僕は子供の頃にファミコン〜スーパーファミコンを遊んで育った世代ですが、遠い昔の出来事でもあるのでソフトを購入したときの記憶ってあまり残っていないんですよね。何故どういった理由でこのソフトが手元にあるのか、思い返すと経緯不明なソフトが山程浮かんできます。
リメイク版の「ドラゴンクエストIII」の発売が近づくなかで、本作のオリジナルとなるファミコン版を購入したときの記憶であれば鮮明に覚えているので、自分への備忘録も込めて当時の記憶、思い出を記事に残しておこうと思います。
おもちゃのエースでの出会い
僕とファミコン版ドラゴンクエストⅢとの出会いは「おもちゃのエース」というお店でした。当時のおもちゃ屋といえば「ハローマック」が全国に名を馳せていましたが、地元からほど近いところにこのお店がオープンしたのです。
これは時系列でいうと「ドラゴンクエストV」が発売されたあとの出来事で、僕が小学生の高学年の頃の話になりますが、ある日、おもちゃのエースでゲームソフトのショーケースを眺めていたらドラゴンクエストⅢが500円で売られていました。
これはもちろん新品の価格です。僕はドラゴンクエストの初プレイが”V”だったのでそれよりも前の作品はプレイしたことがありません。同シリーズに興味を持っていたので500円で購入できるなら絶対に欲しいと居ても立ってもいられなくなりました。しかしそのときの手持ちは500円もなかったんですよね。
ショーケースに陳列されているドラゴンクエストIIIは1本のみ。売り切れたら困るので急いで自転車を漕いで家に帰り、必要なお金を握りしめて再度お店へと向かったのでした。
自宅からお店があった場所の距離を実際に通ったであろうルートで測ってみたら約4.5kmありました。往復で9km。大人の僕が自転車で移動したとしてもちょっと遠いなぁと思う距離です。よほど欲しかったんでしょうね。
500円は会員価格
ドラゴンクエストIIIは500円で購入することができました。しかしこの価格にはからくりがあって、おもちゃのエースの会員にならないとこの価格では購入することができません。
会員向けと非会員向けの価格があったというわけですね。確か、会員になるには500円が必要だったと記憶しています。
で、ファミコン版のドラゴンクエストⅢですが、たしかクリアはできなかったと記憶しています(汗)。でも最近になってPlayStation 4版でようやくクリアすることができました。
SFC内蔵テレビ「SF1」も購入
余談ですが実はおもちゃのエースがオープンしたときのことも覚えていて、スーパーファミコン内蔵テレビ「SF1」がオープン価格で安くなっていました。そしてそれを見た僕の父親がその場で買ってしまったんですよね。
購入したSF1は自動車に設置。運転席と助手席の間に設置して、後部座席に居ながらスーパーファミコンのゲームが遊べるようにしてくれました。
ちなみにこのSF1は現在もまだ所有しています。しかし押し入れで眠ったままで長期間まったく起動していないので、今はもう動作するかは分かりません。
ちなみにおもちゃのエースがあった場所をグーグルのストリートビューで確認してみたら、別のお店に様変わりしていました。令和の時代にお店が残っているとは思っていませんでしたが、当時を知る身としては時代と共に少しずつ変化していく街並みを見ているとなんだか切なくなります。まぁそれだけ年を取ったわけですね(笑)