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家電量販店のオープニングスタッフでやったこと。どういう人が採用されやすいか

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ここ暫くはゲームの感想記事ばかりを書いていたので、偶には趣向を変えて違ったことを書きたいと考えを巡らせていたところ、僕が過去に家電量販店で勤務していたときの実体験からネタを探れないかと考えました。

当ブログを開設した頃に、僕の実体験を元にした「元家電量販店店員が教える値引き交渉と安く買うコツ」という記事を投稿し、有り難いことに今でもちょくちょくアクセスがあり、読んでいただいた方にお役に立てる情報が提供できているのか、自分でも不安な気持ちを抱いたりもしています。

実は家電量販店での勤務は、新店舗の開設によるオープニングスタッフの募集に応募したことをきっかけに契約社員として働き始めていたのですが、今回はこのオープニングスタッフの部分に焦点を当てて、僕が家電量販店のオープニングスタッフとして何をやったのか実体験をもとに紹介し、またどうすれば家電量販店で働けるのか(採用されやすいか)についても記事にまとめておこうかなと思います。

なお、これからお話することは今から約10年以上も前のことで、書かれてあることにはうろ覚えの部分も含まれています。その点は予めご了承頂ければと思います。

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家電量販店のオープニングスタッフでやったこと

お店の開店準備

契約社員として採用を頂いたのは、お店がオープンする半月ほど前のことだったと記憶しています。確か、採用の連絡を頂いたときに「明日から働けますか?」と聞かれ、そのときの僕は少しでも早く仕事に慣れたいという気持ちが強かったので、その翌日からお店の開店準備のために働き始めていました。

行ってみると想像以上にたくさんの人がいて、これからここにいる人たちと一緒に働くのかと思ったりもしましたが、どうやら他店舗から応援で駆けつけた人たちも多く含まれていたようです。

そのときは開店準備くらいたいしたことないだろうと高を括っていたかもしれませんが、店内に陳列する各種什器や商品を並べたり、トラックの荷台に積まれたたくさんの家電製品を倉庫に納入するなどこれが結構な重労働。やはり家電製品となると重量が重い商品が多いので身体がクタクタになる日もあったし、慣れない環境や初めて合う人と接したりしているうちに内心ストレスを感じていたのか、家に帰ってお風呂に入ったときに2日連続で鼻血が出たのを覚えています(笑)

オープニングスタッフ同士、仲良くなりやすかった

オープニングスタッフで働くと、同じタイミングで入社した同期の人達が何名かいるはずです。

スタート地点が同じという意味でやはり自然と仲間意識を持つのか、仕事で分からないことがあったときに何かと話しやすかったし、不安になったときに同期の存在が心の支えになったこともありました。どちらかというと、先輩たちよりも同期の人たちとの方が打ち解けるのが早かったかもしれませんね。

研修は無かったけど接客は意外とどうにかなる

お店のオープン日までにやったことは店内づくりのみで、研修と呼べるものは一切ありませんでした。その上、オープン日に接客スタッフとしていきなり売り場に出されたのです。

あのときは大勢の客さんで店内はいっぱいだったし、僕自身も慣れないことばかりで本当に必死というか忙しさのあまりに無我夢中だったのか、法被を着て売り場に出てと言われたときに、「研修も何もやってないのに本当に売り場に出ちゃって大丈夫なの!?」と内心戸惑ったあの瞬間のことは今ではっきり覚えているのですが、バックヤードから売り場に出て自分の持ち場についた後のことは全く記憶になかったります。

記憶にあるのは、その日の僕個人の売上が100万円に近かったこと。僕は黒物家電のパソコン担当だったのですが、この日の売上のことを同期の人に言われたときに、「研修なんてやらなくても意外とどうにかなるもんだな…。」と思ったことが今でも記憶に残っています。

