コーヒーやお茶、カップラーメンなどを調理する際に、わざわざ離れた場所にある台所に行かずとも、お湯くらいなら自室で沸かせたらいいなと思い、電気の力でお湯を沸かすことができる電気ケトルを購入してみることにしました。
電気ケトルはこれまで使ったことがなく、連想すると何故かティファールが思い浮かんでしまうのですが、他にもどういったメーカーから発売されているのかと調べてみると、様々なメーカーから電気ケトルが発売されていることを知りました。
ティファールを選んでおくのが無難かと思ったのですが、あらかじめ目星を付けていたティファールの「BF805170」よりも容量が大きく、それでいて価格の安いヒロ・コーポレーションの電気ケトル「KTK-300」(EasyHome)を発見。
Amazonのレビュー数も4桁を超えて評価は概ね好評のようだし、スペック的にもコストパフォーマンスに優れていることが分かったので、予定を変更してヒロ・コーポレーションの電気ケトル「KTK-300」を購入してみることにしました。Amazonで購入し、価格は1,300円ほどでした。
早速使ってみましたので、KTK-300のレビュー(評価)をしていきたいと思います。
電気ケトル「KTK-300」レビュー
パッケージ
KTK-300のパッケージはこのような感じ。正方形のコンパクトな化粧箱に収められています。
付属品
パッケージを開封すると、電気ケトル本体、電源ベース、取扱説明書が付属されています。
取扱説明書はメーカーによってはインターネットからダウンロードできるWebマニュアルが存在していますが、ヒロ・コーポレーションの場合、Webマニュアルは配信していないようです。取扱説明書は紛失しないように大切に保管しておきましょう。
KTK-300のデザイン
KTK-300のデザインはこのような感じ。今回はグレーを選択しましたが、色違いのピンクも用意されています。
見た目はポットと急須の中間的なデザインでしょうか。角張った箇所がなく丸みを帯びているので可愛らしさを感じられることや、派手さはないのでどのようなインテリアにもマッチするシンプルで無難なデザインだと思います。
本体表面の中の様子が透けて見える部分には、0.3L、0.5L、0.7L、1L(最大)と目盛が印刷されてあるため、水を注水する際に参考にしたり、加熱の様子を確認することができます。
重さは約600g(電源ベースを含む)と軽量なので、子供でも片手で扱うことができます。
スイッチ式の電源
取っ手にはスイッチ式の電源が備わっています。
このスイッチですが、KTK-300には「空焚き防止機能」が付いているので、水が注水されていないときにスイッチを入れても電源は入らない仕様になっています。
内部(ニオイ、サビのようなもの)
内側はこのような感じ。水を入れるときは蓋を開けて注水します。内側はおそらく樹脂(プラスチック)で、底面のみステンレスになっているようです。
顔を近づけて中の匂いを嗅ぐと樹脂っぽいニオイはしますが、記事執筆時点で4回ほどお湯を沸かしているのですが、初回使用時と比べるとニオイは軽減されている気がします。他の方のレビューを拝見すると「ニオイいがなかなか消えない」という意見を散見しますが、あくまでも個人的な意見ですが、もしかすると水道水を使っている可能性(水の違い)は考えられないでしょうか。ちなみに僕は市販の水(ミネラルウォーター)を使っています。
あと画像だと視認しづらいのですが、ステンレスの部分にサビのような斑点模様が付いていました、これに気付いたのは2回目の使用時のことで、恐らく初めから付いていたものと思われます。
Amazonに投稿されたKTK-300のレビューには、このサビっぽい模様についての書き込みが寄せられていたので、おそらく個体によってはサビっぽい模様が最初からステンレスの部分に付着している可能性があると考えられます。印象が良くないので製品管理はしっかりとしてもらいたいところですが、1,000円強で購入できる安価な電気ケトルなので、この辺には目を瞑るしかないのでしょうか。
