かつて夕方や早朝の時間帯を使ってジョギングをしていた僕でありますが、夜勤の仕事を始めてからは外に出て運動することもなくなってしまいました。人や交通量の少ない場所や時間帯を走ることが多かったですが、外が薄暗いと夕闇にまぎれてしまうため、安全性の確保という観点で自分の存在を周囲にアピールできるLEDライトを二の腕に巻きつけていました。
このとき使っていたのが、ジェントスのLEDセーフティバンド「AX-710GR」と「AX-830RD」です。両モデルは発売時期や発光する色が異なるもののほぼ同じ製品と言えます。バンド(輪っか)なので装着は簡単だし、LEDは輝度が高いので薄暗い夜道では抜群の効果を発揮してくれました。
そんなジェントスのLEDセーフティバンドから気になる新製品「SL-A01R」が発売されました。見た目は従来品と然程変わりありませんが、USBで充電できることと1本のバンドで赤・緑・青の3色を発光できる特徴を持っており、おそらくほぼ同じ特徴を持っていた前モデル「AX-R100」の後継品として新発売されたものと思われます。
ジョギングは止めてしまったし、もし必要であればこれまで使っていたのが手元にあるのですが、Amazonの欲しいものリストに入れておいたら気になって仕方なかったんですよね。ただ何故かAmazon販売分なのに定価以上の値段がしばらく付いていて謎だったんですが、何かの拍子でガクッと値段が下がったのでいいタイミングだと思って購入してしまいました。
当エントリーでは、ジェントスのLEDセーフティバンド「SL-A01R」をレビュー(評価)していきたいと思います。
ジェントス「SL-A01R」レビュー
パッケージ
こちらがジェントスのLEDセーフティバンド「SL-A01R」のパッケージになります。3つのカラーをアピールするポップなフォントやスペックの記載など情報量の多さに目が行きます。製品が見える状態でパッケージされているので店頭で購入しやすいのもいいですね。
ちなみにジェントスの公式オンラインショップによると、価格は1,980円(税抜き)となっています。
特徴
こちらはパッケージの裏面になります。
目立った特徴として1本で3つの色(赤・緑・青)を発光できること、点灯と点滅の切り替えができること、USB充電できること、防滴仕様(生活防水程度)などが挙げられます。興味深いのは色によって点灯(点滅)時間が異なること。赤色が最も燃費が悪いみたいですね。
充電時間は約4時間かかり、約300回充電を繰り返すと初期の充電容量から30%ほどバッテリーが劣化するようです。
付属品
開封すると、LEDセーフティバンド、micro USBケーブル(20cm)、取扱説明書が付属されています。
LEDセーフティバンド
こちらがLEDセーフティバンド(本体)になります。
LEDは中央の半透明の箇所が発光する仕組みになっています。また黒いテープ状の部分はバンド(面ファスナー・マジックテープ)となっていて、二の腕などに巻きつけるときに使う留め具の役割を果たします。
個人的に、おっ!と思ったのが反射板(↑オーバル状の部分)が復活したこと。冒頭に添付したURLでも書いているのですが、「AX-710GR」では付いていた反射板が「AX-830RD」では省かれていたのが印象に残っていたんですよね。
加えてバンドの装着方法が、「AX-710GR」と同じでサイズを調節できるタイプになりました。一方の「AX-830RD」はバンドの取り外しができるようになっていたのです。この違いは添付したURL(AX-830RDのレビュー記事)でも記載しています。改めて読み返してみると、個人的には「AX-830RD」のバンドを評価していたようです(笑)
ちなみに質量は約34gと従来品の中でも最軽量になっているようです。ボタン電池が不要な分だけ軽くできたみたいですね。
USBポート
本体の裏側には充電用のUSBポートが備わっていて、コネクタの形状はType-Bが使われています。
ポートはカバーで被せることができるので屋外での使用でも安心。ちょっとした雨やホコリ程度ならカバーが防いでくれるでしょう。
ボタンひとつで全操作
操作はボタン一つで、点灯、色の切り替え、点滅、消灯とすべてを行うことができます。
ボタンを長押しすると電源が入り最初は赤色が点灯します。色の切り替えは電源を入れてから1.5秒以内に再度ボタンを押すと、赤→緑→青(以降は赤に戻ってループ)の順で切り替えることができます。1.5秒を過ぎると色の切り替えができなくなり、ボタンを押すと点滅し、長押しすると消灯となります。ちょっと操作が複雑なので最初だけ慣れが必要かもしれませんね。
色のチェック
上から、赤、緑、青の順で点灯してみました。見てくださいこの蛍光色!画像からも光の眩しさが伝わるのではないでしょうか。それくらいに明るい光を点灯してくれます。これなら暗い夜道でジョギングしたりお散歩していても安心のレベルが高まりますよね。僕は実物を見たことはありませんがコンサートで使うペンライトに近いかもしれません。
なお、バッテリー残量が少なくなってくると色が次第に薄暗くなってくるので、そのときは充電が必要になります。
AX-820RD、AX-710GRとの比較
この記事でも紹介している「AX-820RD」(左上)と「AX-710GR」(右上)ですが、名前だけ挙がっていてもイメージが沸かないと思うので、今回購入した「SL-A01R」(下)を並べて比較してみました。
こうやって比べてみると、ジェントスの考えるLEDセーフティバンドの根本的なデザインや使い勝手は昔から一貫しているようで変化が少ないことが伺えると思います。
ちなみにこの中で最も古い製品が2014年8月に購入した「AX-710GR」ですが、この撮影のために数年ぶりに電源を入れてみましたがLEDは問題なく点灯しました。もちろん「AX-820RD」も問題なし。ただ経年劣化に弱いのかLEDの部分が黄ばんでいたり、「AX-710GR」のバンドの貼りが弱くなってきている印象を受けました。
やはり赤、緑、青の3つの色がこの1本で賄えられるのは大きなメリットではないでしょうか。
動画で利用シーンを掴む
こちらの動画はジェントス公式のYouTubeチャンネルで公開されている、LEDセーフティバンド「AX-710GR」の紹介動画です。
製品は異なりますが、こちらの動画で「SL-A01R」の利用イメージをあらかた掴むことができます。
まとめ:暗い夜道でのジョギングやお散歩に最適のLEDライト
本来であれば実際に「SL-A01R」を装着して外でジョギングしてみたかったのですが、生活リズムの問題だったりジョギングウェアがどこかにいってしまったので、今回は二の腕への装着に留めています。
装着して思ったのは、僕が持っている従来品と何ら変わりのないフィット感、操作感であること。変化がないからこそ従来品と同じように扱えることが分かったので安心できました。
その日の気分で色を変えてみたり、面倒なボタン電池の調達や交換の手間が省けるのが「SL-A01R」の良いところ。ジェントスから単色&ボタン電池式が併売されていますが、価格もさほど変わらないのでそれだったら「SL-A01R」を選んでみるといかがでしょうか。暗い夜道でのジョギングやお散歩などにぜひ携帯したいLEDセーフティバンドです。