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パナソニック「RP-HJE150」レビュー。シンプルでカラバリ豊富な格安イヤホン

3.5
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当ブログの以前の記事で、Amazonベーシックのイヤホン「EB02BU」を使ってみた感想や評価をまとめたレビューを投稿しました。

Amazonベーシック「EB02BU」レビュー。格安でも高音質!マイク&クリップ付きイヤホン
高品質な製品を低価格で提供するAmazonベーシックより、インイヤーイヤホン「EB02BU」を購入しました。 当ブログに掲載した過去のエントリーで、JBLのエントリー向けBluetoothイヤホン「TUNE205BT」のレビューを書きました...

1,000円以内で購入できる格安イヤホンはどういった音を奏でるのか、その音質について僕自身が興味を抱いたことをきっかけに購入したのですが、このEB02BUと同時に購入していたのが今回ご紹介するパナソニックのカナル型イヤホン「RP-HJE150」になります。

EB02BUと同価格の格安イヤホンながら、Amazonに投稿されたレビュー数が圧倒的過多。巷では”名機”と呼ばれる本イヤホンについて、両者の音質にどういった違いがあるのか気になってしまったのでした。

RP-HJE150の全9色のカラーラインナップのうち、今回はブラックの「RP-HJE150-K」(末尾の”K”は黒色の意味)を購入しましたので、使ってみた感想や評価をEB02BUとの比較を交えながら当エントリーにまとめてみたいと思います。

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パナソニックの格安イヤホン「RP-HJE150-K」レビュー

パッケージ

こちらは「RP-HJE150-K」のパッケージになります。

本製品はカラーバリエーションが豊富なことが特徴のひとつで、ブラック・ホワイト・イエロー・オレンジ・グリーン・パープル・ピンク・ブルー・レッドといった全9種類の豊富なバリエーションから、老若男女問わず様々な方に手に取ってもらえるカラーが用意されています。

パッケージには透明なプラスチックが使われているので、店頭だと購入前にデザインを確認できるのが良いですね。

ちなみに、EB02BUのパッケージにはコンパクトなダンボールが使われています。ダンボールが使われている理由は環境に配慮しているため。届いた段階で中身は見えませんがAmazon専売なので問題ないのです。

付属品

付属品は、ステレオイヤホン(ケーブルの長さは約1.2m)、イヤーピースは交換用を含めて3つのサイズ(XS/S/M)、取扱説明書兼保証書になります。

イヤホン

イヤホンはカナル型を採用しています。

質感は価格相応でチープですが、パナソニックのロゴが印刷されているだけで不思議と音質に期待が持ててしまうものなんですね。

イヤーピースは柔らかいゴム素材が使われており、ケーブルはEB02BUと比べると細めのためか柔らかくてフニャフニャした感じがあります。

からみ防止機構

からみ防止機構(スライダー)を上下にスライドさせることで、ケーブルが絡まるのを防いでくれます。これはEB02BUにもありますが、こちらにはシャツに挟めるクリップの機能も備わっています。

本製品に備わっている機能は以上。マイクやリモコンは付いておらず、イヤホン自体とてもシンプルです。

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使ってみた感想

音質

RP-HJE150をテストするにあたり、イヤーピースは自分の耳に閉塞感(耳が詰まったような感覚)を感じないサイズを選択し、同じ音源と同じボリュームという条件のもとで、AmazonベーシックのEB02BUと音質の比較をしてみることにしました。

聴き比べてすぐに分かったのですが、RP-HJE150は音域が狭いためか低音から高音までの広がりが狭く感じられ、全体的にこもったような音を奏でる印象を持ちました、またこれが原因なのか分かりませんが、同じ音源とボリュームでも音が若干小さく聴こえるようです。特に低音については、EB02BUのレビュー記事でも物足りないと書いていたのですが、RP-HJE150はそれ以上の出力不足を感じました。

それ単体で聴いていれば価格相応の音質で満足できていたと思いますが、聴き比べてしまうと音質的にワンランク上で音楽を聴いてて高揚感を得られる、EB02BUに軍配を上げたくなってしまいますね。

機能

マイク兼リモコンとクリップが備わっているEB02BUと比べると、それらが備わっていないRP-HJE150は機能的な面においても劣っています。

もちろんシンプルな方が良いという意見も尊重できますが、スマートフォンで音楽を聴く時に、リモコンで再生や一時停止、曲送りができるのはやはり便利だと思いました。例えば音楽を聴きながらブラウザでWEBサイトを閲覧中であっても、わざわざ音楽再生アプリを操作せずとも、リモコンを操作するだけで音楽をコントロールすることができます。

また、イヤホンを耳に装着する時に、どっちが右でどっちが左とRとLの表記を確認することもあると思いますが、EB02BUはL側のケーブルにマイク兼リモコンが付いているのでそれが目印となり、「リモコンが付いている方が左側」と覚えておけば、イヤホンを装着する時にRとLの小さな表記をわざわざ確認しなくても済むのです。

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まとめ:音質は10年の差!?

以上、パナソニックのカナル型イヤホン「RP-HJE150」を使ってみた感想(評価)でした。

いずれも1,000円以下とほぼ同価格なので、音質については大体同じなのかなという印象を最初は持っていましたが、いざ聴き比べてみると両者の音質に明らかな差があることが分かりました。

その理由について僕なりに考えてみたのですが、実はパナソニックのRP-HJE150が発売されたのは2007年で、一方AmazonベーシックのEB02BUは2017年と、両者の発売時期に10年の差があることが分かりました。(※Amazonの取り扱い開始日を参照。)RP-HJE150は超ロングセラー商品だったんですね。

予想ですが、これは恐らくこの10年の間にメーカーの音響技術が向上し、同価格帯であっても性能の良いイヤホンを作れるようになったことが、結果として音質の差に表れていると考えることができるのではないでしょうか。

スマートフォンの普及で格安イヤホンは需要がありますし、パナソニックには新型の発売に期待したいですね。