手になりました。

フルHDの40型ではあるものの倍速駆動に対応してない点がネックでしたが、地上デジタル放送への移行で世間が躍起になっていた時代だったので、いずれ近い内にテレビを買い換える必要があったので僕も勢いに乗って購入したわけです。そう言えばあの頃は家電エコポイント制度がありましたね。

そしてKDL-40V3000を使い始めてから10年が経過しました。たまに入力切替時の反応が遅くなる症状が出ることがありますが、大きな故障や不具合を起こすことなく稼動しています。

このKDL-40V3000ですが、HDMI入力端子が2つしかありません。端子にはパソコンとPlayStation 4が接続されて空きがない状態なので、追加でゲーム機やレコーダーなどのHDMI機器を接続したいときは、テレビに接続されているいずれかのHDMIケーブルを抜いてから別のHDMI機器に差し替える手間が必要な状態でした。

そんなときはHDMIセレクターを使用してHDMI端子を増設することで、HDMIケーブルの無駄な差し替え作業を省略することができますが、当時、家電量販店で勤務していたときにあったHDMIセレクターは、価格が1~2万円程でしかも外部電源が必要なタイプだったので、個人的に手が出しにくく、価格も熟れてくるまでにまだ時間がかかりそうだと感じていました。

直後に家電量販店での勤務を辞めてから大分時間が経ち、最近になってからふとHDMIセレクターが気になったので調べてみると、価格もだいぶ落ち着いて外部電源不要のタイプが発売されていることが分かりました。

「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」やレコーダーなど今後追加で接続したい機器があることと、手頃な価格で試してみる価値はあると思ったのでHDMIセレクターを購入してみることにしました。

購入したのは、エレコムの「DH-SW31BK/E」です。HDMI入力を3つ搭載し自動切替機能に対応、外部電源不要で2,000円ほどで購入できることが特徴の安価なHDMIセレクターです。

実は購入したのは今から半年も前で、買った後に満足してしまって最近まで放置していました。バッファローの「BSAK302」と悩んだ記憶があるのですが、何故エレコムを選んだのか記憶が曖昧だったりします。多分、DH-SW31BK/Eに搭載されている自動切替機能や、HDMIケーブルが同梱されてることに惹かれたのかもしれません。

エレコム「DH-SW31BK/E」レビュー

こちらがDH-SW31BK/Eのパッケージです。購入店舗はAmazonで、価格は2,000円ほどでした。

まず驚かされるのはそのパッケージで、一見するとただのダンボールにしか見えません。最初は間違ったものが届いてしまったのかと焦るかもしれませんが、DH-SW31BK/Eはこれが正常です。

同梱品

パッケージを開封すると、HDMIセレクター本体、HDMIケーブル(1m)、保証書が入っています。

取扱説明書が入ってないのはちょっと不親切かもしれません。僕のだけかな?と思いましたが、Amazonのレビューを拝見すると他の方のも入ってないようです。

HDMIセレクター

DH-SW31BK/EのHDMIセレクターです。USBメモリーは大きさの比較用に並べてみました。

手の平に乗せられるほどのコンパクトサイズなので設置場所を専有することなく、目立たずスマートな設置をすることができますが、重量はとても軽いので設置の際にHDMIケーブルの撓り(ケーブルの反り曲がろうとする弾力)に負けてしまうことも考えられます。

底面の四隅には4つの小さな滑り止めが付いてますが、本体が横を向いてしまうときに正面を向けて設置したい場合は、両面テープなどを使って固定すると良いかもしれません。

特徴

機能的な特徴を見てみると、

  • HDMIセレクターに接続した機器の電源が入ると、入力が自動で切り替わる機能
  • ACアダプター(外部電源)なしで動作可能
  • 解像度は1080p(1920×1080)、WUXGA(1920×1200)まで対応
  • 3Dテレビ対応
  • PlayStation 4/3、Nintendo Switchの動作確認済み

などが挙げられます。

HDMIセレクターに接続した機器の入力切替は、本体の天面にあるスイッチを押すことで、手動で切り換えることもできます。

注意したい点として、普及率が今後増えていくことが予想される4K解像度には対応してないことが挙げられます。

背面のHDMIポート

こちらはHDMIセレクターの背面です。

背面には3つの入力端子と1つの出力端子を備えています。これはつまり、HDMI機器(ゲーム機・パソコン・レコーダーなど)を最大3台まで接続し、1台の出力装置(テレビなどのディスプレイ)に映像を映し出すことができます。

またこれとは別に、2つの入力端子と1つの出力端子を備えた姉妹品「DH-SW21BK/E」がエレコムから発売されています。本体サイズは変わらずAmazonだと価格はほとんど同じなので、せっかく買うなら当エントリーでレビューしているDH-SW31BK/Eをおすすめします。

外部電源用USBポート

DH-SW31BK/Eは外部電源不要で動作することがアピールされていますが、接続した機器との相性や動作状況、電源不足などにより、画面が自動で切り替わらなかったり画面がチラつくなど、外部電源なしの状況下において必ずしも正常に動作するわけではないようです。

