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Win10(HDD搭載)の遅さはUSBメモリーで解決?ReadyBoostで高速化できるかも

2023年のブラックフライデーで、XiaomiのAndroidタブレット「Xiaomi Pad 6」を購入しました。主なスペックとしてSoCにはSnapdragon 870、メモリーには6GB or 8GBを搭載。普段使いはもちろんゲームも快適に動作する必要十分な性能を持つ端末ですが、このタブレットにはパフォーマンスを高めるためのさらなる機能として、ストレージの一部を仮想メモリーに割り当てる機能が備わっていました。

実は最近気付いたですが、どうやらこういった機能が最近のAndroid端末で流行っている(?)みたいで、AmazonなどでAndroidタブレットを眺めていると、その端末のメモリー容量が仮想メモリー込みの表記になっていることがあるようです。なので価格の割にメモリーがやたら大きくて不自然だなと思って調べてみると、こういうカラクリが絡んでいることに気付くわけですね。そしてこの気付きと同時に、Windows Vistaのパフォーマンスを向上させる「ReadyBoost」という機能の存在を思い出しました。

同OSを搭載したパソコンが市販されていた2007年~09年当時に家電量販店でパソコン担当をやっていたのですが、Windows Vistaは前世代のWindows XPと比べて高いCPU性能や多くのメモリーを必要とするようになったため、Windows Vistaを”快適”と言えるレベルで動作させるためにはパソコンに対して高いスペックが要求されました。そして店頭で市販されるメーカー製パソコンがWindows Vistaが”普通”と言えるレベルで動作するスペック(個人的な考えではデュアルコア&メモリー2GB以上)が増えるまでには、約2年ほどかかったと記憶しています。

お店が田舎だったのでパソコンに対しては素人のお客さんが多く、せっかく買ってもらったパソコンなのに動作の遅さで嫌な思いはしてもらいたくはありません。この間にパソコンを購入してくれたお客さんに対してメモリー増設の必要性をお話しし、ほとんどのお客さんに増設用のメモリーも購入してもらいました。なのでこの頃はメモリー増設を頻繁にやっていましたね。しかしながらメモリーを増設するには追加の費用が発生すること、加えてすべてのパソコンが対応するわけではありません。

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【ReadyBoostとは?】USBメモリーで手軽にPCのパフォーマンスをUP

そこで登場するのがReadyBoostです。これはパソコンにUSBメモリーを接続することで、USBメモリーの一部を仮想メモリーに割り当てる機能になります。メモリーの増設作業はパソコンのカバーを外すなどの工程が必要になりますが、ReadyBoostの場合はパソコンにUSBメモリーを接続し、ちょっとした設定をするだけという手軽さがあります。

通常、メモリーに入りきれないデータはその退避先としてハードディスクに一時的に書き込まれます。これを「スワップ」と言いますがハードディスクはデータの読み書きが低速なため、ひとたびスワップが発生するとパソコンの動作が著しく遅くなります。これがメモリー不足でパソコンが遅くなる主な原因になります。

ReadyBoostではハードディスクよりデータの読み書きが高速なUSBメモリーにデータをスワップさせることできるので、それがパソコンの高速化やパフォーマンスの向上に繋がることに期待ができるのです。ただし過度な期待は禁物。メモリーが増設できるのであればそっちのほうが絶対におすすめ。身の回りにUSBメモリーが余っているなら試してみる価値はあると思います。

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Windows 10でReadyBoostは使える?

実は僕が所有しているパソコンで、CPUにCeleron N3350&メモリー4GBを搭載したWindows 10があるのですが、このパソコンは性能がかなり低いので何をするにも待たされることが多いです。(それを承知で買ったわけですが…)

メモリー増設もできないし軽いストレスを感じつつ使っているのですが、今回ReadyBoostを思い出したときに、もしこのパソコンでReadyBoostが使えるのであれば少しでもパフォーマンスがアップするのではないかと閃いたわけです。しかしながらReadyBoostはWindows Vistaで登場した古い機能のため、現在主流のWindows 10でその機能が使えるのか正直怪しいところ。

調べてみたところ、Windows 10(Windows 11)でもReadyBoostに対応していることが分かりました。しかし試してみるとパソコンに搭載されているストレージがハードディスクじゃないといけないようで、SSDやeMMCだとReadyBoostを使うことができないことが分かりました。

使えない理由を考えてみたのですが、SSDやeMMCはハードディスクと比較してデータの読み書きが高速に行えるストレージなので、スワップが発生してもパフォーマンスが著しく低下しにくいことが理由なのだと思われます。

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ReadyBoostを使う方法

本来であれば画像を使ってReadyBoostの使用方法を解説したり、感想などを書いていきたいところですが、あいにく私のパソコンではReadyBoostが使えないため記事にすることができません。

下記に添付したURLはMicrosoftの公式サイトのものですが、そちらでReadyBoostの使用方法が解説されているので気になる方は是非アクセスしてみてください。

サイト Windows で PC のパフォーマンスを向上させるためのヒント(Microsoft)

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