東京の日暮里駅の近くにある「谷中銀座商店街」をお散歩した後に、同商店街の近所にお店を構える「宿木カフェ&レストラン」に行ってみました。
この日の出来事は前回の投稿の続きになりますが、この日は「足立の花火」を見るために上京し、上野公園を散策した後に本来なら上野動物園に向かう予定でしたが、時間的な兼ね合いもあり谷中銀座商店街に猫たちに会いに行こうと予定を変更。猫カフェとかあれば入ってみたかったというのと、上野から然程遠くないこともあって足を運んでみることにしたのです。
もともと谷中銀座商店街はテレビなどで猫のいる街として紹介されていたのをきっかけに知ったので、いつか機会があれば行ってみたいと思っていた場所でした。
夕やけだんだんから谷中銀座商店街へ
夕やけだんだんからの眺め
日暮里駅から西側に徒歩で5分くらい歩くと、かつて見たことがある光景が目の前に広がっていました!このレトロで昭和な風情がまた良いですね。
ここは「夕やけだんだん」という階段の上から眺めた景色です。この日は生憎の曇り空で残念。夕日をバックに撮影できたらもっと絵になっていたと思います。
猫がいないかなぁ~と辺りを見回してみたのですが、このときはこの階段付近にはいませんでした。(帰り際に階段を登ったところで野良ちゃんっぽい子を1匹見かけました)
谷中銀座商店街
夕やけだんだんを下ると、そこはもう様々な商店が軒を連ねる「谷中銀座商店街」になっています。
休日かつ観光地でもあるからか、さっきまでいた上野公園と同様に多くの人で賑わっていました。シャッター通りの商店街が多い中で活気があっていい感じ。
とくにお店に立ち寄ることなくサーッと素通りしたのですが、お惣菜屋さんとか猫グッズのお店が多かったですね。
宿木カフェ&レストランに行ってみた
外観
商店街を抜けたところで近所に猫カフェがないかと探してみたところ、どうやらすぐ近くに猫カフェがあることを発見!
事前に行きたい猫カフェとかは決めていなかったので、友人がスマートフォンで道案内してくれたのでそのまま付いていってみると、「宿木カフェ&レストラン」に辿りつくことができました。賑やかな商店街から一本路地を入っただけなのにほんとに静かな場所でした。
1ドリンク1フードオーダー制という決まりがありますが、予約なしで入店することができます。
足の消毒
お店に入店する前に、足(靴)の消毒をする必要があります。
入口横に置かれているタオルを右から順番に、
- 消毒剤の上で足踏み
- タオルの上で足踏み
- 猫マットにアルコールを吹きかけてマットの上で足踏み
と3つの工程を行い、さらには手の消毒を行ってからはじめて入店することができます。猫たちと触れ合える場所なので衛生管理も徹底されているようですね。
僕は猫カフェに入るのは今回が初めてなのでこの徹底ぶりにちょっと驚いたのですが、どうやら宿木カフェは保護猫と過ごせるレストランをコンセプトに掲げているようで、人を介して感染する病気やストレスを猫たちに与えないための必要な処置のようです。
宿木カフェの猫たち
猫さん その1
この子は、僕たちが座ったテーブル下の荷物置きのような場所にいた猫さん。
膝下で隠れるようにして寝ていたので、お店の方に「ここにいますよ!」と言われなかったらきっと気づかなかったはず…(笑)
僕たちがお店にいる大半はこの場所で寝ていましたが、完全に寝ているわけではなく、偶に大きな目をパッチリと開けては周囲を伺っている姿が印象的でした。
猫さん その2
この子は、僕たちが座った席の後ろに居た猫さん。
僕たちがお店に居た間、この場所でずっとくつろいでいました。( ˘ω˘)
猫さん その3
この子は、カゴの中でお昼寝していた猫さん。
かごと猫の組み合わせって、なんだか絵になりますね(笑)
お店の猫たち
宿木カフェにいる猫たちが紹介されていたので写真に撮っておきました。いつも店内にいるとは限らないかもしれませんが、9匹くらいはいるようですね。
僕たちが座った場所(お店の入口付近)には先にご紹介した3匹がいたのですが、お店の奥(厨房側)に行ってみると、そこにも猫たちが何匹かくつろいでいました。
それとお店の外にも、お店を覗きに来る?近所の猫さんも見かけました。ほんとここは猫好きにとってパラダイスですよ!
