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PS4「燃えろ!!プロ野球2016」の感想。8bitテイストが懐かしい迷作野球ゲームが帰ってきた!

株式会社メビウスよりPlayStation 4 Storeで好評配信中の、PlayStation 4ソフト「燃えろ!!プロ野球 2016」をプレイしました。

だいぶ前に開催されたPlayStation Storeのセールで購入していたもので、本作のアイキャッチ画像に描かれた80年代風の投手のイラストを見たときに、僕が子供の頃にこのラベルが貼られたファミコンカセットを友達から借りて遊んだ記憶が蘇り、そう言えばこんな野球ゲームがあったなぁと懐かしい思いに浸りつつ、どうやらオリジナルのファミコン版を移植したものみたいだからカジュアルに楽しめそうでいいかなと、価格が安いこともあって購入していました。

僕は大人になってからメジャーリーグを偶に観るようになったくらいで昔から野球にはあまり関心はなく、当時の僕が何故このソフトを友達から借りたのか記憶にありませんが、確か、審判が発する「アウト」や「セーフ」などの音声(多分、合成音声)が収録されていたことが印象に残っていて、ゲームから声が聞こえるというのは当時としてはまだ珍しかったし、そういった当時の他のファミコンゲームでは類を見ない独自性に惹かれたことでこのソフトを借りていたのかなと思います。

実際にプレイする段階で気付いたのですが、このゲームは僕が子供の頃にプレイした「燃えろ!!プロ野球」をそのままPlayStation 4に移植したものではなく、オリジナルの8bitテイストはそのままにいくつかの新要素が追加されていたり、タイトルに”2016”が付加されていることを知りました。

今回は「燃えろ!!プロ野球 2016」に収録されているペナントモードをプレイしてみましたので、遊んでみた感想(評価)を簡単にまとめておきたいと思います。

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「燃えろ!!プロ野球2016」とは

「燃えろ!!プロ野球 2016」は、2016年に株式会社メビウスからPlayStation 4対応ソフトとして販売が開始されたダウンロード専用ソフトです。

本作は1987年にジャレコからファミリーコンピュータソフトとして発売された「燃えろ!!プロ野球」の最新作という位置付けになっていますが、最新ハードのパワーを活かした実写宛らのグラフィックに進化しているわけではなく、当時の懐かしいドット絵で描かれたゲーム画面はもちろん、BGMや操作性も含めて、当時の8bitテイストを踏襲したファミコンの雰囲気そのものの作りに仕上がっています。

オリジナルからの追加要素として、ハイビジョンテレビへの対応はもちろん、自分だけの選手やチームを作成できるエディット機能ほか、オリジナルの発売元であるジャレコを代表するゲームキャラクター(忍者じゃじゃ丸くんのジャジャ、シティコネクションのクラリス等)が選手として参戦するなどの新要素が追加されていました。

なお、タイトルには”2016″とありますが、収録されている選手や球団は偽名であり、2016年度のプロ野球選手のデータがゲームに反映されているわけではないみたいです。

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感想

画面いっぱいに映し出されるファミコンの絵に感動

僕は40型の液晶テレビでゲームをプレイしていますが、ゲームを起動してタイトル画面が表示された瞬間に、画面いっぱいに映し出される8bitテイストのグラフィックに思わず目が惹きつけられました。

たしかに昔よく見たファミコンの画面なんだけど、ファミコン特有のちらつきが全く見受けられない鮮明すぎるゲーム画面を、当時はまだ存在しなかった40型のテレビで遊んでいると、そのギャップからなんだか贅沢を堪能しているかのような不思議な気持ちにもなりました。

可能であれば、画面のちらつきを擬似表現できる機能があると面白かったかもしれません。

操作性がシンプル

今のゲームはコントローラーをフルに活用するゲームが多く、それゆえに慣れるまでに時間がかかることもあるけど、本作で使用するボタンは十字キーに○ボタンか☓ボタンを組み合わせて使うくらいなので、説明書を見なくても操作を直感的に理解できるのがいいですね。

“野球”ゲームの面白さを今更ながらに知る

僕は子供の頃から野球には関心が無かったことについては記事冒頭でもお話しました。今ではたまにBSで放送しているメジャーリーグを偶に観るくらいで、こうやって野球を題材にしたテレビゲームをやるのは子供の頃以来(今世紀に入ってからは初)だったりします。

今回「燃えろ!!プロ野球 2016」をプレイして思ったことは、”野球”ゲームの面白さを今更ながらに知れたことです。

実際に体を動かす野球とはまた違うのでしょうが、自分がバッターでキャッチャーのミットの動きを見ながらバットを降り、ヒットを放つことができたときの快感が癖になるし、続けて走塁するかしないかの一瞬の見極めもまた面白いなと思いました。

ひとりプレイは寂しい…

個人的にゲームはひとりで遊ぶことが多く、また今ではそう思うことは少ないけど、8bitテイストのグラフィックだから昔を思い出すのか、子供の頃は対戦や協力プレイをよくやったいたことを思い出しつつプレイしていました。

そう思うとなぜだか、ひとりで黙々とプレイしていると不思議と寂しさみたいなものを感じてくるんですよね…。

まとめ

以上、「燃えろ!!プロ野球 2016」をプレイした感想(評価)でした。

タイトルには”2016″とあるものの、モダンな雰囲気は一切感じられずオリジナルのファミコン版を忠実に再現しているようだったのでその辺は好感が持てる作りだったし、野球を模したミニゲームをやっているくらいの軽い気持ちで試合を淡々と熟していけたかなと思います。

それでいて、ファミコンがブームだった1980年代と比べるとテクノロジーが飛躍的に進化したこの時代に、そこを逆らうかのように8bitテイストのゲームをハイビジョンの大画面でプレイできることに至福を感じると同時に、心の奥底に押しやられてしまった子供の頃の自分を少しだけ取り戻させてくれたかのようなゲームでした。

単純にゲームとしての評価以上に、こういったノスタルジーな気持ちにさせてくれたことを評価したいですね。

それはそうと、たまに「バントでホームラン」というありえない言葉に耳にすることがありましたが、まさかこのゲームのオリジナルが発祥だったとは知りませんでした。普通にプレイしていれば特におかしなところは見当たらない野球ゲームでしたが、名作ならぬ迷作とも言える要素のある野球ゲームだったんですね(笑)

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「燃えろ!!プロ野球2016」をプレイするには

PlayStation StoreでPlayStation 4版をダウンロードで購入することができます。パッケージ版はありません。価格は800円(税抜き)、ダウンロード容量は約430MBになります。

また、PlayStation Nowのラインナップにも含まれているようなので、同サービスの会員の方もプレイできるようになっています。

さらにはNintendo 3DS版もラインナップされているようです。2画面に対応していること以外は内容は恐らく一緒でしょうか。

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