当サイトの直近のエントリーで、Amazonのタブレット端末「Fire 7」とそれに対応した液晶保護フィルムのレビュー記事を投稿しました。AndroidをベースとしたAmazonの独自OSを触ってみたいと思っていたところ、AmazonのタイムセールでFire 7の価格が安くなったので試しに購入していたというわけです。
アクセサリーについては液晶保護フィルムのほか、Fire 7本体を傷や汚れから防いでくれるカバーも合わせて購入していました。正直カバーはなくてもいいかなと思ったのですが、せっかく手元に迎えるならキレイな状態を保っておきたいことと、Fire 7と同時購入すると1,000円引きになるキャンペーンをやっていたので、それならと背中を押されて購入しました。
今回購入したのは、Fire 7の2019年モデル(第9世代)に対応したAmazon純正カバーになります。互換品も多々あるようですが、特に拘りはなかったので無難な純正品を選びました。
手元に届いた後に早速使ってみましたので、当エントリーではFire 7純正カバーのレビュー(評価)を書いていきたいと思います。
Fire 7の使いやすさがUPする純正カバー レビュー
パッケージ
こちらが今回購入した、Amazonのタブレット端末Fire 7の純正カバーになります。AmazonのFireタブレットシリーズはこれまでにも幾度かモデルチェンジを繰り返しているようですが、本製品は2019年に発売された第9世代Fire 7に対応しています。
通常であれば価格は2,680円ですが、Fire 7と同時購入すると1,000円引きになるキャンペーンを常時(おそらく)やっているようです。
Fire 7のパッケージ同様に、目を引きつけるオレンジ色が良いですね。
デニム生地のようなカバー
全5色のカラーラインナップのうち、チャコールブラック(型式:53-018685)を選びました。
チャコールブラックを選んだ理由は、Fire 7のベゼルは黒なのでカバーも黒で統一したほうが画面も見やすいだろうし、目も疲れにくいだろうと思ったからです。最初はブルー、またはオレンジといった明るい色を選ぼうとしましたが、カバーを取り付けた状態で画面を見たときに、縁から少しだけはみ出たカバーの色が視界に入ると煩わしさを感じそうなのでやめました。
また、サンプル画像を見た時点では気づかなかったのですが、表面はジーンズのデニム生地のようにも見えてとてもオシャレで、綿布でできているのか触り心地はザラザラしています。安っぽさを感じさせないのもいいところ。
Amazonロゴ
純正品の証にAmazonロゴがプリントされています。
ケースの内側
本を捲るようにケースの蓋を開けてみると内側はこんな感じになっています。この右側にFire 7本体を取り付けます。
また、蓋の役割を持つ左側のカバーにはマグネットが内蔵されていて、磁石の力で蓋を閉じたまま固定できたりカバーの背面に貼り付けることもできるので、蓋がブラブラ垂れ下がるのを防ぐことができます。
Fire 7をカバーに取り付け
Fire 7をカバーに取り付けてみました。
取り付けと言っても工具は一切必要なく、上からはめるようにするだけです。サイズも隙間なくピッタリ合っているので一体感が抜群。カバーを付けたままでもガタガタしないし、さすが純正品といった感じです。
スタンドで縦置き・横置きができる
縦置き
横置き
純正カバーの特徴のひとつに、蓋の折り目に沿って二つ折りすることでFire 7を縦置きにしたり、横置きにしたりと、手で持つだけでなくカバーをスタンド代わりにすることができます。スタンドを使うと机の上に置いたままにできるので、片手で操作したり、楽な姿勢で動画の視聴もできるようになります。
それでも、傍から見るとすぐに倒れそうに見えるので安定してスタンドが使えるか疑問に思うかもしれません。
試したところ、特に縦置きでは画面上で指を左右前後に滑らせるスワイプ操作に弱い印象で、指の動かし方によってはFire 7がグラついたりすることがありました。このときの設置場所が滑りにくいところならまだいいのですが、滑りやすい場所だとやはり不安定に感じることもありました。設置場所を指先で擦ったときにツルツル滑る場所はやや不向きで、摩擦を感じる滑らない場所は適していると感じましたね。
このように一見便利そうなスタンドですが、やはり完璧ではなくデリケートな一面も備えていると言えます。
カバーを付けたまま各種機能が使える(microSDを除く)
カバーを付けたままでも、Fire 7の上部に備わっている電源、USBポート、マイク、ステレオジャック、音量調整、アウトカメラはそのまま使用することができます。
スピーカーもカバーが塞いでしまうことはないので音声は問題ありませんが、蓋を閉じるとカバーの中央部分がスピーカーを塞いでしまいます。しかしカバーを閉じるとFire 7は自動的にスリープモードに入るので問題にはならないでしょう。
ただし、microSDカードスロットのみカバーが完全に塞いでしまいます。microSDカードを頻繁に出し入れする場合は純正カバーはおすすめしにくいかもしれません。
まとめ:本体を守るだけじゃない、Fire 7がより便利になるカバー
純正カバーを使ってみた感想として、Fire 7を汚れや傷から防ぐのは当然のこと、先にご紹介したスタンド機能のほか、個人的に面白いと感じたのは蓋を閉じるとFire 7が自動的にスリープモードに入ったり、蓋を開けると自動的にスリープモードが解除されるのは便利だと思いました。どんなトリックが使われているのかと一瞬考えましたが、おそらくカバーに内蔵されたマグネットを検出してコントロールしているのだと思われます。
スタンドについてはもう少し安定性が欲しいところですが、カバーの蓋を支えにしているので癖があるのはある意味仕方ないところ。癖はありますがFire 7が勝手に倒れることは経験していないので、スタンド利用時に設置場所としっかり立たせることを意識すれば問題ないと思います。
ちなみに、手持ちにあるNexus 7タブレットでも通称風呂蓋と呼ばれた純正カバーを使っているのですが、こちらも純正とはいえスタンドについてはやはり不安定さを感じます。実際のところこんなものではないでしょうか。
それと重さが132g(間違ってなければ)あるので、Fire 7単体ではさほど重さを感じなかったものの、組み合わせるとちょっとだけズッシリ重くなってしまいます。こういうときはスタンド機能が役立つでしょう。
AmazonのFire 7純正カバーは、大切なFire 7を守るだけでなく、より使いやすくする機能を付加するなど純正品ならではの特徴が本製品の魅力。デニム調のデザインもオシャレだし、所有欲を満たせるおすすめのカバーとしてご紹介させていただきます。