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PS4「The Unfinished Swan」の感想。酔えるモノトーンの不思議な世界

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昨年2017年だったと思いますが、PlayStation Plusの会員向けに配信されたフリープレイタイトルに、「The Unfinished Swan」(アンフィニッシュド スワン)というPlayStation 4のソフトがありました。

恥ずかしながら当時の僕はこのゲームのことを全く知らず、PlayStation Plusの配信タイトルということで初めて興味を惹かれる形となったのですが、どういうゲームなのか軽めに情報収集しようとゲーム画面を見てみると、ファンタジーのような世界観を感じさせつつも、どれもこれも白や黒のモノトーンで彩られた画面ばかりで、明らかに他のゲームとは異なる異質な存在感を放っているように感じられました。

気になったのでダウンロードしてプレイしてみて、その感想をということで記事を書いているのですが。実のところゲームをクリアするところまで到達できていません…。タイトルに「感想」と書きましたが、1~2時間位プレイしてみてどう思ったのか程度のことしか書けません。本来ならきちんとクリアしてゲームの全容を把握してから書きたかったのですが、そうすることができなかったのには理由があります。

このゲーム物凄く酔うんです。それはもうビックリするくらいに(笑)。俗に言う「3D酔い」と言われるやつなのでしょうか。

これまで数多くのゲームをプレイしてきたなかで、初めて3D酔いというものを実感したタイトルでもあり、個人的にインパクトが強いネタでもあることから感想(評価)を交えて記事にまとめてみたいと思いました。

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あらすじ

出典:The Unfinished Swan(PlayStation)

あらすじは、亡くなった母親が描いた絵画で未完成のまま残された「白鳥」が、ある夜その絵の中から忽然と姿を消し、息子である主人公「モンロー」がその足跡を追って不思議な世界を冒険することになる内容です。

ジャンルは一人称視点のアクションゲームになります。

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感想(評価)

面白いところ

ゲーム開始直後に流れるオープニングを見て、まるで絵本を見ているかのような温かみが感じられる世界観にホンワカした気分になりながらも、ちょっとミステリアスさ漂う不思議な雰囲気と相まって、ゲームの世界に一気に引き込まれました。

直後にプレイアブル状態になるのですが、ディスプレイに映し出される画面は真っ白なんです。画面の中央に丸い標準があるだけで、それ以外は一点の濁りもない真っ白な世界。いきなり意味が分かりません(笑)

ボタンを押してみると黒いインクのような液体が飛び出し、塗られた箇所が少しずつ形を現してくことが判明。まるで水墨画のようです。何度もインクを塗ることで真っ白な世界に黒い色が付いていき、周囲の風景が少しずつ浮かび上がってくることで、プレイヤーは進むべき道を見出すことができます。難しい操作は一切なくゲームの仕組みは至ってシンプル。好奇心に満ち溢れた世界がプレイヤーを待っています。

操作性を本作を未プレイの方に伝えてみると、モノトーンの世界を1人で冒険する「スプラトゥーン」のようなゲーム(プレイしたことないですが)、というと伝わりやすいかもしれません。

気になるところ

基本的に真っ白な世界ですが、所々で光による明暗がある場所があるので、そういった場所であればインクに頼らずにフィールドを移動することができます、

しかし思ったよりもフィールドは広く感じられ、通路がまるで迷路のように入り組んでいることもあるので、手探りで進路を見出すことが面白いと感じる半面で、行ける場所が分からずに足踏み状態になってしまうと、それが次第にストレスに感じてしまうこともありました。方向感覚に乏しいと迷子になってしまうかもしれません。

あとは3D酔いについてですが、これはまた後述する別の見出しで書きたいと思います。

ナレーションの綺麗な声が印象的

グラフィックの雰囲気で何となく分かると思いますが、このゲームは「SCE Studios Santa Monica」が開発したゲームで、所謂「洋ゲー」に属しています。本作のクリエイティブディレクターのIan Dallas氏が、自身の学生時代に作ったコンセプトゲームが元になっているそうです。

またこれとは別に、僕が以前プレイしたゲームに「child of light」(チャイルド オブ ライト)があるのですがこれも海外製です。いずれも女性の声でナレーションが入るのですが、こういった日本向けにローカライズされたゲームに充てられる声って、すごく綺麗な声をしているんですよね。日本のゲームやっててもこういう声ってあまり効かない気がするし…。朗読のような喋り方をしているせいかなぁ?

