コナミより好評発売中のPlayStation 4ソフト「METAL GEAR SURVIVE」(メタルギア サヴァイヴ)をプレイしました。今回はPlayStation Plusの会員向けに提供されたフリープレイで遊んでいます。
僕は子供の頃からファミコンをプレイし始め、大人になった今日まで様々なゲームに手を出してきましたが、世間では高い人気を集めている作品にも関わらず、実はメタルギアのゲームシリーズはほとんどプレイしたことがなかったりします。厳密に言うと初代PlayStationソフトの「メタルギアソリッド」と、PlayStation Plusのコンテンツとして提供された「メタルギアソリッド V」はプレイしたことがあるのですが、いずれもプロローグの段階で止めていました。
初代メタルギアソリッドは当時プレイしていたので止めてしまった理由は覚えていませんが、もともと僕自身がミリタリー系の雰囲気にあまり関心がなかったこと、そしてメタルギアソリッド Vをプレイしたときに思ったのが、操作を含めて覚えることが多く嫌になってしまったことでした。
本音を言うとメタルギアソリッド Vはもう少し続けたかったのですが、タイミング悪くDUALSHOCK 4のトリガーボタンが壊れてしまったことや、ゲームデータの容量が大きくストレージの空きを確保するために已む無く削除していました。
そういった経緯もあり、メタルギア サヴァイヴにはあまり前向きな気持ちは抱いていなかったのですが、本作はPlayStation Plusのチャレンジタイトルに挙げられていて、指定のトロフィーを獲得すると抽選で1,000円分のチケットが貰えるので仕方なしにという気持ちでプレイしました。これが意外とやる人が少ないのか、はたたま運が良かっただけか分かりませんが、同サービスへの加入から僅か2年の間に何度か当選していたりします。言ってしまえば抽選に参加するためにゲームを始めたわけですね。
実際にプレイしてみるとやはり事前の不安通りに覚えることが多く、コントローラーのボタンをフルに活用する細かな操作が求められたりと、やはり前向きな気持になれなかったのでトロフィー獲得後も続けようか迷ったりしましたが、ある程度慣れるまで時間を要したものの、やるべき事が理解できてくると次第に病みつきになる中毒性の高いゲームと判明。
コツコツと継続的にプレイし続けた結果、完全なクリアではないものの目標のボスを倒してスタッフロールを流したところまではゲームを進めることが出来たので、ここで一旦の区切りをつけて本作をプレイした感想(評価)を簡単にまとめておきたいと思います。
「METAL GEAR SURVIVE」とは
『METAL GEAR SURVIVE』(メタルギア サヴァイブ)本日発売! 潜入(ステルス)、防衛(ディフェンス)、生存(サバイバル)が融合した、かつてないスタイルの「メタルギア」がここにある。 https://t.co/MmhJygJJ5Z #PS4 pic.twitter.com/LQChtHKU0Y
— プレイステーション公式 (@PlayStation_jp) 2018年2月21日
「METAL GEAR SURVIVE」は、コナミより2018年2月に発売されたPlayStation 4/Xbox One/Steam対応ソフトです。
本作のストーリーを簡単に説明すると、戦争という危機的状況下で突如発生した謎のワームホールに吸い込まれそうになった本作の主人公。その出来事から半年後に目覚めるも、とある男から己の身体が謎の微生物に寄生されていることを知らされる。
自身の病気の治療法とワームホールに吸い込まれた仲間たちを救出すべく、ワームホールの先にあるディーテ世界へと単身潜り込むサバイバルアクションゲームになります。
感想
覚えることは多いけど、やり込むほど味が出る
辺り一面、褐色の乾いた世界に放り込まれてそれだけでも気が滅入るのに、難しいシステムや操作を覚えたり、さらにはサバイバル要素もあるので自分の身の回りのことも意識しなければならず、これが結構ストレスに感じられ、早くこの状態から脱したいとゲームの序盤辺りは頭がいっぱいいっぱいでした。
目的のトロフィーもプロローグの段階で取れていたし、もうそこで止めようかとも思いましたが、ある程度ゲームを理解してくるとこの世界でサバイバル生活をすることが不思議と病み付きになってきたのです。
