こんにちは!管理人のノリィです。今回、普段履いているランニングシューズを新調することにしました。
新たに購入したのは、男性のエントリーランナーを対象としたASICSの「JOG 100 2」(TJG138)になります。これは同社のランニングシューズの中でも、手に取りやすい手頃な価格が魅力のエントリーモデルという位置付けになります。
今回ご紹介するTJG138は男性向けになりますが、女性の方には「LADY JOG 100 2」(TJG139)も用意されていますよ。
JOG 100 2は、僕がこれまで履いていたASICSの「GT-2000 NEW YORK 4」からの買い替えになりました。同じメーカーのランニングシューズながらも、上位モデルから下位モデルへとランクダウンしてしまったのですが、これには色々と思うことがあっての判断です。理由は記事の後半に後述しますね。
この記事は「JOG 100 2」(TJG138)を履いてみた感想を書き記すレビュー記事になります。
では早速その外観から見ていきましょう!
「JOG 100 2」(TJG138)の外観
今回は「JOG 100 2」(TJG138)に用意されている5つのカラーラインナップの中から、ホワイト/ブラックを選択しました。
僕は運動で外出するときに上下とも黒のジャージを着るので、せめて靴だけは目立つ色にしようという考えがあっての判断です。
一見地味なデザインにも見えますが、アッパー素材を覆うように走るシルバーとブラックのラインを際立たせるために、然りげなく配色されているレッドが良いアクセントになっていて、全体的に落ち着いた雰囲気を醸し出しながらも、価格以上の高級感を演出できているように感じられました。
ソールの厚さ
ソール(靴底)の厚さは、ヒール(踵)の部分が3.5cm、それ以外は2cmと十分な厚さがあります。
走り方は人それぞれですが、踵から地面に着地するときにこのヒールの厚さが良いクッションになるのではないでしょうか。足への負荷軽減にも期待することができそうです。
アウトソール(靴底)
こちらはアウトソール(靴底)です。親指で押してみると、凹凸の黒いゴムの部分は白い部分以上の強い弾力性がありました。
エントリーモデルながらも、しっかりと地面を捉えることが出来るグリップ力が備わっていることを見て取ることができます。
スーパーワイド
JOG 100 2(TJG138)の24.5cm以上のサイズは4E相当のスーパーワイド(それ以下は3E相当のワイド)構造になっていて、正面から見たときに先端部分が左右に大きく広がっているのが分かります。
これは足を入れたときにツマ先が窮屈な感じを受けないので、歩いたり走ったりしたときに趾を傷めにくくなります。甲高幅広な方にもおすすめです。
履き心地
僕は大人になってから靴を購入するときは26.5cmのサイズを選んでいました。普段履きはもちろんランニングシューズもです。
新しい靴を履くときは、最初はちょっとキツく感じることはあっても履いてるうちに次第に靴が馴染んできて丁度良いフィット感になっていたのですが、これまで履いていたGT-2000 NEW YORK 4の場合は、一度足に馴染んだ後に右足の小指の辺りが窮屈になってきたのです。
ランニングシューズのレビューを拝見していると、「ワンランク上のサイズを選んで正解でした!」的な声をよく目にしていたので、JOG 100 2を購入するときは試しに1つ大きめの27cmを選んでみました。
結果これが大正解で、歩いても走っても足全体に余裕が感じられました。スーパーワイド構造もあって趾が遊べるくらいの余裕が設けられているのも好感触で、趾でインソールを擦ったりすると妙に気持ちよかったりします。
走り心地
GT-2000 NEW YORK 4を履いて初めて走ったときには、一歩一歩が軽く感じられて後ろから背中を押されているような不思議な感覚がありましたが、JOG 100 2はエントリーモデルゆえかそういった感覚はありませんでした。
ただ同じエントリーモデルでも、以前履いたことのあるASICSの「ロードジョグ7」は、ゴテゴテした重さがあったことを覚えているのですが、それと比較してみてもだいぶ軽量化されているように感じられます。
クッション性も悪くないし、とくに踵から地面に着地したときの衝撃吸収が優れているのが分かります。これはヒールの厚さが効いてるようです。
また僕が走ったのは舗装されたアスファルトの道のみですが、靴底のゴムがしっかりと地面を握ってくれるグリップ力が備わっていることが分かりました。走行中は基本的に真っすぐ進みますが、地面の状況や突発的なアクシデントなどで咄嗟に体の向きを変える必要があった場合でも、体のバランスを崩すことはないでしょう。
通気性
アッパー素材は無数の小さな穴が空いたメッシュで覆われているので、外見からの判断では適度な通気性が確保されているように見て取ることができます。
ただ実際のところは期待したほどの通気性は感じられなかったというのが正直な所で、Amazonのレビューには「通気性が良い。」という声を多数見かけていたものの、僕の場合は通気性というものはまったく感じられませんでした。
この記事を書いているのは寒さ厳しい2月中旬ですが、走り終わった後に感じるのは「体は寒くても靴の中は暖かい」だったので、通気性が本当にあるのか疑問が残ります。ただ、走り終わった後に靴の中はそんなに蒸れたりしていないので、僅かながらの通気性は確保されているのかもしれません。
「JOG 100 2」(TJG138)を購入した理由
僕はスピードを出すランニングよりも、普段はゆったり走るジョギングがほとんどです。GT-2000 NEW YORK 4を履いて思ったのですが、足先の広いワイド構造を採用したシューズと比べると靴底が地面に接する面積が狭く感じるんですよね。
GT-2000 NEW YORK 4はスピードを出すのにとても有利な造りをしていますが、GT-2000 NEW YORK 4を履いてジョギングをしていると靴底の面積が狭いゆえに時折不安定になるというか、決して体が倒れそうになるわけではないんだけども、「足先の広いシューズの方がジョギングに適しているのかな?」という考えが浮かんだのが、JOG 100 2を購入するきっかけになりました。
でもやはり高価なランニングシューズを一度でも履いてしまうと、エントリーモデルは履けなくなってしまいますね。足先の広いスーパーワイドの場合、足先で地面を蹴ったり着地したときの安定感は増しますが、重さとソールの違いから来る体感は、例えジョギングでもGT-2000 NEW YORK 4の方が快適に感じられました。
まとめ
以上、JOG 100 2を履いてみた感想でした。
JOG 100 2は普段履きからお散歩、ジョギングまでをそつなくこなす、基本的な性能が備わったオールマイティなシューズであることに違いありません。手頃な価格で手に取ってもらいやすく、またASICSは日本人の足を知り尽くしている日本メーカーでもあるので、これからジョギングを始める方にまず初めに履いてもらいたいおすすめのランニングシューズであると言えます。
ただ普段から走り慣れているような方であれば、あえて下位モデルを選ぶ理由はないのかなと思いました。性能差はやはり大きいですね。