こんにちは!管理人のノリィです。最近スマートフォンを新調し、ASUSの「ZenFone 3 MAX(ZC553KL)」を購入しました。
新しいスマートフォンは5.5インチという初めての大きさとなり、両手での操作はもはや必須に。それまで使っていた4.5インチのスマートフォンで可能だった片手操作という利便性は失われてしまいましたが、画面が大きくなった分、文字が見やすくなって目が疲れにくくなったように感じています。
そしてスマートフォンを新調するのと同時に、その本体を保護する役割を果たすケースを購入する方はとても多いと思います。
僕もその1人で、「本体になるべく傷を付けないようにしたい」とか、「万が一落下させてしまったときにケースが衝撃吸収材の役割を果たしてくれれば…」という思いがあるので、スマートフォンに限らず、タブレットとか携帯ゲーム機を購入するときは、ケースも合わせて購入するようにしています。
そんなスマートフォンのケースですが、一括りにケースといっても保護の仕方や使われている素材の違いで様々なバリエーションが豊富に用意されています。
数が多いとどれを選んだら良いか迷ってしまいますよね。それでも僕が購入したZenFone 3 Max(ZC553KL)のケースはまだ数は少ないほうで、iPhone、Xperia、Galaxyなどの人気機種にもなるとその数も膨大になるようです。
今回はAmazonで購入したのですが、選べる選択肢(商品)がいくつかあってちょっと迷ってしまいました。できればそのスマートフォンを使い終えるまで一緒に使いたいので、買う方も慎重になってしまいます。こういう時はレビューやネットの記事が参考になりますね。
そして散々悩んだ結果、今回は手帳型のスマートフォンケースを初めて使ってみることにしました。どうやら手帳型ケースはいま人気があるみたいで、街なかでも使っている人を見かけることがあり、可愛くおしゃれなデザインでバリエーションに富んでいるせいか、どちらかというと男性よりも女性の方が使っていることが多いように感じられます。
手帳型ケースを使用する場合、スマートフォンを操作する際にカバーを開く一手間が必要になりますが、カバーを閉じていれば画面を常時保護できる一面が僕にとって良いメリットに感じられたことが選んだ理由になります。
そこで当エントリーでは、僕自身が5.5インチのスマートフォンZenFone 3 MAX(ZC553KL)で、手帳型ケースを使ってみて感じたメリットとデメリットをレビューを交えてまとめていきたいと思います。
なお、手帳型ケースにもいろいろな種類がありますが、この記事で触れていることはあくまでも、僕が購入したZenFone 3 MAX(ZC553KL)対応ケースについてになります。機種が異なると同じメーカーの手帳型ケースでも仕様が異なる場合がありますので、予めご了承いただければと思います。
今現在、手帳型ケースの購入を考えている方に何か少しでも参考になれることがあれば僕としても嬉しいです。
レイ・アウトの手帳型ケースの特徴
今回購入したのは、スマートフォンのケースやカバー、保護フィルムを取り扱うブランド「レイ・アウト」の手帳型ケースになります。Amazonで購入したのですが、価格は2,000円ほどでした。
簡単に商品説明をさせていただくと、耐衝撃性に優れていて端末側面もしっかりと保護。衝撃にも強いTPUソフトケースを使用したシンプルデザインのレザーケースだそうです。ちなみにレザー素材ですが、表面はザラザラとした質感のあるものが使われていました。また、プラスチックや鏡は使われてないので、落とした衝撃で部分的に割れてしまう心配もありません。
TPUケース
最初はスマートフォンをどうやって固定するのか分からなかったのですが、手帳の内側に取り付けられているTPUソフトケースにはめ込むことで固定できるみたいですね。(粘着シールじゃなくてよかった…)
TPUはゴムのような柔軟性のある素材でありながら型崩れを起こさないので、スマートフォン脱着時に本体に傷が付く心配はないし、はめ込んでしまえばケースがしっかりと本体を掴んでくれるので、使っているうちに外れてしまうような心配もなさそうです。
マグネットフリップ
ケースの開閉は、マグネット(磁石)が埋め込まれたフリップで行います。フリップを閉じるたびに響く、「ポチッ」という音が心地良く感じられました。
ポケットスペース
フタの内側には、ポイントカードや交通系ICカードなどが収まる3枚分のカードポケットと、フタの面積と同等の収納スペースを確保した内ポケットが用意されています。