接客は必要最低限のマナーさえ弁えていれば意外とどうにかなるものです。ただ、これだけの売上を伸ばせたのも、自分が希望していた売り場に配置してくれた上司のお陰でもあります。恐らく苦手な家電だったらお客さんに何か聞かれても答えられなかっただろうし、売上もきっと少なかったはずです。

オープン記念の特価品が多かったので、買いの気持ちで来店してくれるお客さんが多かったというのも理由にあると思いますが、素人店員がお客さん相手に接客をして、いきなり100万円近くの売上げを達成できたことに誇らしくなると同時に自信も身につきました。

その後も研修と呼べるものは一切ありませんでしたが、売り場や外回りなどで得られた経験が日々積み重ねられていくことで、徐々に仕事に慣れていきました。

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パソコンができると店員として採用されやすいかも

この記事を検索エンジンから閲覧しに来られた方は家電量販店の仕事に興味がある方がほとんどだと思われるので、社員、契約社員、パート、アルバイト問わず家電量販店の店員(主に接客)として働いてみたいという方に向けて、採用に有利になるかもしれない情報を僕からアドバイスしたいと思います。

あくまでも当時の話であることと家電量販店による違いもあるかもしれませんが、単刀直入に言うとパソコンの接客ができる人が重宝されやすいようです。実際に僕が勤務していた当時はそういった声が会社の内部にありました。

お客さんからすると、分からないことを店員に質問すればキチンとした答えがその場で返ってくると思っている方も多いと思いますが、残念ながら必ずしもそうではありません。家電量販店で勤務する者として黒物と白物の両方においてオールマイティに知識があることが望ましいですが、やはり店員によってそれぞれ得意分野と不得意分野があることが一般的です。

僕は普段からパソコンに触っていたことと、自作の経験はないものの、CPUやメモリ、グラフィックカードといったハードウェアの増設を経験していたのでパソコンにはちょっとした自信がありましたが、その他はめっきり駄目だったので、自己学習はもちろん他の社員に話を聞いたり、偶にお店に来るメーカーの営業さんに話を聞いたりして苦手分野の知識を深めていきました。

肌で感じていたのは、パソコンに苦手意識を持つ社員がとても多いこと。店長を経験したベテレンでさえ、パソコンの接客になると僕が代わりに接客をすることがありました。

パソコンの知識と言っても深い知識は必要ありません。お客さんからどういった用途でパソコンを使いたいのかを予算を含めて話を聞き、それに見合ったスペックを持つパソコンを提案できればOKです。

例えば、ネットや動画閲覧、WordやExcelなどの普段遣いで使用するパソコンをお探しであれば、CPUにCeleron~Core i3、メモリは4~8GBを搭載した機種から提案できる。(←実際にこれが一番多い)

大学の講義でパソコンを使いというお客さんには、自宅と大学を往復する際にパソコン本体に様々な衝撃が加わることが予想されるので、堅牢性の高い丈夫なフレームを採用していたり、ストレージには衝撃に強いSSDを搭載したパソコンから提案できればいい。(←毎年2月~3月に多い)

ゲームをやりたいという要望には、やりたいゲームの動作環境を満たすスペックを持ったパソコンを提案できればいいのです。(←当時は殆どいなかったが、今はゲーム配信やeスポーツが盛んなので需要はありそう)

それともうひとつ、パソコンの普段使いにおいて発生する一般的なトラブル(パソコン or ネットが使えなくなった等)を自己解決できる能力があるとなお良いでしょう。お客さんからそういった相談をされることが結構あったので…。もし解決が難しい場合にはパソコンの出張サポートを提案すればOK。それが自分の売上にも繋がります。

僕が家電量販店で勤務していたのは10年近く前のことで、今はパソコンよりもスマートフォン社会なので当時と現在では状況が違うかもしれませんが、パソコンは必需品であることに違いありません。だからこそ僕が勤務していた頃以上にパソコンができる人が重宝されるのではないでしょうか。

ここに書いたことが役立つか分かりませんが、家電量販店で働きたい方の採用の手助けになれれば幸いです。