だいぶ前の出来事ですが、仕事仲間とスマートフォンの話をしたときに、スマートフォンから発せられる電波について話題になったことがありました。たしかこのときに充電の頻度について3日に1回くらいと言ったら驚かれてしまったのです。
僕はAndroidスマートフォンを使っているのですが、もともと他人と比べるとスマートフォンを弄る頻度は少ない方だと思っていて、本体側で省エネ設定をONにするのはもちろんのこと、データ通信、Wi-Fi、GPS、Bluetoothは常時オフ(使用するときだけON)。画面の輝度もなるだけ下げるようにし、使わないときは当然スリープ状態にしているので、バッテリーの減り具合も緩やかになり充電は3日に1回くらいの頻度で大丈夫でした。
個人的にもデータ通信までオフにしてしまうのは珍しい方だと思っていて、実際にどれほどの省エネ効果があるかは不明ですが、こういったストイックな使い方をすることでスマートフォンのバッテリーが長持ちするように工夫していました。
データ通信をオフにするとどうなる?
Androidスマートフォンのデータ通信をオフにするとどうなるのでしょうか?常時インターネットに接続することが当たり前のスマートフォンにとって、命綱のようにも思えるデータ通信の機能。
もっとも最近の通信事業者においては、大容量で安価なギガ単位の料金プランが出揃ってきたこともあって、パケット通信料の節約のためにデータ通信をオフにすることが以前と比べて少なくなってきているのではと個人的に感じています。ほんの一昔前までは”パケ死”なんて言葉をよく耳にしましたが、今ではあまり聞かなくなりましたよね。
それ故にデータ通信をオフにすると、スマートフォンがどうなってしまうのか知らない人も多いんじゃないかと思われます。なかでも電話は使えるの?と疑問に思う方もきっといるはずです。
インターネットに接続できなくなる
まず目立つ点として、データ通信をオフにすると当然のようにインターネットに接続できなくなってしまいます。ウェブサイトの閲覧やYouTubeなどの動画視聴はもちろん、サーバーと通信するアプリも起動できなくなってしまいます。
ちなみにブラウザにGoogle Chromeを使用している場合、インターネットに接続できないときに表示される画面で恐竜ゲームをプレイすることができますよ。
電話は使える
電話はどうでしょうか?実はデータ通信がオフでも基地局とは繋がっているようで、自分から発信もできるし相手からの着信も受けることが可能。電話に関しては何ら問題なく利用できるのです。
SMSは使える
データ通信がオフだと相手にメッセージが送れないなんてことはありません。実は電話番号だけで相手にメッセージが送れるSMS(ショートメッセージサービス)を使うことができます。※僕が試したのはSMSの受信だけで送信は未確認。だけどネット情報によるとデータ通信がオフでも送受信とも問題ないそう。
ちなみにこれはドコモの場合ですが、SMSを送信する側は文字数に応じて料金が掛かるようです。※受信側は無料。メッセージのやり取りだとLINEやメールが使われることが多いでしょう。相手の連絡先は電話番号しか知らないとか特別な理由でもない限り、わざわざSMSでコミュニケーションを取る必要はないでしょう。
サイト メッセージの送受信料について(ドコモ)
通信量の超過を防ぐのに有効
例えば、ふと調べたいことが頭に浮かんだとして咄嗟にスマートフォンを手に取ったとしても、ブラウザを起動する前に設定画面を3回くらいタップしてデータ通信の設定画面に辿り着かなければならないので、この手間が結構面倒だったりします。もちろんオフにするときも同様の操作が必要になります。
僕はこれが昔からの習慣になってるので、スマートフォンを使っていないときはついデータ通信をオフにしてしまいがち。だけど省エネ効果は不明だし、僕が言うのも何ですがデータ通信をオフにしても大したメリットはないと感じています。
しかし、使用した通信量に応じて料金が変動する「段階性プラン」や、使った分だけ料金が上がっていく「従量制プラン」を契約していて、通信量がそろそろ一定の値を超過しそうなのでインターネットへの接続を抑えたい…、という場合にはデータ通信をオフにするという行動は有効な策と言えるでしょう。