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PS4「CONCEPTION PLUS 俺の子供を産んでくれ!」の感想。巫女と絆を深めて星の子と共にグランバニアを救おう

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スパイク・チュンソフトより好評発売中のPlayStaton 4ソフト「CONCEPTION PLUS 俺の子供を産んでくれ!」をプレイしました。

本作のオリジナルは2012年にPlayStation Portableで発売されていて、”俺の子供を産んでくれ!”という強烈なサブタイトルが印象に残っている方も多いかと思われます。

それから月日が流れて2018年に前触れもなく突如のアニメ化。何気なく観てみると、巫女(ヒロイン)との間に生まれた子供たちと一緒に敵を倒すというストーリーや、個性豊かな13人の巫女と主人公の掛け合いが面白かったものの、1シーズンという短い尺の影響か、全体的に急ぎ足の展開で勿体無いなぁと思っていたのですが、アニメ化と同時にPlayStation 4でゲーム化されるということで、ゲームであれば各キャラクターについて深く掘り下げたシナリオがあることに期待できそうということもあり、試しに購入してみることにしました。

そんな本作を約50時間に及ぶプレイの末にクリアしましたので、ネタバレを抑えつつプレイ中に感じたことを感想(評価)として書き綴っておきたいと思います。

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「CONCEPTION PLUS 俺の子供を産んでくれ!」とは

普通の高校生で幼馴染の関係にある「弓削イツキ」と「粉月マヒル」の2人が、ある日突如として現れた光のゲートに吸い込まれ、「グランバニア」という異世界へと召喚される。

この世界では人と人が交わるとケガレが放出されるが、ケガレを放置しておくと魔物へと変化してしまう。そこで「星屑の迷宮」と呼ばれるダンジョンの最深部に奉納された「星授」の力でケガレを封じ込めているが、現状この星授が力を失いつつある。このままだとケガレが迷宮から溢れてしまいグランバニアが壊滅しかねない。

グランバニアを救う救世主として召喚されたイツキとマヒル、そして選ばれし巫女たち。イツキは13人の巫女たちと親交を深めて「愛好の儀」で「星の子」を作り、星の子たちともに星屑の迷宮のケガレ退治に挑み、新しい星授を奉納してグランバニアに平和を取り戻していくお話です。

ゲームはイツキが巫女たちとの絆を深めるアドベンチャーパートと、星の子たちと共にダンジョンを攻略するロールプレイングパートで構成されています。

PlayStation 4版の特徴として、グラフィックの強化はもちろん、アニメで新登場した13人目の巫女「アーフィー」が追加されています。

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感想

アニメでは味わえないゲームならではの面白さ

ゲームをプレイする前にアニメを観ていたので、どういった展開が待ち構えているかについてはある程度分かっていましたが、やはりゲームならではのお楽しみということで、好きな巫女と親交を図ったり、ダンジョンに篭ってレベル上げをしたりと、アニメでは味わえないゲームだからこそ楽しめるCONCEPTIONの魅力がそこにありました。

このゲームの面白さはアドベンチャーパートにあると思います。個性豊かな13人の巫女や季節ごとにイベントが用意されていてバリエーションも多く、好感度を左右する選択肢もあったりして気分は宛ら恋愛シミュレーションゲームをやってる気分。アニメでは伝えきれなかったであろう巫女の素顔をより深く知ることができました。

なお、アニメでもそうでしたが卑猥なことを連想させる台詞やシーンが所々にあります。そういった表現が苦手な方は要注意。本作がCERO:C(15歳以上対象)の理由はそのためでしょう。

大勢の星の子とPTを組む

巫女との間に生まれた星の子たちと4人×3枠のユニットを構成し、イツキを合わせた計13人の大所帯パーティーで星屑の迷宮を攻略していきます。

星の子は小さな子供ですが生まれたときに職業を決めることができ、アタッカーやディフェンダー、ヒーラー、サポート役など様々な職業に就くことができ、自分好みのパーティー構成にすることが可能です。人数が多いのでパーティーを組んだり個別に装備を整えるのは正直大変ですが、1ボタンでお任せパーティーを組んだり最強装備にしてくれる便利機能も用意されています。