食事
Mozzarella in carrozza
「宿木カフェ&レストラン」という店名にもある通り、店内でお食事をすることができます。
猫カフェは今回が初めてなので詳しくないのですが、食事ができる猫カフェというのは珍しいのではないでしょうか?その他メニューには、ラザニアやスパゲティがあったりと宿木カフェではイタリアンをメインに扱っている様子。
ちなみに僕が注文したのは、「Mozzarella in carrozza」(モッツァレラ イン カロッツア)になります。おすすめを聞いたらこれを教えてくれたので(笑)
一見するとフライドされたパンですが、パンの中にはモッツァレラチーズが挟まれていました。一緒に付いてくるシロップをかけて頂きます。もっちりとした食感にビヨヨ~んとよく伸びる白いチーズが印象的でとても美味しかったですよ。
Polara Arancia Rossa
こちらは、イタリアはPolara社の「Arancia Rossa」(アランチャ ロッサ)になります。
これも注文する時に教えていただいたのですが、日本だと飲める場所が限られているとか!?確かに検索してみても日本語で書かれた情報が少ないので、貴重な飲み物であることに違いはなさそう。
で、これがすごく美味しかった(笑)。この日は蒸し暑かったことが相乗効果にもなったのでしょうが、柑橘味の微炭酸が乾いた喉に染み渡って美味しかったですよ。調べてみると、シチリア産のブラッドオレンジのジュースみたいですね。
ちなみにお会計の時に外国人のスタッフに声を掛けられたのですが、家に帰ってから調べてみるとこの方は「マッシモ」さんという方のようで、マッシモさんの故郷イタリアの味を宿木カフェで振る舞われているようです。
以上、ご馳走さまでした!
まとめ
猫がとっても好きで、お散歩の途中に猫を見かけるとつい触ってみたくなるのですが、大抵は逃げられっちゃったりでなかなか触れ合うことができず、こんな感じの状況がずっと続いてましたが、宿木カフェでやっとの思いで猫たちと触れ合うことができました。
まるで家猫のようにリラックスしていたので、お客としてきた僕たちも安心して触れ合うことができたし、猫と一緒にいると彼らのペースに釣られるかのように時間の流れもゆっくりに感じられる、そんな小さな幸せを感じられるマッタリとしたひとときを過ごさせてもらったかなと思います。
また、店内は清潔に保たれていて掃除も行き届いている印象で動物の嫌な匂いも一切なく、それでいてスタッフの方も親切フレンドリー。こんな場所で暮らす猫たちは幸せだろうなぁと思いつつお店を後にしたのでした!(=^・・^=)
行き方
宿木カフェへのアクセスは、日暮里駅からだと歩いて10分くらいの場所にあります。細い路地に入ったところにあるので初訪問だとちょっと分かりにくいかもしれませんが、地図のルートを参考にすれば迷うことはないはず。
地図を見てみると、西日暮里駅と千駄木駅からも歩いていけそうですね。すぐ近くには谷中銀座商店街があるので、この地域を一緒に観光できるとより楽しめると思いますよ。
駐車場はなく、人通りの多い商店街から細い路地に入ったところにあるので公共交通機関で来るのがおすすめですが、もし自家用車で来る場合は近くにあるコインパーキングをあらかじめ探しておくと良いでしょう。
営業時間と定休日については、Twitterのハッシュタグ”#宿木営業カレンダー“にて確認することができます。