埼玉県は幸手市にある権現堂に桜を見に行ってきました。2025年開催(令和7年度)の桜まつりです。幸手の権現堂は桜の名所としてとても有名な場所で、近年はテレビ番組などで取り上げられることもあって桜が開花すると花見客で大変混み合うそうです。実は20年くらい前にも行ったことがあるのですが、その混雑具合から撤退した記憶があります。
お花見に行きたくても人混みは苦手なので本来であれば避けたいところですが、有名な場所なので一度は行ってみたいという思いに加えて、その日は春休みも終わりさらには平日ということもあって、桜まつりの期間中とはいえワンチャン空いているのではないかという淡い期待もあり試しに行ってみることにしたのでした。
国道4号線を北側から南下して権現堂を目指しました。AM10時30分頃の時点で権現堂のすぐ近くまでスムーズに進みましたが、目的地のすぐ手前で渋滞に巻き込まれたものの駐車場から出ていく車も多いのか10分後には車を止めることができましたね。利用したのは第一駐車場でした。(公園周辺に駐車場がいくつかあります)
驚いたのは駐車場の料金。事前の調べで公式サイト?には500円と書いてあったのでポケットに500円玉を忍ばせて準備万端だったのに行ってみたら1,000円取られました…。後で見直したらどうやら僕が見たのは過去に開催された桜まつりの駐車料金だったようです。こういう古い情報は誤解を招くからインデックスから外してくれw
ちなみにこれ(↑)は帰るときに撮った第一駐車場の写真です。相変わらずの混み具合ですが、どうやら櫓のような高い建物に人がいて駐車できるスペースを下にいるスタッフに無線で伝え、それをドライバーに伝えているように見受けられました。ドライバーは指定された場所に行けばいいので、駐車スペースを探す車がウロウロすることはありません。これがスムーズに駐車できた秘訣ですね。
ようこそ 幸手権現堂公園桜堤へ
桜堤
幸手権現堂桜堤にやってきました。ソメイヨシノでしょうか。やはり今が見頃のようでピンク色の桜が満開に咲いていました。
堤は南北に連なっているのですが、今回は北側からお邪魔してみることにしましたよ。
権現堂の桜堤ですが、その距離はおよそ1kmに渡って続いているとのこと。ちなみに「堤」というワードですがこれは土手を意味していて、土手の道に沿うように桜の樹が植えられているようです。
ぼんぼりも飾られていて、日が暮れると明かりが灯され幻想的な雰囲気を楽しむこともできるそうです。
堤から右の方を見下ろすと露店が長々と連なっていました。
たぶん200mくらいはあるんじゃないかな。露店の数はかなり多かったです。
今度は左の方を見下ろすと、前方奥に黄色の菜の花が見えてきました。
僕が権現堂で見たかったのが桜と菜の花の共演。天気も良いし綺麗な光景が見られるんじゃないかと期待に胸が膨らみます。
菜の花畑
菜の花畑にやってきました。こちらも大勢の人たちで賑わっているようです。
それにしても一面の菜の花に一本の樹…、なんだか絵になりますね。
菜の花畑の横を歩いていると鮮やかなブルーのネモフィラが咲いていました。
ほんの少しか植えられていないので見逃さないように要チェックです。
菜の花畑から堤の方に視線を向けると素晴らしい光景が!桜、菜の花、そして青空の絶景コントラスト!
幸手の権現堂でいちばん見たかったのがこれなんですよね。まさに現実とはかけ離れた桃源郷のような光景です。
周辺にはオシャレな吊橋がありました。調べてみると「外野橋」と言うそうです。
外野橋の先には「行幸湖」という湖があり、そちらと権現堂を結ぶ役割りがあるそうです。行幸湖側にも駐車場があるので、そちらに車を止めた場合はこの橋を渡る必要があるみたいですね。
桜吹雪
菜の花畑をあとに堤の方へと戻ります。下から見上げる桜の素晴らしいこと。
堤へ上がる階段から真上を見上げると、桜の花びらが風に吹かれて舞っていました。桜吹雪ですね。
今しがたお散歩してきた菜の花畑を堤から眺めてみました。
複雑に枝分かれする桜の樹とその花が、青空と菜の花畑を覆い尽くす素晴らしい光景が見られました。
露店
最後に露店通りにやってきました。イカ焼き、たこ焼き、杏飴、お好み焼き、チュロス、etc…。所狭しとたくさんの露店がありましたよ。
ちなみに今回は露店は利用せず、公園内にある「峠の茶屋」という休憩所で桜もちアイスと桜あんぱんを頂きました。アイスですがどれにしようか悩んでいるときに、そばに居た知らない方がこれが美味しいよと桜もちアイスをおすすめしてくれたのです(笑)。そしてレジに並んでいる最中に今度はあんぱんに目が留まり、人気No.1のフダが貼ってあったのでこちらも手にとってしまったのでした。
商品名の通りアイスにはもちが入っていたような記憶があります(あまり記憶がない…)。あんぱんはこし餡が程よい甘さで食べやすく、真ん中には味変で桜の塩漬けが入っていて美味しかったです。おすすめですよ。
最後に露店と桜を眺めつつ駐車場へと向かいました。
人が多いところは苦手ですが、桜があって露店があってたくさんの人がいる…。その時でしか見られない情景に心が温かくなるような感情を抱きつつ、権現堂を後にしたのでした。
アクセス
今回伺ったのは幸手権現堂4号公園になります。住所は埼玉県幸手市内国府間887番地3。幸手の権現堂は1~4号までの公園が存在し、桜の名所として有名なのは4号公園になります。
この日、4号公園に向かうときに1号公園の前を車で通りかかったのですが、桜も咲いているし駐車場は空きがあるし人も少ない印象でした。4号公園に拘らなければ周辺の公園が穴場かもしれません。但し露店がないのでお祭りの雰囲気はありませんが…。
また、4号公園の近くにある鉄道駅として東武日光線の幸手駅があります。会場までの距離は約3kmあるので徒歩だと40分ほど掛かりそうです。権現堂の帰りに幸手駅方面に車を走らせたのですが、会場に歩いて向かっていると思われる人をちらほら見かけましたよ。また幸手駅からはバスが出ているのでそちらを利用することもできるようです。