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バルログ(ストリートファイター)の勝ちセリフは何と言ってるのか?

PlayStation Storeでダウンロード配信されている、ゲームアーカイブス版「ストリートファイター ZERO2’(the Best)」の収録タイトルのひとつ、「スーパーストリートファイターII X」にここ最近はまっています。617円(税込み)でシリーズ3タイトルが遊べるのでホントにお得です。

このゲームの登場人物に、スペイン出身で宙を舞う仮面のナルシストこと「バルログ」(海外では”ベガ”)というキャラクターがいることは、ゲームファンなら誰もが知ることだと思います。

架空組織シャドルーの四天王の一人というポジションに地位付けられたバルログですが、彼が勝利したときのセリフにある「ヒョー」のほか、もうひとつ「ユーライア ヘーヒー」(←僕の耳だとこう聞こえる)があります。

20世紀代から聞き覚えのあるこのセリフですが、いまだに空耳の域から抜け出すことができていません。ゲームをプレイしていて、今になってふと「正確にはなんと言ってるのだろう?」という疑問が湧いてきました。

ということで、バルログの勝ちセリフの正体をこの機会に調べてみました。さっと調べて頭に留めておくだけでも良かったのですが、忘備録を兼ねて記事に書き記しておきたいと思います。

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「ヨロレイヒー」と言ってるらしい

ストリートファイターの資料集などは手元にないので、検索エンジン頼りで調べてみました。

すると、Yahoo!知恵袋に僕の疑問と同じ質問が投稿されていることが判明。そこでのやり取りを引用させていただきたいと思います。

ストリートファイター2バルログについてm(__)m

昨日ゲームセンターで久々にストリートファイター2(ダッシュ、ターボ、 スーパーから戦士を選択できる)をやったのですが、コンピューターのバルログに負けました(*_*)

バルログが勝った後、何かコメント(一言)を言うのですが、昔から何と言ってるのか分からないので、分かる方がいましたら、是非教えて下さいm(__)m

引用Yahoo!知恵袋

という質問者さんからの問いに対して、回答者さんは以下のような回答をしています。

スーパーストリートファイターII Xですね
聞き取りづらいんですが「ヨロレイヒー」と言ってます

ちなみにストリートファイターIVの方のバルログではちゃんと聞きとれます

引用Yahoo!知恵袋

どうやらバルログの勝ちセリフは「ヨロレイヒー」と言っているようです。

これ以外の知恵袋や他のWeb媒体にも同じことが書かれてありました。確かに僕が空耳で聞こえていたセリフとニュアンスもそっくりなので、バルログがヨロレイヒーと言っているのはほぼ間違いないと思われます。

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「山の人気者」のワンフレーズでも歌われる

ヨロレイヒーですが、そのフレーズが「山の人気者」という、ヨーデル風の発音が取り入れられた曲の中でも歌われていることが分かりました。

曲の方は、YouTubeあたりで検索していただくと視聴することができます。

山の人気者

ヨーデル名曲/アルプスの娘たちに大人気のミルク売り

『山の人気者』は、曲中にスイス民謡・ヨーデル風の発声が取り入れられた日本の歌謡曲。1934年(昭和9年)に中野忠晴とリズムボーイズのコーラスでレコード化され大ヒットした。

原曲は、イギリスで活躍したシンガーソングライターのレスリー・サロニー(Leslie Sarony/1897-1985)が1930年に発表した『The Alpine Milkman』(アルパイン・ミルクマン/「アルプスのミルク屋」の意)。

引用スイス民謡・ヨーデル(世界の民謡・童謡)

山の人気者と、原曲の「The Alpine Milkman」の両方をそれぞれ視聴してみたのですが、どこか遠い昔に聞いたことがあるような記憶が蘇ってきました。多分、アイスクリームの移動販売車が流していたBGMとかで聞いた記憶だったかな?テレビとかでも聞いたことがあると思う。

多分、誰しもが一度は聞いたことのある曲だと思います。心地よいリズムとヨロレイヒーのフレーズがとても印象的で、闘い勝利して気分が良いときに思わず口ずさんでしまう、バルログの気持ちも理解できてしまうというものです(笑

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「ヨーデル」とは

この機会にヨーデルについても調べてみました。Wikipediaにはこのように書かれてありす。

ヨーデルはヨーロッパのアルプス山麓の牧童が仲間と呼び交わすのに使用した、独特の裏声が元になっている。ファルセットと低音域の地声を交互に織り交ぜるようにして歌うのが特徴。

引用ヨーデル(Wikipedia)

ここで思い出したのが、アニメ「アルプスの少女ハイジ」の主題歌「おしえて」にあるコーラス部分で、外国人女性が歌っているあの特徴的な裏声とリズム。

歌い出しの「口笛はなぜ~」の前のイントロで歌われているあの歌声を思い浮かべることができれば、すぐに分かるんじゃないかと思われます。これもヨーデルですよね。

確かに、ハイジが暮らしているアルプスの山々のような開けた場所で遠くにいる人と連絡を取り合うには、やまびことなって声が響きやすいヨーデルは都合が良いのかもしれません。

山の頂上に行くと、思わず「ヤッホー!」と大声で叫びたくなるのと一緒ですね(笑

ヨーデルを口ずさむ理由

バルログの勝ちセリフの謎は解けましたが、最後に残された謎がもうひとつあります。

それは、スペイン出身の彼が何故、ヨーデルを口ずさむのか、という疑問。ヨーデルというとスイスのイメージが強いです。

謎の解明は生い立ちにあるのかもしれないとバルログのWikipediaを眺めてみましたが、スイスやヨーデルとの関わりがあるような記載は見受けられませんでした。

ただひとつ驚いたのは、幼少期に日本で忍術を学んでいたということ。バルログの華麗な戦闘スタイルの原型は、忍者が身に付ける武術にあったようです。

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