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PS5用USBハブ。アンサー「ANS-PSV008BK」レビュー。前面取り付けの一体型&バスパワーで見た目スッキリ

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PlayStation 5本体の前面のフロントパネルにあるUSBポートは、Type-CとType-Aがそれぞれ1つずつ搭載されています。僕は本体に付属していたUSBケーブルを使ってフロントパネルのUSBポートからコントローラーを充電しているのですが、そうすると残されたType-Aポートは背面に搭載されている2つのみとなってしまいます。

個人的にゲームで遊ぶ機会も減ってきているので今後どうするかは未定ですが、PlayStation VRをはじめマウスやキーボード、その他のUSBデバイスをPlayStation 5で使おうとしたときに、USBポートの空きが不足して困ることがあるんじゃないかと不安になってしまいました。まあ、PlayStation 4のときも同じことを思いつつ結局の所は大丈夫だったんですけどね。

PlayStation 5対応のUSBハブを検索してみると、どうやら1,000円台から商品がラインナップされており、なかにはPlayStation 5と違和感なくマッチするように専用にデザインされたUSBハブなんかもあるようで、前面に装着したときに違和感を感じないスッキリとした一体感を売りにしているようです。

あくまでも僕個人の予想ですが、今後のPlayStation 5は再設計が施されたスリムな新モデルが出てくるだろうし、そうなると現在発売されているこのようなUSBハブは適応不可による需要減により生産停止になるはず。バッファローなどが出している汎用性のあるパソコン向けのUSBハブを使うこともできるようですが、ケーブルでぶら下がるような格好になるので何だか格好悪い。それだったら一体型デザインのUSBハブを今のうちに手元に抑えておきたいと考えたわけです。

今回購入したのは、アンサーというメーカーの「ANS-PSV008BK」になります。Amazonで購入したのですが、実は僕のところに届いたのは運悪く不良品でした…。どうやらハブから出ているUSB端子が僅かに傾いていたようで、PlayStation 5のUSBポートに差し込むことができなかったのです。

正直そこで気分が萎えてしまったのですが、やはりこの「ANS-PSV008BK」を使いたかったので、不良品についてはAmazonが悪いわけでないのですが他の通販サイトで同じものを再度購入しました。到着後に確認してみると今度はUSB端子の傾きもなく真っ直ぐの状態で接続も問題ありませんでした。

PlayStation 5にUSBポートを増設したいとお考えの方もいらっしゃると思いますので、当エントリーではアンサーの「ANS-PSV008BK」を使ってみた感想や気づいたことなどをレビュー(評価)していきたいと思います。

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アンサーのPS5用USBハブ「ANS-PSV008BK」のご紹介

パッケージ

こちらが今回購入した、アンサーの「ANS-PSV008BK」になります。価格は1,500円ほどでした。

恥ずかしながらこのタイミングでアンサーというメーカーについて無知だったので調べてみたのですが、どうやらゲーム機の周辺機器を手掛ける日本のメーカーのようです。競合するところだとHORIが有名でしょうか。

USBハブのデザイン

こちらがUSBハブになります。縦長の台形のようなデザインが特徴的です。理由はPlayStation 5本体のフロントパネルにフィットするようにデザインされているためです。

PlayStation 5のフロントパネルには光沢が施されてありますが、このUSBハブにも光沢が施されてあるので、そういった意味での一体感も演出することができます。

ちなみに、PlayStation 5対応のUSBハブを調べてみると他メーカーから出ているこのデザインにそっくりなUSBハブがいくつか存在することが分かるのですが、なぜアンサーの製品を選んだかというと商品説明が日本語でしっかりと書かれてあることと、どこかで名前を聞いたことのあるメーカー(もしかするとモバイルバッテリーで有名な”アンカー”と混同したかも?)だったので選んでみたというわけです。

仕様における注意点

使えるポート数は、Type-A×4、Type-C×1となっています。

ここで注意したいのが本製品の仕様について。本製品におけるType-Aの規格はUSB2.0なので最大のデータ転送値は480Mbpsですが、どうやらType-Cについても内部的にはUSB2.0になっているのか、Type-Cの性能を引き出すことができなくなっているようです。そのためSSDなどの拡張ストレージをType-Cに接続してしまうと、本来の性能が発揮できなくなってしまいます。

なお、PlayStation 5には背面にもUSBポートがありますが、こちらはUSB 3.0に対応しているため拡張ストレージの増設に適しています。USBハブを使っている状態で拡張ストレージを接続したい場合は、Type-A端子のストレージを用意して本体背面のUSBポートを使うと良いでしょう。

そして念のためにもうひとつ。これは主にPlaySation 5を横置きにしている方に伝えておきたいのですが、USBハブのポートの向きが逆さま?になっているため、例えばUSBメモリーであれば刻印されているメーカーのロゴなどは下向きの状態で差し込むことになってしまいます。これはちょっと不格好かもしれません。

