ドコモ「ギガプラン上限設定オプション」に申し込んでみた。メリットとデメリットは?

20GBのデータ通信量で月額2,980円で利用可能なドコモの新しい料金プラン「ahamo」(アハモ)が発表されました。格安な料金で顧客を獲得しているMVNO通信事業者並の料金プランのサービスが本命のドコモから発表されたということで、世界基準では高額と言われる日本のデータ通信において、もはや革命とも言える大きな出来事となりました。

僕はこの20年の間、ドコモの回線を利用し続けています。なぜドコモを選んだかというと特に自分の意志ではなく、学生時代に携帯電話を持った方がいいということで親に連れて行ってもらったお店がドコモショップだったからです。そのときは当時はまだ珍しかったカラー液晶が採用されたばかりという理由で、三菱電機の「D502i」をその場で選んで契約しました。それからドコモの回線を維持したまま機種変更を何回か繰り返した後、現在はソニーのスマートフォン「SO-02K」を使っているわけです。

この間、毎月の料金の支払いについて自分の使い方以上にお金を支払っていると感じることもありました。他の通信事業者の低価格な料金に魅了されつつも、長年使い続けているドコモから離れる勇気が持てなかったことや、手続きの面倒さ等を理由にそのままドコモに高い料金を払い続けてしまったのでした。

現在は利用したデータ通信量に応じてステップ制で段階的に料金が上がる「ギガライト」を契約していて、1GBというステップ1の範囲内に抑えつつ、みんなドコモ割の適用でデータ通信にかかる費用は月額約2,000円で収まっています。しかし”収まっている”とは言ってもそれを実現するには相応の工夫が必要で、出先でスマートフォンを弄ってると月末には1GBを超えてしまいそうになることもあります。

1GBを超えるとステップ2へと移行して料金が上がってしまうため、外出時にはフリーWi-Fiの「d Wi-Fi」に接続したり、Wi-Fi接続時に閲覧したいサイトをダウンロードしておくなどしてデータ通信量を節約する工夫をしていました。

2019年2月にドコモのオンラインショップで在庫処分で売られていたAndroidスマートフォン「Xperia XZ1 Compact SO-...
ドコモのスマートフォンで料金プラン「ギガライト」を契約しています。家族もドコモの回線を契約しているので、割り引き効果で1GBまでのパケット代...

よくよく考えてみると、なんでドコモを20年も使っておいて、こんな切り詰めた使い方をしなければならないのかと怒りがこみ上げたことがあるのも事実(笑)。MVNOも視野に入れれば初めから安いところも多いし、楽天モバイルなんて1GBまでなら0円ですからね…。ドコモと合わなければ他に移ればいいだけの話ですが、僕の性格が災いして長く使ってしまった分だけ踏ん切りがつかないのです。そんなときに発表されたのがahamoでした。

月額2,980円と現在よりも1.000円ほど割高になってしまうものの、データ通信量が20GBも使えるのは魅力。しかし僕の使い方からして20GBというキャパシティはオーバーすぎるし、ケチな性分ゆえになるべく安く抑えたいのです。

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「ギガプラン上限設定オプション」が気になる


もう少し自分の使い方にフォーカスした料金プランが発表されないかと思っていたところ、ahamoの発表の数日後にドコモから「ギガプラン上限設定オプション」なる新サービスが提供されることが発表されました。

報道によると、これは「5Gギガライト」または「ギガライト」のステップ1の料金に抑えることができるサービスで、通常速度で1GBのデータ通信量に達したあとは128kbpsという速度制限がかかってしまうものの、そのまま使ってもステップが上がらないため料金超過の心配がなくなるサービスなんだそうです。

魅力的なサービスだと思ったのですが、ahamoの余韻が冷めぬうちに発表されたことや、128kbpsという速度がネックのためかあまり話題にならなかったように見受けられます。

メリット・デメリットは?

「ギガプラン上限設定オプション」のメリットとデメリットについて考えてみました。

メリット

データ通信を使った分だけ段階的に料金が上がっていくのがギガライト、5Gギガライトの特徴。追加で「ギガプラン上限設定オプション」に申し込むことで、データ通信がステップ1の上限に達しても、次のステップに移行することなくステップ1の料金を維持したまま使うことができます。

例えばギガライトを契約している僕の場合だと、ステップ1の料金2,980円から、みんなドコモ割の適用で1,000円引きされて、ステップ1であればデータ通信量は1,980円で収まります。いまは頑張ってこの額を維持しているのですが、本サービスに申し込むことでデータ通信を1GB以上使ってもステップ1の料金でストップがかかるため、月額のデータ通信量は1,980円で固定されることになります。

本サービスに申し込むことでステップ1で料金が固定されるため、使いすぎによる料金超過を恐れる心配がなくなります。

デメリット

ステップ1の料金のままデータ通信を使えるのが本サービスのメリットですが、やはり良いことばかりでなく留意しなければならないこともあります。それはステップ1の上限に達するとインターネット回線の速度制限が発生し、送受信で128kbpsという速度まで低下してしまうのです。

128kbpsと聞くと個人的にはISDNを思い出してしまいます。ISDNは電話回線を用いたインターネット回線で、個人宅向けインターネットの黎明期となる20世紀末にサービスが開始されました。調べてみると日本では光回線が主流となった現在もサービス継続中で、2024年まで使えるそうです。

個人的にインターネットで記事を閲覧したり、動画を閲覧するために最低限必要な速度は1Mbpsだと思っているのですが、それよりもさらに約8分の1も遅い速度です。

ISDNなど電話回線を用いたナローバンドが主流だった当時は、サイトにおける画像の掲載は読み込みに時間がかかる(画像は容量が大きいため)ことからウェブマスターは掲載枚数を減らす、または載せないなど閲覧者に対するマナー意識がありました。

またYouTubeなどの動画共有サイトもなかったので当時は128kbpsでもインターネットは快適だったかもしれませんが、今は高速なブロードバンドの普及によりそういった意識がウェブマスターから薄れたことで、WEBサイトにおける画像の掲載枚数の増加、デジタルカメラの高性能化による画素数の増加などによりサイト1ページにおける容量が大きくなった結果、現在のインターネットに128kbpsという速度でアクセスすると、ほぼどのサイトでも読み込みに時間がかかるし、YouTubeなどの動画共有サイトの利用もほぼ不可能。

ネットサーフィンという言葉とは無縁となり、画像がほとんど使われていないテキストベースのサイト以外、現代における128kbpsという速度はストイックな意識がないと使いこなすのは難しいと考えられるでしょう。

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とりあえず申し込んでみた

この際ahamoにしてしまえば回線速度の不安から解放されるのですが、先の節約に加えて自宅では光回線を敷いているためデータ通信量を1GB以内に抑えることはそう難しくはないし、ahamoにすると料金が上ってしまうことや、大きな問題ではないですがキャリアメールが使えなくなるといったデメリットが生じてしまいます。

いっそのこと楽天モバイルなどの他の通信事業者に乗り換えてしまう手もありますが、ドコモを20年も使っているとなかなか離れる決心もつかないし正直いまさら面倒です。

ということでメリット・デメリットはありますが、「ギガプラン上限設定オプション」に申し込んでみました。申込みは無料でドコモの公式サイトから行うことができます。とりあえずステップ1の上限に達しても料金の心配をせずに安心してネット接続ができるし、遅いのは分かっていながらも128kbpsという速度を身を持って体験してみたいという思いもあるためです。

2021年3月1日からサービス開始ということで記事執筆時点では未提供ではありますが、とりあえずこれでスマートフォンを使ってみて駄目だったらまた検討してみたいと思います。

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