また星の子は愛好の儀という儀式を経て生まれるため、生まれてきた星の子に対して最初は親心みたいな愛着が湧いたりもしますが、星の子はレベルの上限が決まっているため中盤辺りまでは入れ替えが結構激しく、必要のなくなった星の子を独り立ちさせては愛好の儀で星の子を作るという流れを繰り返し行う必要があるため、悲しいことに愛着云々言ってる暇は次第に薄れいてきます…。

似通った構造の迷宮とストレスにしかならないトラップ

星屑の迷宮には大本となる春・夏・秋・冬の4つブロックがあり、1つのブロックの奥に進むとそこから各星座ごとに3つのブロックに分岐する仕組みになっており、計12の迷宮に星樹を奉納する必要があるのですが、どの迷宮も雰囲気が違うだけで構造的にも似通ったものが多く、毎回同じ迷宮を攻略させられている感じが残念でした。

また、迷宮には目に見えない罠が仕掛けられていたり、宝箱を開けるとケガレが現れたりと、不要と思えるトラップがそこそこ多くあり、それがストレスに感じることがありました。

作業感のある戦闘もオーバーチェインが心地いい

ケガレのバリエーションが非常に少ないことに加えて、戦闘におけるケガレの出現数が3体で固定されているため、戦略性を必要としないワンパターンな戦闘が毎回繰り返されることになってしまい、せっかくワラワラ感のある戦闘もただの作業になりがちでした。

この辺はゲームを進めていくにつれてだんだん苦痛になってくると思います。基本的にはボス戦を除いてオートバトル設定で充分でしょう。

そんな戦闘でも楽しいと思える瞬間があって、それはケガレをオーバーチェイン状態にすること。オーバーチェインにするとケガレの攻撃順が遅くなり、その間、味方の攻撃をコンボで繋いでいくことで、戦闘終了時に経験値ボーナスを獲得することができます。

テクノ調のBGMと倍速設定でリズミカルに捗る戦闘で、味方の攻撃がドカスカと続いた後に大量の経験値がガッポリ入ると嬉しくなるし、何よりパーティーは13人もいるので誰かしらレベルが上がることが多く、その度に奏でられるレベルアップ音が心地良くて好きでした。

フルボイスではない

キャラクターのボイスが一部しか入ってないのが残念でした。巫女との会話でもイベントによってはフルボイスだったりそうでなかったり。

もともとがPlayStation Portbleで発売されたゲームということもあり、ケガレのバリエーションの少なさといい容量やコストの問題などがあったのかもしれません。

まとめ

以上、CONCEPTION PLUS 俺の子供を産んでくれ!をプレイした感想(評価)でした。

振り返ってみると、豊富なイベントが用意されたアドベンチャーパートは面白かったものの、一方のロールプレイングパートでは単調な戦闘やストレスにしかならないトラップに嫌気が差してしまうことも正直ありました。

それでもゲームをクリアできたのは、難易度が低めなのでサクサクとストーリーが進むことや、グランバニアに平和を取り戻した後の巫女との個別エンディングが見たかったからという思いがあったからだと思います。まぁ、エンディングがあっさりし過ぎているせいか、クリア後の余韻が感じられなかったのはちょっと残念でしたね。

ちなみにエンディングは巫女ごとに用意されており、13人もいるので全部回収するのは大変と思われがちですが、一度ラスボスを倒すとそれ以降ラスボス戦がスキップできるようになるので、事前に巫女との好感度をマックスにしておく必要はあるものの、巫女ごとに用意されたエンディング(トロフィー)を回収するのは意外と容易だったりします。

CONCEPTION PLUSはアニメが好きだった方はもちろん、体験版をプレイして続きが気になったり、はたまたギャルゲーが好きな方などにおすすめしたいゲームです。

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「CONCEPTION PLUS 俺の子供を産んでくれ!」をプレイするには


PlayStation 4でパッケージ版とダウンロード版が発売中です。

PlaySttion Storeで体験版が配信されているので、気になる方はまずは体験版からプレイしてみることをおすすめします。

体験版のセーブデータは製品版へと引き継ぎ可能で、引き継ぎ特典も用意されています。ちなみに僕は特典目当てで体験版からプレイしましたよ。

たしか最初のボスを倒すところまでプレイできる内容で、アドベンチャーパート、愛好の儀、星の子と星屑の迷宮を攻略するといった、本作の基本的な部分はこの体験版で体験可能です。