内ポケットにはなんとなく紙幣を入れたくなりますが、5.5インチだと紙幣を折らずに入れるのは広さが僅かに足らないですね。硬貨を入れる場所もないので財布としての役割は果たせません。割引券とかチケットなどの紙類を入れるくらいの用途が考えられます。
なお、フリップにはマグネットが使われています。吸着力は弱いですが、磁気に弱いとされるクレジットカードやICカードなどは念の為入れないほうが良いかもしれません。
スタンド機能
フタを折りたたむことでスマートフォンのスタンドに大変身。動画視聴に便利なスタイルに一瞬で対応することができます。
メリット
ここからは、僕自信がレイ・アウトの手帳型ケースを手に取ってみて感じた、手帳型ケースのメリットを書いていきたいと思います。
ケースに収めたまま使える
側面には、「ストラップホール」「電源ボタン」「音量ボリュームボタン」が付いています。
ボタン類についてはケースの上から押す形になりますが、反応は良好のようです。
以前、「Nexus7 2013」のケースにお風呂のフタのようなデザインの純正ケースを選んだことがあるのですが、純正にも関わらずケース越しからだと電源ボタンがなかなか反応してくれなくて困ったことがあったので、個人的にここはちょっと心配していた部分でもありました。
ZC553KLにはもともとストラップを取り付けることはできないのですが、ケースに付いたストラップホールを使うことでストラップの取り付けが可能になりました。
通話時に耳を当てる部分に、スピーカーホール(通話穴)が空いているので、フタを閉じたまま通話することができます。
ZC553KLの背面に搭載されている、「アウトカメラ」「LEDフラッシュ」「レーザーオートフォーカス」「指紋センサー」といった機能も、ケースに収納したまま使うことができます。
本体上面に搭載されている、「マイク」「マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック」も、ケースのまま使用できます。
そして最後に、本体底面に搭載されている、「マイク」「microUSBポート」「スピーカー」も、ケースのまま使用できます。
日常的に行う充電についても、microUSBポートにUSBケーブルを挿し込めばケースのまま充電も可能です。
このように、ZC553KLの機能をケースに収めたまま使えるので、スマートフォンをケースから外すことは滅多にないと言えそうです。何かをする度に脱着する必要がないので、これは大きなメリットに感じられました。
なお、SIMカードスロットの開閉のみ、スマートフォンをケースから脱着する必要があります。初期設定時にSIMカードをセットしてしまえば、その後SIMカードスロットにアクセスする機会は少ないので、これは特に問題はないでしょう。
グリップが高まる
最近のスマートフォンは、「薄いのが正義」みたいな流行だか方針みたいのがあるようで、新製品が出る度に世界最薄を謳うキャッチコピーを良く目にしたりします。
とりあえずそれが凄いことは分かるのですが、今回新しいスマートフォンを購入して手に持って理解したのは、「薄ければ良いというものではない」ということを実感したことでした。
本体の厚さを調べてみると、これまで使っていた機種は9.7mm、そしてZC553KLは8.3mmでその差はたったの1.5mmですが、従来よりも本体が薄くなったことこから、手に持ったときのグリップが明らかに弱くなってしまいました。
さらにZC553KLの本体側面がカーブを描いていることも一因になりそうですが、下手な持ち方をしているとツルッと滑らせてしまいそうな怖さもあります。
しかし、そういった弱点も手帳型ケースを使うことで見事に克服することができました。ケース分の厚みが増したことはもちろん、ザラザラとしたレザー素材が滑り止めの役割を果たしてくれているようです。スマートフォンを素で持ったときと比べても良い安定感が感じられました。
デメリット
手帳型ケースを使うのを止めるほどの致命的な欠点はないのですが、ちょっと気になる点があったのでこちらのデメリットで紹介します。
フリップがちょっと邪魔
ケースを閉じる役割を果たすマグネットフリップですが、フタを開けているときにフリップを固定するような機能は用意されていません。そのため、スマートフォンを操作しているときにフリップが遊んでしまい、画面に被さることもあるのでちょっと邪魔かなと思いました。
対策として、画像のようにフリップの先端をケースの隙間に挿し込むようにして固定することでこの問題を解決しています。これはスタンド機能を使ったときにも有効です。
放熱性が弱くなる?