海外のゲームはほとんどやらないので、挙げたタイトル以外のことは分からないのですが、ゲームをプレイしていてナレーションの声もとても印象に残ったのでした。

僕が書ける感想はこれくらいでしょうか。The Unfinished Swanは、可愛らしくもちょっと不思議でミステリアスな面も感じさせてくれる雰囲気ゲーといった感じです。クリアしたいけど無理だろうなぁ…(泣)

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3D酔いが酷くて参った

ゲームで酔う酔わないについては、プレイする人やゲームにもよって様々あると思いますが、The Unfinished Swanは僕との相性が良くなかったのかもしれません。

実はこのゲームをプレイしたのは結構前のことで、最近ふとしたタイミングでこのゲームを以前プレイしたことを思い出したのですが、印象に残っていることのひとつが「3D酔いを初めて実感したゲーム」でした。

インターネットでゲームの感想などを眺めたりしていると、「ゲームで酔った」という言葉を目にする機会も多いと思います。恐らくプレイステーションやセガサターンを筆頭に、3Dポリゴンを使った映像コンテンツが数多く出回るようになってきてから言われ始めたことだと思うのですが、僕自身これまでゲームで酔った経験というのは一度もありませんでした。

それは視点をグリグリ動かして周囲の情報を確認するような、FPSやTPS視点を伴うゲームで比較的多く聞かれるような気がします。僕も3Dポリゴンを使ったゲームは数多くプレイしてきていますが、ゲームをプレイしていて酔うという感覚に陥ったことがないため、ゲームでは酔いにくい体質なのかなとこれまで思っていました。

しかしそんな考えをもろくも打ち砕いてくれたのが、今回ご紹介したThe Unfinished Swanなのです。

このゲームについては先にも書いたとおり残念ながらクリアできていません。不思議で可愛らしくて心温まるストーリーに心惹かれるものがありますが、ゲームをプレイしていると、開始早々に眉間の奥のあたりが指で押されて次第に窮屈になるような、ズキズキとした頭痛にも似た症状が現れてきて、そのとき体の状態も関係してくるのでしょうが、平均して約15分位がプレイの限界といったところです。その後はもう体を横にしないと気分が悪くて駄目ですね(笑)

フィールドの所々で光による明暗がある場所だと酔う症状がいくらか緩和されるのが、唯一の救いでしょうか。

3D酔いと思われる症状を初めて経験しましたが、車酔いとか船酔いとかと違って、嘔吐したくなるような気持ち悪さではないんですよね。なんだかずっと眉間の奥あたりが痛くて重い感じです。

船酔いはいずれ克服できると聞きますが、3D酔いもゲームをプレイし続けていれば克服できるものなのでしょうか。酔いの原因は三半規管が関係していると思うのですが、それを鍛えるとか?でも正直あの辛さに耐えながらゲームをするのは、楽しくないし苦痛でしかないんですよね。

僕だけかなぁと思って評判を伺ってみると、やっぱり酔ってしまうかも多々いらっしゃるようでした。もしこれからプレイしたいと思っている方は、3D酔いに見舞われる可能性があることだけは心得ておいてくださいね。

「The Unfinished Swan」をプレイするには


The Unfinished Swanは、PlayStation Storeで販売されるダウンロード専用ソフトです。パッケージ版はありません。価格は1,296円です。

対応プラットフォームは僕がプレイしたPlayStation 4のほか、PlayStation 3、PlayStation Vita、そしてPlayStation Nowでプレイすることができます。

クラウドのストリーミング技術を活用したPlayStation Nowであれば、お手持ちのパソコンでもプレイ可能ですよ。