バンダイ「FG 1/144 MS-06F ザクII」レビュー。やられ役なんて言わせない!組み立てて気づくザクIIの魅力

新型コロナウィルスの蔓延をきっかけに、自宅で巣ごもりしながらできる新しい趣味にプラモデルをはじめました。子供の頃は「ミニ四駆」や「元祖SDガンダム」のプラモデルに夢中でしたが、成長するにつれて自然と興味が薄れていってしまい、ここにきておよそ20数年ぶりにプラモデルの世界に舞い戻ってきたわけです。

スキルのない初心者なので悪戦苦闘しつつも、これまで下記のプラモデルを組み立ててきています。

自宅にいるときはパソコンもしくはゲームのどちらかに手を出していることがほとんどですが、自宅にいながら新しい趣味を持てないかと考えてみたところ...
自宅で没頭できる新しい趣味にプラモデルを始めました。どうやら近頃は僕と同じ考えを持つ人が多いのか、新型コロナウィルスの影響による巣ごもり需要...

そして今回挑戦するプラモデルですが、ガンダムに登場するジオン軍のモビルスーツ「ザク」を組み立ててみることにしました。個人的にザクはガンダムに無双させる”やられ役”のイメージが強い印象がありますが、ガンダムを象徴するモビルスーツのひとつであり、前回組み立てたガンダムとペアで並べたいのでザクをチョイスしたわけです。

購入したのはバンダイの「FG 1/144 MS-06F ザクII」を選びました。数あるガンプラの中で”FG”(ファーストグレード)というカテゴリの商品になりますが、FGシリーズは部品総数が少なく、それでいて接着剤不要なので組み立てやすいことや、塗装がされていないので塗装スキルの向上にも役立てられることはもちろん、300円という価格の安さで失敗を恐れず思いっきり正面から向き合える、プラモデル(ガンプラ)初心者に特におすすめできるキットと言えるのです。

早速組み立ててみましたので、当エントリーでは組み立ての様子を交えながらバンダイの「FG 1/144 MS-06F ザクII」をレビュー(評価)していきたいと思います。

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パッケージや中身を見てみよう

パッケージ

こちらが今回購入した、バンダイの「FG 1/144 MS-06F ザクII」になります。価格は300円(税抜)。

最近のガンダムにはまったくついていけない僕ですが、子供の頃に見慣れていたせいか、この絵を見ると安心感を得られます。イラストが醸し出す昭和チックな雰囲気が最高です。

そう言えば、この機体を見ると「ザク」という名称が頭に浮かんでましたが、正確には「ザクII」が正解なんですね。

説明書

こちらは説明書にあるザクIIの完成イメージ図です。

改めて見てみると、簡素だし地味なデザインなんだけど、戦うために作られたモビルスーツであることを伺わせるスパルタンな雰囲気が最高だと思います。

本キットの部品はザクIIをイメージさせる緑色でランナー全体が着色されているため、必要に応じて胴体、モノアイ、膝、マシンガンなどに塗装を施す必要があります。

色を付けずにそのまま素組みするのもいいですが、オリジナルのザクIIに仕上げたい場合は、説明書記載のカラーガイドを参考に道具を用意すると良いでしょう。

また繰り返しになりますが、本キットは組み立ての際に接着剤を必要としません。部品を組み合わせていくだけでザクIIの形になります。

ランナー

こちらが本キットのランナーになります。全体が緑色なので素組みだけでもザクらしさを感じることはできると思います。

気付いた点として、同FGシリーズのガンダムと比べるとザクIIは部品総数が多いのか、両者を比較するとランナーが1枚分多くなっているようです。

塗装

ザクって緑色のイメージしかないけど…

まずは塗装ですが、前回組み立てたガンダムと同様にランナーのまま塗装を進めていくことにしました。部品を直接持つ必要がないので、塗装の際に手が汚れにくいのがメリットに感じています。

僕の頭の中にはザクIIは緑色のイメージしかなく、部分的に色の違いなんてあったかなと確認してみると、同じ緑色でも部位によって色が異なるんですね。例えば胴体は濃い緑色をしていました。

塗装はミスターホビーの「水性ホビーカラー スターターセット」を使い、筆を使って塗装しています。

独自に色を作る

部品にはあらかじめザクIIをイメージさせる色が付いていますが、質感を高めるために全身を塗装しました。

水性ホビーカラーのグリーン(緑)をベースに、イエロー(黄)とホワイト(白)を混ぜ合わせた独自の色です。試しに上記画像の左側の部品に塗装を施しています。右側の部品と比べてもオリジナル感を損なわず重量感も表現できて素人なりに上手くできたと思っています

うすめ液があると断然塗りやすい

それと今回は「水性ホビーカラーうすめ液」を使って、塗料を希釈したときと希釈しなかったときの比較をしてみました。

実のところ、うすめ液はこれまでに組み立てたフェアレディ280Zとガンダムの塗装にも使っていて、今回のザクIIでうすめ液で希釈せずに一部の部品を塗装してみたのですが、やっぱり筆の走り方が断然違うんですよね。

うすめ液は水のような無色透明の液体で、これを使うと筆が引っかかりにくくなるし、サッと塗れるのでそれが塗装時間の短縮にも繋がることに気づきました。また乾燥してしまった塗料であっても、うすめ液を使うと後片付けのときに塗料をキレイに落とすことができるのです。

蓋を開けたときだけシンナーの匂いが一瞬しますが、気になるのはそれだけ。個人的に筆塗装には必須アイテムですね。

ザクIIの塗装はガンダムよりも初心者向き

胸部はブラック(黒)で塗装しました。

ザクIIの胴体はグリーンとブラックの2色しか使わないので塗装は楽ちんです。前回組み立てたガンダムは胴体に、ホワイト、ブルー、イエロー、レッドと4色必要で、さらに狭い箇所に筆を入れる必要があるので難易度は高めでした。

