突然ですが、フォークリフトの免許を取得しに講習所に通うことになりました。理由は色々あるのですが、今月になって急遽取得してみようと思ったわけです。
フォークリフトっていうと工場や倉庫などで動いているのを遠目から見たくらいで、重いものを持ち運ぶ重機として現場で活躍していることは知っていますが、運転はもちろんしたことはありません。
唯一の接点が「シェンムー」というゲームで、主人公の芭月涼が香港に渡航するための旅費を稼ぐために、横須賀港の倉庫でフォークリフトのアルバイトをするミニゲームをやったことがあるくらい。
ゲームとはいえフォークリフトって意外と操作が難しくて、普通の自動車と違ってハンドルをきると前輪ではなく後輪が左右に動くんです。クイックイッと癖のある動きをするので、慣れるまでにちょっと時間が掛かってしまいました。仕事前にバイト仲間とフォークリフトのレースがあって、順位ごとにフォークリフトのミニカーが用意されているので、結構ムキになって必死で練習したりもしました。
今回は数ある講習所の中で、栃木県小山市にある「わたらせ技能講習センタ 小山講習所」でフォークリフト免許を取得することにしました。最初は地元で受けようと思いましたが、地元だと講習を受けれる日付があらかじめ決まっているのですが、わたらせ技能講習センタだとフォークリフトの講習を毎日実施しているので、事前の予約は必要なものの自分の好きな日にちを講習日に指定することができます。急ぎで免許を取りたい方は、こういった講習所を探してみると良いかもしれませんね。
フォークリフト免許の取得までにかかる日数は自身の持つ資格によって変わるようで、普通自動車免許を持っていれば4日で取得することができます。内訳は学科が1日、実技が3日になります。
ちなみに僕は、最初の1日目を学科にして残りの3日を実技にしましたが、例えば1日目に実技をして、2日目に学科、3・4日目を実技に…、ということもできるようです。
今回はわたらせ技能講習センタ 小山講習所で、4日間をかけてフォークリフト免許の取得にチャレンジしてみましたので、その過程や感じたことなどを記事にまとめておこうと思います。
わたらせ技能講習センタ 小山講習所
こちらが、わたらせ技能講習センタ 小山講習所です。
撮影時間は朝7時30分くらいでしょうか。講習所の朝は早いですね。
受付を済ませる
朝7時50分までに事務所に入って名前を告げて、フォークリフトの講習を受けに来たことを告げます。
費用40,000円を支払うとテキストを渡されて、今度は写真撮影で別室に案内されます。このときにお弁当(500円)を注文することができます。自分でお昼を用意できない場合は講習所で注文しましょう。但し注文できない日もあるそうなので、この辺も予め要確認です。
写真撮影を済ませたら教室に入り、学科の講習が始まるまで暫く待ちましょう。
受講者は5人だった
8時の集合時間に近づくと他の受講者さんたちも次第に教室に集まってきました。
1日目の学科では受講者さんが全部で5人いて、そのうちのひとりがパキスタン人で日本語にまだ不慣れな部分があるようで、通訳者さんが1人付き添われていました。
あともうひとり、中国出身の方もおられました。だいぶ前に日本国籍を取得しているようで日本語を普通に喋っていました。
朝8時~16時くらいまで学科の勉強
学科の先生は70歳位の元気なお爺さんで、最初に自己紹介をしてくれたのですが名前を忘れてしまいました。ゴメンナサイ…。
この先生ですが、トークもうまいし一度喋りだすと口が止まらないタイプのようで、学科が終わる8時~16時まで休憩を除いてノンストップで喋っていました。しかもテキストの中身が全部頭に入っているようで、これまで相当長い間、学科の講習を受け持ってきたんだなという印象を持ちました。
ずっと喋ってますが、「これ分かる?」と問われても名指しで回答を求められることはほぼなく、試験に出る箇所を繰り返し重点的に教えてくれる優しい先生でした。
話を聞いていれば試験は合格できる
学科講習を受けている中で、試験に合格できるか不安になることもありました。フォークリフトの各装置の名称、役割、法令などこの日初めて知ることばかりだし、世間ではフォークリフトは受かるのが当然のような風潮がありますが、正直ちゃんと勉強しないと危ないと思いました。
フォークリフトについてイラスト、写真、模型を使って解説しますが、実際に自分の目で見たことがないのでちょっと頭の中でイメージしにくい部分があったのも事実。最初に実技を選択してフォークリフトを間近に眺めておけば、ちょっとは印象が違ったのかなとも思ったりしました。
ちなみに学科の試験には無事に合格。自信のない問題もあったのでホントかどうかわかりませんが、ありがたいことに満点だったみたいです。
そもそもフォークリフトを運転する上で、「明らかにこの行為はやばいだろ…」的な一般常識な問題も含まれていたので、フォークリフトの知識がゼロでも答えられる問題はあったし、先生が重点的に教えてくれた箇所をきちんと覚えさえすれば、学科試験は普通に合格できる仕組みになっているように感じました。
熱心の人だと、あらかじめ市販のテキストで予習する人もいるかも知れません。たしかにそれは素晴らしいことだと思いますが、実際は講習所に全部お任せすれば無問題。講習所で貰えるテキストと先生のお話だけで十分です。
試験は10分くらいで終わるボリュームで、合格できればその場で帰路についてOK。4時30分位には帰宅できると思います。なお、試験に落ちてしまうと補習を受けなければならないようです。
ちなみにネットの評判を見ていると、学科試験は寝てても儲かるという意見が目立ちますが、事前に知識があるならまだしも、知識ゼロの人が寝ていたら恐らく合格は難しいと思います。試験は問題を読んで正解or誤りのどちらかに○を書くだけなので、運が良ければ合格できるかもしれませんけどね。
学科の感想まとめ
わたらせ技能講習センタ 小山講習所で、フォークリフト免許1日目の学科講習が終了しました。
最初にテキストを渡されたときに、こんなに分厚いテキストを全部覚えなくちゃならないのかと焦りましたが、実際に使用するのは学科の試験で出題されるごく一部の範囲のみだったので、テキストの大半はほとんど使いませんでした。
また、講習は試験に出題される箇所を重点的に教えてくれるので、先生の話をきちんと聞いていれば試験はきっと合格できると思います。僕と同じように学科の試験で不安になる方も多いと思いますが、真面目に話を聞いていれば学科の試験は問題なく合格することができるでしょう。
それと講習日の前日は睡眠時間を確保しておきましょう。寝てないと学科は眠くなってしまうので(笑)
アクセス
わたらせ技能講習センタ 小山講習所へのアクセス方法です。近くには思川が流れていて、田んぼに囲まれた長閑な場所にあります。
追記:実技編を投稿しました
初日の学科を終えて、残り3日間の実技講習を通じて得た感想を新たに投稿しました。興味のある方は下記に添付したURLよりどうぞ!