取扱説明書によると、これは赤さび(もらいさび)の可能性があり、もしそうであるなら衛生上は問題ないものの、気になる場合はドラッグストアなどで販売されている電気ケトル用の「クエン酸」を使って洗浄してくださいとのこと。
電源ベース
こちらは「電源ベース」になります。
コンセントに差し込む電源コード(75cm)が付いており、お湯を沸かす際はケトルをこの上に乗せる必要があります。コードの長さが75cmとやや短いので、使用する際はコンセントの近くに設置することになりそうです。
ちなみに、KTK-300の消費電力は800Wになります。ドライヤー、電気ストーブなどと同等の大きな消費電力が必要になります。
KTK-300の使い方
カップスター みそ味を調理してみた
電気ケトルでカップラーメンを調理する方も多いと思うので、手元にあった「カップスター みそ味」を使って、電気ケトルの使い方を簡単にご紹介してみたいと思ます、
水を注水する
まずはKTK-300に水を注水します。カップスターは330mlのお湯が必要なので、目盛を参考に必要な量の水を注水します。
KTK-300の蓋を開けて水を注水。注水が終わったら蓋を閉じ、KTK-300を電源ベースの上に乗せて最後に電源プラグをコンセントを差し込みましょう。
電源スイッチをONにする
準備が整ったら、KTK-300の取っ手にあるスイッチを入れて電源をONにします。
ランプの点灯を確認する
電源を入れると、KTK-300の底部にあるランプが赤く点灯します。赤いランプは水が加熱中であること表しています。
ちなみに加熱中にKTK300自身が発する動作音は無音ですが、水が沸騰していくると「ゴォ~」という沸騰音が聞こえてきます。沸騰音が聞こえてくると、そろそろ加熱が終わることを察知することができます。
また、加熱中であっても蓋の開閉を行うことができます。蓋を開けても電源が自動的に切れることはありません。
沸騰してきました
お湯がほぼ沸騰してきていることがKTK-300の窓から確認することができます。
今回は冷蔵庫で冷やしておいた約330mlの水を沸騰させましたが、沸騰までに掛かった時間は約5分ほどでした。
沸騰すると自動的に電源が切れる
沸騰すると安全装置が働くことで、スイッチが切れる「カチッ」という音とともに電源が自動的にオフになります。
お湯が沸くと勝手に電源が切れるので、無駄な電気代が掛からないし安全面にも優れた素晴らしい機能だと思います。
カップスターにお湯を注ぐ
続いてKTK-300の取っ手を持ち、注ぎ口からカップスターにお湯を注ぎます。
沸騰した直後なので火傷しないように要注意。お湯を注いで3分待てば美味しく食べることができます。
以上、KTK-300の使い方でした。
感想:KTK-300は必要な量だけサッとお湯を沸かしたい方におすすめのコスパ抜群の電気ケトル
KTK-300で今回始めて電気ケトルを使ってみましたが、お湯を沸かす過程で難しい操作は一切なく、水を注水してスイッチひとつだけで簡単にお湯を沸かすことができるので、コンロのない場所にあると便利なアイテムだと思いました。火を使わないので火事の心配がないのもいいところです。
自宅ではIHクッキングヒーターを使っているので、細かなところを言うと加熱レベルの調整や保温機能があると便利だと思いましたが、1,000円強で購入できる製品にそこまでの機能を求めるのは酷と言えますね。KTK-300は必要なときに必要な量を手早く沸かす、といった感じでシンプルにお湯を沸かすことだけに特化した製品だと思いました。
また電気ケトルではティファールが有名だと思いますが、KTK-300のライバルとも言えるティファールの「BF805170」の0.8Lと比べると、安価かつ1Lまでの容量に対応している点がKTK-300のメリット。0.8Lだとペヤングの「焼きそば超大盛り」に必要な0.82Lに届きません(笑)
不満点を挙げるならば先にも記載したとおり、ステンレスの部分に赤さびっぽい斑点模様が最初から付着していたことでしょうか。まだ使い始めて間もないので耐久性は分かりませんが、それ以外はほぼ100点なのが惜しいところ。
気になるところもありましたが、ヒロ・コーポレーションのKTK-300はコストパフォーマンスにも優れる、おすすめの電気ケトルと言えます。