また、ガンダムと比較するとザクIIのデザインは丸みを帯びているようで、筆を走らせやすく塗装しやすい印象を持ちました。この点がザクIIがガンダムよりも初心者向きだと思った理由です。

僕はまだプラモデルの初心者なので実験的にスキルの向上を探っています。筆による塗装もそのひとつで、これまでは縦横無尽に筆を走らせていましたが、それが悪かったのかムラができてしまってイマイチな塗装となっていました。

そこで今回は試しに筆を均一の方向に走らせるように塗装したてみたところ、ムラが目立たなくなり自分なりに満足のいく塗装に仕上げることができたので、一歩ずつですがスキルの向上ができたかなと思います。

ザクマシンガンの黒鉄色を自作

ザクの武器「ザクマシンガン」は一見すると黒一色にも見えますが、説明書には黒鉄色で塗装するとの指示がありました。でも「水性ホビーカラー スターターセット」には黒鉄色はないため、こちらの色も自作してみることにしました。

スターターセットに付属されている塗料からどうしたら黒鉄色が再現できるか考えた結果、ブラックをベースにゴールド(金)とシルバー(銀)を加えてみると、単なるブラックではなくキラキラしたラメが入ることで重量感を感じさせる色が出来上がりました。

ザクのホース

ザクIIを象徴する特徴的な部品が、このホース(パイプ?)。

ザクIIの首周り、腰、脚に備え付けられていて、機体に内蔵しちゃえば邪魔にならずに見た目もスッキリするのになぁ、なんて子供ながらに感じていたことをホースを塗装しながら思い出しました。

当時はインターネットなんてなかったですから今回初めてこのホースについて調べてみたところ、どうやらザクIIを動かすための動力が通っているそうで、前世代の旧ザクではこのパイプを機体に内蔵していたものの、排熱処理が追いつかずに機体の温度が上昇しやすかったため、旧ザクの稼働時間は短いものになっていたそうです。

こういう裏設定ってこれまで知る由もなかったですが、世界観に奥行きが出るし妄想も捗りますね。

部品の取り外し

塗装を終えたら、ニッパーを使ってランナーから部品を取り外していきます。

前回組み立てたガンダムでも同じことをやったのですが、このときに最初はゲート跡が残るようにわざと部品を取り外し、その後に部品に残ったゲート跡を処理しました。そうすることで部品を手で持ちながら好きな角度からニッパーを使うことができます。二度手間ですがこうすることでゲート跡をよりキレイに処理できるのかなと思っています。

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組み立て

前回の反省を活かせずいきなり失敗

組み立てに入る前にランナーから部品をすべて取り外したのですが、これが大失敗。

腕と足には一見すると左右対称の部品があるのですが、実は微妙に形状が異なるようで、説明書通りに部品をはめ込んだのに何故か関節が曲がらず…。このときはじめて部品を間違えて取り付けていることに気づきました。

部品をすべて取り外してしまうと部品ごと割り当てられた番号が分からなくなってしまうので、結果的にほぼ左右対称な部品があると組立てるときに困惑してしまうんですよね。

ガンダムを組み立てていたときも同じことを思っていたはずなのに反省点を活かせてないし、これが災いして間違いに気付いて右腕を分解しようとしたら部品が折れてしまう始末。

そしてもうひとつの失敗がこれ。ザクIIの左脚の股関節に取り付けた部品のゲート跡が気になったので処理するために一度取り外そうとしたところ、こちらの部品もポロッと折れてしまいました。

取り付ける前にゲート跡を処理していればこうはならなかったのなぁと、失敗続きでいきなりテンションだだ下がり…。セメダインで接着して修理はしましたが、左脚はもうあまり動かすことはできなさそうです。

完成までもうすぐ

気を取り直して組み立てを進めていきます。接着剤不要で部品をはめ込んでいくだけなので、組み立て時間はあっという間です。

それにしてもザクIIの脚のフォルムって美しいですね。

とりあえず組み立ては完了しました。あとはモノアイとかゲート跡に塗装を施せば完成です。

完成

ザクIIがついに完成!満足度はガンダムよりも高い

ついにザクIIが完成しました。左脚の股関節の部品が折れてしまったので立つことができるか不安でしたが、接着剤がいい仕事をしてくれたのでなんとか大丈夫そうです。

今まで考えもしなかったのですが、ザクIIの機体はガンダムと比べるとボリュームがあるし、曲線でフォルムが構成されている箇所が多いため、全体的に見ると不思議と女性のような優雅を感じつつも愛想すら感じられるんですよね。

こちらは後ろ姿。あっ、膝関節の塗装がまだできていない箇所がありましたね。

FGシリーズであっても、ザクマシンガンを構えるポーズくらいならできます。

感想:FGでザクIIの優雅なフォルムを堪能しよう

今回組み立てたザクIIですが前回のガンダムと同じFGシリーズということもあって基本的な組み立て方は同じだったので、途中で失敗はあったもののスムーズにできました。塗装も比較的満足にできたので少しですがスキルアップできたかなと思います。

また子供の頃から見慣れていた姿ではありますが、自分の手で組みあげたことでガンダムのやられ役のイメージが強かったザクIIへの見方が変わりました。優雅なフォルムに力強い重量感を漂わせながら、ザクマシンガンや左肩のトゲトゲといった武装で戦うためのモビルスーツであることを印象付ける、そんなザクIIに惚れ惚れしてしまうような魅力溢れるキットが300円で楽しめるのだから素晴らしい限りです。

初心者がガンプラを組み立てるならFGシリーズがおすすめです。学びが多く、きっと価格以上の経験を得ることができるはずですよ。

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