USBハブの裏側

USBハブの裏側には、Type-A端子とType-C端子の2つがあります。これらの端子をPlayStation 5のUSBポートに接続して使うわけです。

また、端子の周りの黒い部分はシートのような柔らかめの素材が使われています。おそらくフロントパネルを傷つけないための配慮だと思われます。こういった配慮は嬉しいですよね。

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PS5にUSBハブを接続してみた

アンサーのUSBハブ「ANS-PSV008BK」をPlayStation 5の前面のフロントパネルに取り付けてみると、このような見た目になります。

USBハブの厚みが出っ張りとして生じてしまいますが、専用デザインだけあってフロントパネルに溶け込むように取り付けることができます。これが一体型の魅力でしょうか。個人的には純正品のように馴染んでいると思いますがどうでしょうか。もちろんバスパワータイプなので外部電源が必要ないのも魅力だし、前面だとUSB機器の接続も手軽に行えるのもいいところ。

ちなみにPlayStation 5のスタンダードモデルだけでなく、デジタルエディションにも対応していますよ。

通電すると青色のLEDが点灯します。メーカー的に狙いがあったわけではないと思いますが、PlayStationのイメージカラーはたしか青色だったはず。そしてPlayStation 5の本体デザインが初公開された動画を見覚えのある方も多いと思いますが、あの動画で強調されている色は白と黒、そして青なんですよね。なのでこの青色が絶妙にマッチしているし、見た目のアクセントとしてもカッコいいと思いました。

ただし設置場所によってはゲームプレイ中にLEDが視界に入ることで眩しく感じるこもとあるかもしれません。通電時におけるLEDの消灯はできないようです。

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USBハブの動作検証

今回購入したアンサーの「ANS-PSV008BK」を使って、手持ちのUSB機器の動作検証をしてみましたのでその結果を報告します。

レストモード時のコントローラーの充電

PlayStation 5のフロントパネルのUSBポートの使われ方で最も多いと思われるのが、レストモード時のDualSensコントローラーの充電だと思われます。

いきなり残念な報告になってしまいますが、USBハブのType-Aポートを使ってDualSensコントローラーとUSBケーブルで接続してレストモードにしてみたところ、供給電力が足らないのか原因は不明ですがコントローラーに充電中を示すオレンジのライトが点灯せず、実際に充電もできていませんでした。

ただし、USBケーブルを接続した状態でPlayStation 5の電源が入った状態であれば充電は行えることは確認できました。どうしてもレストモードで充電したい場合は本体背面のUSBポートを使いましょう。

USBメモリーへの画像の転送

ゲーム内で撮影したスクリーンショットをUSBメモリーに転送するために、USBハブのType-AポートにUSBメモリーを接続してみました。

結果として、画像の転送は問題なく行うことができました。

キーボード・マウス(Bluetooth接続)

今回は僕が普段からパソコンで使用している、バッファローのキーボード&マウス(Bluetooth接続)「BSKBW10S」を使って動作検証をしてみました。レシーバーをUSBハブに取り付けてPlayStation 5の電源を入れると、ホーム画面の右上にいつもは見られないキーボードのアイコンが表示。それを見た瞬間にキーボードを認識していることが分かりました。

試しにPlayStation Storeにアクセスしてソフトの検索にキーボードを使ってみると、問題なく文字入力を行うことができました。

マウスについてですが、調べてみるとどうやら対応するゲームでないと使用することができないようです。サバイバル系のFPSタイトルがマウスに対応しているようですが、僕はこの系統のゲームはやらないのでマウスについては未検証となります。

ちなみにバッファローの「BSKBW10S」は2013年発売の製品だったようです。2022年現在で9年前の製品なので動作するのか不安もありますが、今回はキーボードの検証のみですがレシーバーを取り付けるだけで問題なく使用できることを確認できました。

Type-Cポートの動作検証

USBハブにはType-Cポートがありますが、あいにくこのポートを使うUSBデバイスを持っていないため動作確認は未検証となります。

感想:注意点はあるが純正のような一体感は魅力。PS5用おすすめUSBハブ

アンサーのUSBハブ「ANS-PSV008BK」を使い始めてからしばらく経過しますが、これといった不具合が起こることなく使うことができています。

改めてお伝えしておきたい注意点として僕が把握していることを述べますと、USBハブを経由するとレストモード時のDualSenseコントローラーへの充電ができなくなること、Type-Cポートの速度が低下すること、この2つが挙げられます。またPlayStation 5の形状に特化したデザインなので汎用性はほぼゼロ。実質的にPlayStation 5でしか使えないのが難点といったところでしょうか。

それでも僕が感じる最大の魅力は、まるで純正品かのように前面のフロントパネルに溶け込む一体感で、さり気なくUSBポートを増やしてくれるところ。バスパワーなので外部電源が必要なく見た目もスッキリ。マウスやキーボードをはじめヘッドセットなど様々なUSB機器を使いたい方におすすめのUSBハブです。