ソニーのブルーレイレコーダー「BDZ-ZW1700」から転送されたテレビ番組をパソコンで視聴するために、「PC TV Plus」というアプリケーションを使っています。
現在は2台のパソコンにこのアプリをインストールして問題なく使用できていたのですが、先日Windows 10 Proを搭載した1台でアプリの起動時に「Vnt.exe 構成パーサー エラー」という謎のエラーが表示されるようになり、アプリが突然起動できなくなってしまったのです。
直近で何か設定を変更した覚えもないし不具合を起こさせるような間違った操作をした覚えもなく、突然の出来事に驚いてしまいました。
「Vnt.exe 構成パーサー エラー」という謎のエラー
これが問題のエラーメッセージです。そしてこのウィンドウには以下のメッセージが書かれてありました。
C:\Windows\Microsoft.NET\Framework\v4.0.30319
\config\machine.config の解析中にエラーが発生しました
パーサーはエラー 0x80004005 を返しました。
メッセージを見てもエラーの原因がさっぱり分かりません。最初は”構成サーバー”かと思ったら目を凝らしてみると”構成パーサー”?、そもそもパーサーって何なのでしょう??初めて聞く単語で僕のスキルだと理解が及びません。
とりあえずエラータイトルで検索してみると、なんと「PC TV Plus」が起動できないときの対処法を案内するソニーのサイトがトップに表示されているではないですか!表示されるエラーメッセージをもとに対処法が案内されているのですが、なぜか僕の環境で表示されたエラーメッセージは記載が見当たりませんでした。
サイト [PC TV Plus] 起動できない・起動時に表示されるエラーメッセージと対処方法
CPUの性能不足が原因か?
「PC TV Plus」の動作環境によると、パソコンに求めるCPUの性能としてIntel「Atom」は動作保証の対象外との記載があります。
実は今回エラーが発生したパソコンのCPUは「Celeron N3350」が搭載されており、名前だけはワンランク上のCeleronを名乗っていますが、Atomと肩を並べるくらいに性能が低いCPUなのです。
CPUを含めてパソコン自体が低スペックだし、もしかすると性能不足に原因があるのかと思いましたが、もしそれが原因だったらアプリが起動しない、もしくは動作が重たいというだけでこのエラーが発生するとは思えません。
そもそもライセンスキーを購入する前に体験版で動作確認はしていて、快適とは言えないながらも普通に使えたし、ライセンスを受けた後も当然使えていたのでCPUに原因があるとは考えにくいです。
アプリの再インストールで問題解決へ
エラー番号「0x80004005」で検索するとこの問題の対処法を解説した記事が多数ヒットしますが、どうやらこのエラーは「PC TV Plus」固有の問題というわけではなく多義にわたるようで、セキュリティソフトが邪魔をしているとか、Windowsアップデートのエラーが原因などの情報を得ましたが、原因の特定が困難なことからこれ以上の追求は諦めることにしました。
残された手段はアプリの再インストールです。その前にアプリを削除することでなにか問題はあるかなと考えましたが、録画した動画はレコーダーに保存されてあるしアプリを削除しても特に問題はなさそうです。ということでアプリの再インストールをしてみることにしました。
再インストール後に再び同じエラーが起きないか不安はありましたが、無事にアプリは起動できるようになり、テレビ番組の視聴も問題なくできているようです。
「Vnt.exe 構成パーサー エラー」が発生した原因は分からなかったのでスッキリしませんが、「PC TV Plus」の再インストールでアプリが再び使用できるようになったので、この問題はこれで解決ということにしたいと思います。