その都度課せられる目的を達成するために視界が悪い大地を探索し、そこでワンダラーとの交戦があったり、拠点の防衛があったり。そういった状況下で自分の空腹や喉の渇き、塵の中では酸素残量などにも気にかけなくてはならないなど、ゲームをプレイしている自分も思わず前のめりになってしまうくらいに、壁を乗り越えて目的を達成できたときの成し遂げた感がどうやら癖になってしまったようです。
まるで噛めば噛むほど味が出てくる、ジューシーガムのような魅力を持ったゲームでした。
敵にやられてやる気を失っても、次はどうにかなると思ってしまう中毒性
ゲームの難易度は少々高めで、結構頑張ったのにちょっとした操作ミスで敵にやられてしまうと一気に気分が落ち込んでしまい、「もうやりたくない!」と思ったりすることが何度かあったけど、失敗から学べることもたくさんあって、気分が落ち着いてくると「今度は上手くいくはず…。」と、またコントローラーを手に取ってしまう中毒性がありました。
僕個人の経験だと、最近は「KNACK 2」で同じようなことを経験していましたね。これは”死にゲー”特有の体感現象といったところでしょうか。
自分なりの最適解を試行錯誤で導き出すのがピッタリのゲームなので、攻略を参考にしながらプレイするのはちょっと勿体無いと思います。
ベースキャンプの繁栄とカスタマイズが楽しい
最初は必要最低限の設備しか無いベースキャンプ(拠点)も、ゲームの進行とともにプレイヤーが救出したクルー(生存者)たちが集うことでちょっとした賑わいを見せるだけでなく、そこでの生活に必要な水の確保や食料の栽培だったり、ベースキャンプへの襲撃を防ぐ様々な設備を任意の場所に配置できたりと、クラフト感覚で自分好みのベースキャンプを構築でいることにこのゲームの面白さを感じたりもしました。
オンライン接続は必須だけどソロプレイできる
本作をプレイする上でオンラインへの常時接続が必須と聞いていたので、ゲーム中に他のプレイヤーと遭遇することもあるのかと思っていましたが、どうやらそうではなく、協力プレイモードを任意で選ばない限りはソロでプレイすることが可能です。
僕は現在進行系でソロを貫き通しましたが、行動が常に孤軍奮闘なので心細さを感じてくるんですよね。協力プレイだとアイテム素材の回収が捗るみたいだし、寂しさを感じてきたら協力プレイを楽しんでみると良いと思います。
文字が小さい
気になる点をひとつ挙げるなら、それは文字(フォントサイズ)が小さいこと。顔をモニターに近づけないと文字が読めないことが何度かありました。
まとめ
以上、「METAL GEAR SURVIVE」をプレイした感想(評価)でした。
今回初めてこういったサバイバルゲームをプレイしましたが、最初は気が重かったものの、やり始めると事前の期待に反して最後まで夢中になってプレイすることができました。
メタルギアサヴァイブは従来のメタルギアシリーズとはまたゲーム性が異なるようですが、これまで馴染みがなかったミリタリー系の雰囲気にも慣れることができたので、一度は諦めてしまったメタルギアソリッド Vも機会があればまたやってみたいなと思ったりもしています。
ただ、このゲームは疲労がすごく溜りますね…。常に緊張感に満ちた世界なので探索やワンダラーとの交戦には高い集中力を要求されるし、一瞬の気の緩みが命取りになる。ベースキャンプに戻ったら今度はクルーたちのお世話だったり、何かやり忘れていることがないか神経を尖らせたりと本当にやることが多く、遊んでいると時間があっと言う間に過ぎるし、ゲームからログアウトしたときには今日も無事に生き残れたという安堵感を得られると同時に疲れがどっと出る、そんなゲームでもあったかなと思います(笑)
本作は人を選ぶゲームであることに違いはなく決して万人向けとは言えませんが、多少の難しさにも屈することなく、腰を据えてドッシリと構えてやるタイプのゲームをお探しの方におすすめしたい1本かなと思います。
「METAL GEAR SURVIVE」をプレイするには
僕がプレイしたPlayStation 4版のほか、Xbox One、Steamでプレイすることができます。
なお、本作はオンラインへの接続が必須のため、ハードウェアがインターネットに常時接続されている必要があります。ソフトを購入してもオフラインではプレイできません。
他のプラットフォームは不明ですが、PlayStation 4版で協力プレイをするにはPlayStation Plusに加入している必要があるそうです。