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映画「麦子さんと」の感想。家族を大切にしたいと思える感動エピソード

女優の堀北真希さんが主演を務める映画「麦子さんと」を観ました。2013年公開なので今から約5年前の映画です。

GYAO!で面白そうな映画を探していたのですが、麦子さんとのアイキャッチ画像に添えられた「堀北真希がオタク女子に」という一言がどうも気になってしまいました。

大まかなあらすじも知らずに、オタク趣味に没頭した堀北真希さんが池袋の乙女ロードに入り浸るコメディタッチな映画なのかと思ったらそれは大間違い。いざ視聴してみると自分が予想していた展開とは裏腹に、失ってから気付く母親の愛に、感情が次第に溢れ出してくる麦子を見ていたら、僕自身も感情が揺さぶられてしまったとても感動できる映画でした。

この余韻が冷めないうちに映画の感想を記事にまとめておきたいと思います。ネタバレ要素を含んでいますので未視聴の方はご注意下さい。

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映画情報

作品名

麦子さんと(2013年公開)

キャスト・スタッフ

  • 堀北真希
  • 松田龍平
  • 余貴美子
  • 監督:吉田恵輔

視聴時間

1時間35分

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あらすじ(ネタバレあり)

オタク趣味に没頭し、アルバイト生活に身を投じながら将来はアニメ声優を目指している麦子。両親不在の中、頼りない兄と貧しい2人暮らしを営んでいた。

ある日、過去に自分たちを捨てた母親が帰ってきた。感情をあまり表に出さない麦子と何事にもマイペースな性格の母。極端にも性格が異なる母との足並み揃わぬ共同生活が始まる。

母は麦子に気に入られようと接するが、母の記憶がほとんど無かった麦子は、母に対して「あたしあなたのこと母親と思ってないから。」と突き放してしまう。

その言葉を最後に、母は患っていた末期の肝臓癌で突然亡くなってしまう。

そして納骨のために訪れた母の故郷で、麦子は亡くなった母がかつてアイドルを志す可憐な人気者だったことを知る。母が過ごした青春時代のこと、お腹に宿した麦子を愛していたことも。

失ったあとに気付いた母親の愛に感情を揺さぶられながら、麦子は前を向いて自分の人生を歩んでいくというお話です。

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感想

いやー、久々に鑑賞後に余韻の残る素晴らしい映画を観させてもらいました。1時間35分という視聴時間も本当にあっという間でした。

色々思ったことはあるのですが、この映画のポイントのひとつは、麦子役の堀北真希さんの可愛らしさに尽きるといっても過言ではないでしょう!

堀北真希さんの魅力満載

麦子は亡くなった母と瓜二つの顔立ちという設定(母の幼少期も堀北真希さんが演じている)なので、納骨のために訪れた母の故郷で「彩子(母の名前)ちゃんが帰ってきた」と勘違いされてしまいます。

回想のシーンも含めて堀北真希さんが画面に映るシーンが多く、これまでそう関心はなかったのですが素敵な女性だなと思わずファンになってしまいました。

回想シーンで松田聖子さんの「赤いスイートピー」を披露するのですが、明るい茶目っ気のある女の子といった感じですごく可愛らしかったですね。テレビでもこんな姿は見たことありませんでした。

あとは喪服姿も魅力的で、麻生春男役のガダルカナル・タカさんも同じことを劇中で言うのですが、まさにその通りだと頷いちゃいましたね(笑)

オタクっぽくはなかった

一方で麦子にはアニメ好きのオタク女子という設定があるのですが、終始オタクっぽさはあまり感じられませんでした。

アニメイトでバイトしたり、家では漫画を読んだり、家の中はアニメキャラクターの等身大パネルやアニメグッズで囲まれてはいました。それは確かにオタクなのかもしれませんが、感情を表に出さない麦子の性格と映画は母の故郷でのお話がメインなので、オタク要素は薄い印象でした。

驚いたのは麦子が好きなアニメが全画面で突然流れたこと。別の動画に切り替わってしまったのかと一瞬焦っちゃいましたね(笑)

温水さんがいい味出してる

母の故郷で、俳優の温水洋一さんがタクシードライバー役で出演しています。

麦子を乗せて旅館まで向かうシーンで、彩子が帰ってきたのかと、前を見ずにバックミラーを見ながら運転していた温水さんが、自転車に乗った知り合いの警察官をいきなり轢いちゃうのですが、何事も無かったかのようにそのまま運転しだしたのには思わず笑いが出てしまいました。

その後も麦子に軽く付きまとったりと、コメディ要員として映画の魅力を引き立てています。

温水さんは「ぶらぶらサタデー」という土曜のお昼に放送している旅番組でよく見るのですが、映画を撮影した頃と今とでそう変わらない印象ですね。

山梨県都留市がロケ地

納骨のために訪れる母の故郷に、山梨県都留市がロケ地として選ばれています。海があって山があって、日本の素朴な田舎の風景が映画の世界観にマッチしていてとても素敵な場所でした。

商店街でお買い物するシーンが映るのですが、お店の人は地元の方が出演しているのでしょうか?

まとめ:人と家族を大切にしたいと思える映画

こういう映画を見ると、自分の他人との接し方について改めて考えさせてくれます。

イライラしてキツく当たっちゃうこともあると思うけど、そこはまず深呼吸して気持ちを落ち着かせて、優しく接したいなと思いました。

人生一度切りだし、「あの時ああすれば良かったな…。」という後悔がひとつでも減らせるように、人と家族を大切にしたいと思える心温まる映画でした。

麦子さんとは、堀北真希さんにメロメロになりたい方や、人生について考えさせてくれる映画を視聴したい方におすすめの映画です。

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