ブログや通販サイトのレビューを眺めていて気付いたのですが、手帳型ケースを使っていると放熱性が弱くなるといった書き込みを何件か目にしました。また、それが原因でバッテリーの劣化が早まってしまうことも考えられるそうです。
確かによく考えてみると、僕が購入した手帳型ケースの場合、スマートフォンはTPUケースとレザーケースの2重に挟まれているわけですから、本体から発生した熱を効率よく放熱できなくなることで動作に支障をきたすことも考えられなくはありません。
実際に僕が所有している他のスマートフォンも、ケースを使わずに裸で使っているにもかかわらず、本体が熱を持つことで警告メッセージが表示され、自動的に画面が暗くなったり、カメラが使えなくなることがあります。
こういった症状が出てくるのは気温が上がってくる夏に起こりやすく、どうやらこのスマートフォンは防水・防塵機能が付いているようで、本体の密閉度が高くなっていることが理由にあるようでした。
手帳型ケースにスマートフォンを入れて使い始めたのは、三寒四温な日が続く春先の3月ですが、寒い日ではブラウジングやゲームをしてもスマートフォンが熱を持つ感じはありませんが、暖かい日(この日は部屋の温度が30度近くでした)では、ケース越しにほんのとり熱が伝わってくるのが感じられました。
個人的な意見として、CPUの使用率が高くなるような処理でハードウェアに連続で負荷を掛け続けない限りは、熱に関してはあまり気にする必要はないと考えていますが、この記事を書いている3月の時点でこの状況なので、この先、気温が上昇する夏を迎えるにあたり、手帳型ケースを使用するうえで発熱には十分に気を付ける必要があると言えそうです。
対策として、負荷のかかるゲームであればグラフィクスオプションから描画処理を軽めに設定したり、動画であれば解像度を下げることで負荷を幾分軽減できます。それと同時に発熱も軽減されるはずですが過度な期待は禁物です。あとはスマートフォンの状態を見極めながら必要な対策を施していくことになりそうです。
写真・動画撮影に不利
スマートフォンのカメラを使って写真または動画の撮影をする場合、手帳型ケースを使っていると、フックを外してフタを開ける一手間が必要となってしまうので、とっさの撮影で不利になる場合があります。
特に注意したいのがスマートフォンを縦に持っているときで、フタを背面へと裏返してしまうとカメラレンズにフタが覆いかぶさってしまうので、撮影時はフタがレンズに写り込まないように注意する必要があります。
ちなみに、横持ちであればフタが下に垂れ下がるので、フタが邪魔になることはありません。
クレジットカードやICカードは収納しないほうが良い?
上でも書きましたが、僕が購入したレイ・アウトの手帳型ケースには、フリップにマグネットが内蔵されています。
その為、磁気に弱いとされるクレジットカードやICカードなどは念の為入れないほうが良いかもしれないと書きましたが、さらに調べてみると携帯の電波も悪影響を与える可能性があることが分かりました。
三井住友トラスト・カードのホームページに掲載されている、「クレジットカードの素朴な疑問について」より引用します。
磁気ストライプには傷や破損が見当たらないのに、磁気が反応しなくなってしまった場合、以下のようなことが原因として考えられます。
・磁気を発する機器の近くにクレジットカードがある
磁器を発する機器は、具体的には携帯電話、スマートフォン、携帯ゲーム、パソコン、テレビ、ラジオ、スピーカーなどがあります。特に鞄の中で近づいてしまいがちなスマートフォン、携帯電話、ゲーム機などは要注意です。
引用 クレジットカードの磁気不良の原因と対策を知ろう(三井住友トラスト・カード)
書かれてることはクレジットカードについてですが、ICカードも磁気には気を付けたほうが良いと聞くのでICカードにも同じことが言えそうです。
スマートフォンからは、docomo、au、SoftBankといった各携帯電話各社に繋がる電波だけでなく、本体内部には磁石が部品として一部使われていたり、さらにはWi-Fi、Bluetooth、GPSの電波も発生させることができます。
なかでも携帯電波は常に出力される状態にあるので、クレジットカードやICカードを収納してしまうと、二重三重の影響が及ぶことになります。
この様な話を聞くとなんだか身構えてしまいますね…。ただ、実際に手帳型ケースにクレジットカードやICカードを入れてる人は多いと思うし、これらの影響でカードが使えなくなったという話は少なくとも僕の耳に入ってきてないので、「そこまで気にしなくてもいいのかな?」と思う部分もあります。
今の日本はキャッシュレスの時代に突入しているとはいえ、財布を持ち歩かない人はまだまだ少ないはず。引用したような注意喚起もありますし、磁気に弱いカードは財布に入れたほうが無難かもしれません。
まとめ
以上、ZenFone 3 MAX(ZC553KL)で、レイ・アウトの手帳型ケースを使ってみて感じた、メリットとデメリットでした。
僕が手帳型ケースを使用する最も大きな理由は、スマートフォン本体を全面から保護してくれるところにあります。神経質なところがあるので、大切な物に傷が付くと気になっちゃうんですよね。
物を長く扱っているとその過程でどうしても傷は付いてしまうものですが、スマートフォンを持つ上でそういった不安を少しでも解消してくれるのが、この手帳型ケースだと思いました。
それでいてスマートフォンをケースに収納したまますべての機能が使えるので、今のところ他のケースを使うことは考えられません。
記事に挙げたようなデメリットもありますが、メリットに感じる部分が自分にとってとても大きく感じられます。
手帳型ケースを選ぶ理由は人それぞれですが、僕が感じるメリットに共感できる部分が大きければ、手帳型ケースはきっとオススメできるはずですよ!