JR東日本の駅施設に設置されている自動販売機のacure。そのラインナップに「旨辛麻婆スープ」という、ひときわ異彩を放つ商品に目が留まった方も多いと思われます。
僕は仕事がら駅や電車を利用しているのでacureの自販機は毎日視界に入ってくるため、乾いた喉を潤す目的で利用する自販機に、麻婆スープという逆に喉が渇きそうな商品が置かれているのは面白いなと思っていたんですよね。ほかにも「おしるこ」とか「ふかひれスープ」なんてのもあったはず。
おそらく秋から冬にかけての寒い時期限定で販売されている商品で、駅ホームでの電車待ちの最中に寒さを凌いだり興味本位で購入する方が多いのでしょう。HOTでスパイシーな中華スープを口に含めば飲んだ瞬間に身体もポカポカになるはずです。
気にはなりつつもなかなか手が出せなかったのですが、そんな僕も興味に煽られてついに買ってしまいました。
身体がHOT温まりそうな、acureの「旨辛麻婆スープ」
こちらが今回購入した、acureの「旨辛麻婆スープ」になります。価格は140円(税込み)。
麻婆と聞いたら中華料理の麻婆豆腐が思い浮かぶのですが、どうやら豆腐は入ってないようです。そんな麻婆豆腐を彷彿させる赤を基調としたデザインの缶で、反射的に身体が温まりそうなイメージが沸き立ちます。
缶を眺めてみると具材として大豆そぼろが入っているみたいですね。それとacureと永谷園のロゴがあるので、両社によるコラボで開発されたスープということなのでしょうか。
感想:担々麺のスープを飲んでいるかのようで身体が芯から温まる
口にする前に中身が気になったので容器に移してみました。今回は購入後に冷蔵庫でしばらく保管しておいたので、容器に移し替えてから電子レンジで温めています。
油の浮いた赤茶色のスープは見た目的にも辛そうですね。
それと小さいながらも大豆そぼろも入ってます。頑張ってスプーンで掬えたのは1個だけですが、数えてみるとトータルで20個ちょっと入ってました。
撮影もほどほどに冷めないうちに飲んでみると、これはまるで担々麺のスープのようだと思いました。飲んだ瞬間に寒さが吹き飛ぶくらいに身体がカッと熱くなるので、ポカポカ作用を得ることもできます。
反面、塩っぱいかつスパイシーゆえに喉が渇くかもしれないけど、寒い冬に身体を温める目的で自販機を利用するなら、ホットのコーヒーやお茶をチョイスするよりもこの旨辛麻婆スープを選択するのも大いにあり。特にコーヒーやお茶はカフェインによる利尿作用があるので、トイレの回数が多くなる冬場において電車内でトイレを気にする方にもおすすめだと思います。
それと記事を書いている最中に、ドラえもんの映画「のび太の日本誕生」で雪山で遭難したのび太が、以前食べたラーメンのスープを残さなければよかったと後悔するシーンが思い浮かびました(笑)。寒い日にはこういった塩分の効いた中華系のスープが無性に恋しくなるのも分かる気もします。