エレコムのホームページには、このように記載されています。

外部電源なしで使える

HDMI機器から電力を供給するため、ACアダプタなど外部電源を必要とせずに利用可能です。

※接続機器の種類、接続機器の動作状態によっては HDMIからの電源供給が不足し動作が不安定になる場合があります。 画面が明滅する等、動作が不安定な場合は 本体側面の外部電源ポートに電力を供給してください。

引用 DH-SW31BK/E(エレコム)

動作が不安定なときは、本体右側に備わっている電力供給用のUSBポート(microB)から電力を供給することで動作が改善される可能性があります。

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ACアダプター「MPA-ACMCC154WF」

エレコムのACアダプター「MPA-ACMCC154WF」も合わせて購入しました。

先にもご案内したように、DH-SW31BK/Eは外部電源を必要とせずバスパワーで動作しますが、場合によっては動作が不安定になるなどデリケートな一面を持っているようで、万が一動作が安定しないときの電源供給用に購入したものです。

MPA-ACMCC154WFは漫画のような顔が描かれた可愛いデザインで、Amazonの「よく一緒に購入されている商品」にこのACアダプターが表示されていたので深く考えずに購入しました。購入したのは半年前ですが、今見てもよく一緒に購入される商品のままですね。

DH-SW31BK/Eの推奨ACアダプターなので、外部電源用にACアダプターが必要であればこれを選んでおけば間違いないでしょう。

ちなみに、microUSBに対応したACアダプター(5V/500mA)があれば、追加で購入する必要はありません。スマートフォンなどの充電用で使っていたACアダプターが余っていれば、流用して使うことができると思います。

配線と使い方を簡単に説明

取扱説明書が付属されていないので、接続方法が分からない方のために簡単に解説してみます。

まず配線ですが、HDMIセレクターの「出力」とテレビ側のHDMI(入力)を本製品に同梱されているHDMIケーブルで接続し、HDMIセレクターの「入力」にお手持ちのHDMI機器(ゲーム機、レコーダーなど)を接続すれば配線はOKです。

続いて、テレビの電源を入れてテレビ側の入力切替をHDMIセレクターを接続した端子に合わせた後に、HDMI機器側の電源を入れます。

するとHDMIセレクターの自動切替機能が働き、電源を入れたHDMI機器の画面が自動的に表示されます。

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DH-SW31BKとの違いは?

エレコムのHDMIセレクターには、今回僕が購入したDH-SW31BK/Eの他に、「DH-SW31BK」という型式のそっくりな商品がありますが、双方にどういった違いがあるのでしょうか?

これは恐らく、DH-SW31BK/Eの型式の末尾にある”E”がエコパッケージであることを表していて、エレコムのホームページを覗いてみると、本製品が環境に配慮したパッケージを採用していることが記載されています。

梱包に使われるプラスチックなどが極力省かれているので、環境に優しく、開封も簡単で、出るゴミが少ないといったメリットがあります。だからこそDH-SW31BK/Eは、無地のダンボールが使われた簡易なパッケージなんですね。

家電量販店などで購入できるパッケージは、”E”が付かない、DH-SW31BKの型式が流通していると思われます。機能は変わらないみたいなのでどちらを購入しても問題ないでしょう。

レビューまとめ(感想・評価)

HDMIセレクターにパソコン(Windows 10)とPlayStation 4を接続して使っていますが、本製品の特徴である外部電源なしで動作する点と自動切替機能は、ほぼ問題なく働いていることが確認できました。

幸いなことに僕の環境では、ACアダプターを使わずとも映像が乱れたり途切れたりすることは一度も起こっていません。このことから外部電源用に購入しておいたACアダプターは使わずじまいです。

ACアダプターを使わずに安定した動作を実現しているので満足度は高いですが、ひとつ誤算だった点を挙げると、自動切替機能はテレビの入力切替をHDMIセレクターに合わせておかないと働かないということです。

例えばPlayStation 4の場合、地上デジタル放送やBS放送を画面に映していても、PlayStation 4の電源を入れると自動で入力が切り替わることでゲーム画面を表示することができます。※PS4本体設定のHDMI機器制御が有効な場合。

しかしこのHDMIセレクターは、テレビの入力切替がHDMIセレクターに合ってないと自動切替機能が働かないことが分かりました。”自動切替機能”という言葉を見て、先に挙げたPlayStation 4の例と同じことができると勝手に思い込んでいました。大きな問題ではないのですがちょっと迂闊でしたね。

ちなみにPlayStation 4をHDMIセレクターと接続した場合でも、HDMI機器制御が有効に働くことを確認しています。

また、本体正面の左側には接続中のHDMI機器の入力番号を示す3つの赤色LEDがありますが、輝度が低いのでたとえLEDの光が視界に入っても、煩わしさを感じさせない配慮が嬉しく感じました。

当時のHDMIセレクターはサイズが大きかった記憶がありますが、DH-SW31BK/Eは手の平に乗るほどまで小型化し、それでいて外部電源不要、Amazonのレビューを拝見すると不具合報告が多少見受けられることから、使用する以前は本当に仕様通りの動作をするのか半信半疑な部分がありましたが、実際に使ってみると問題なく動作していることが分かり、事前にあった不安はすべて払拭されて今は十分に満足しています。

エレコムのDH-SW31BK/Eは、フルHD(またはHD)テレビのHDMI端子を、安価且つスマートに増設したい方におすすめしたいHDMIセレクターです。

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