PSP「リトルウィッチ パルフェ」の感想。借金返済に奮闘する健気な少女の決心を後押ししよう!

工画堂スタジオより好評発売中のPlayStation Portableソフト「リトルウィッチ パルフェ 黒猫魔法店物語」をプレイしました。今回はPlayStation Vitaの互換機能でプレイしています。

いつものように本作もPlayStation Storeのセールで購入していたタイトルのひとつで、紹介されていたゲーム画面を見たときに、優しいファンタジーの世界観、可愛らしいキャラクター、そしてガストの「アトリエ」シリーズを彷彿させる、「錬金術でアイテムを作るゲーム?」という認識だけであまり深く考えずに購入していました。本作に限った話ではありませんが、僕がゲームを買う時は大体こんな感じでアバウトなことが多いです(笑)

そんな本作をエンディングまでプレイしましたので、プレイ中に感じたことをクリア後の感想(評価)としてまとめておきたいと思います。なおネタバレは書かないつもりでしたが、どうしても書きたいことがあったので一部ネタバレ要素を含んでいます。未プレイの方はご注意ください。

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「リトルウィッチ パルフェ 黒猫魔法店物語」とは


工画堂スタジオのくろねこさんちーむが開発し、1999年に発売されていたWindows PCソフト「リトルウィッチ パルフェ ~黒猫印の魔法屋さん~」をベースに、キャラクターデザイン、背景画、声優などを一新し、新規シナリオをも追加。フルリメイクと呼ぶに相応しい完成度で2012年に発売されたのが、「リトルウィッチ パルフェ 黒猫魔法店物語」になります。

1999年というとパソコンはまだニッチな存在だったし、パソコンゲームとなると当時の知名度は尚更低かったと思われます。僕もそうですがリメイク版で本作の存在を初めて知ったという方も多いのではないでしょうか。

物語は黒猫魔法店の見習い魔法使いで本作の主人公「パルフェ」が、母親が残したお店の借金を期日までに返済するために奮闘するお話です。

ゲームはシミュレーションパートとアドベンチャーパートに分かれていて、シミュレーションパートでは所持している素材を使ってアイテムを調合し、お店の販売スペースに並べて来店してきたお客さんに販売することができます。

アドベンチャーパートではお店から一旦離れて、ゲームの舞台である城下町「フロルエルモス」を散策。買い物をしたりイベントに遭遇したり、城下町の外に出てアイテム調合に必要な素材を採集したりすることができます。イベント用のCGも多数用意されているので、パルフェたちの色々なイラストが見たい方は、アドベンチャーパートを頑張りましょう。

感想

見た目は可愛いけど実は過酷な借金返済ゲーム

出典 リトルウィッチ パルフェ 黒猫魔法店物語(PlayStation.com)

登場人物たちのイラストが可愛いので最初はホンワカしたゲームかと思ってましたが、まさか14歳の幼い女の子が母親が残したお店の多額の借金100万ゴルダを返済するために、通っていた魔法学校を休学してまで借金返済に勤しむお話だとは思ってもみませんでした。

調合したアイテムの売上金を借金返済にあてますが、アイテムの作成に必要な素材の調達、調合、在庫整理などはすべて自分一人で行わなければなりません。※店番はパルフェの使い魔で人間の言葉を話す黒猫の「サケマス」が助けてくれる。

さらにはフロルエルモスの城外にある人気のない森や山などで深夜2時まで素材の採集をしたり(体調に影響するので深夜徘徊は注意)、借金の取り立て屋に精神を追い詰められたりする過酷な状況に置かれたパルフェのことを考えると、例えこれがゲームとは言え軽くショックでした…。

でもパルフェは元気で直向きで前向きだし彼女を支えてくれる優しい友だちがいる。ゲームのテーマは重いけど、そんな健気な姿や友情を見ているとプレイしている自分もつい後押ししたくなる、そんなゲームだったかなと思います。

リアルのお店経営と同じで、忙しくなるほど面白い

最初はお店が有名ではないため、来店してくるお客さんの数が少ないので忙しさは感じられず、この調子で借金返済ができるのかと焦ると同時に手持ち無沙汰になることもありましたが、イベントをこなして少しずつお店やパルフェ自身が有名になることでお客さんの数が徐々に増加。

こうなってくると調合してお店に並べても人気商品はすぐに売れてしまうので、需要に対しての供給が追いつかなくなるほど忙しくなります。そんな中で空いた時間で素材の調達や合成をして来店するお客さんを手ぶらで帰さないように捌く必要があり、リアルのお店経営と同じで忙しくなるほど面白くてやり応えを感じさせるものがありました。

借金完済できたと安堵したのも束の間。ショックな出来事が…

このゲームの本来の目的である借金100万ゴルダについては、実のところ返済期日の2ヶ月以上前には集まっていました。単価の高いアイテムを多く売ったり、イベントで貰える多額の賞金、アイテム作成依頼などを引き受けることによって、ゲームの中盤以降になるとお店の売上金もどんどん増えていったことが理由になります。

これで無事にハッピーエンドかと安堵したのも束の間。パルフェの友人「フローレ」がパルフェの母を死に追いやった「熱死病」という難病を患っていることが判明。これはなんとか助けてあげたいと思ったものの、これといったイベントが発生せずどう対処したら良いか分からなかったので暫く放置していたのですが、後日に彼女の家に行ってみると、血だらけになったベッドという表現とともにフローレの姿が見えなくなっていました…。

実はとあるイベントで、過去にパルフェの母親に助けられたという人物がお礼を言いにお店を訪ねてくるのですが、このときに母親が病気で既に亡くなってしまったことを告げると、○☓△□を早いうちに処方していれば助かったかもしれない的なことを言うのですが、このアイテム名がどうしても思い出せなくて、もしそのアイテムが調達できていればフローレも助かったかもしれないと思うとなんだか悔し思いでいっぱいに…。借金完済できたけど、どうもスッキリしない結果となってしまいました。

プレイ中にも薄々気付いていたのですが、このゲームはマルチエンディングなので、プレイヤーの行動次第でパルフェたちの未来を変えることができます。フローレを救える未来もきっとあるのでしょうね。

メッセージの早送りに注意

PlayStation VitaだとRボタンでメッセージの早送りができますが、キャラクターとの会話で選択肢が発生したときにRボタンを押していると選択肢がスキップされ、キャンセル扱いになってしまうことが気になりました。

例えば、「イベントに行こうかなぁ?」という台詞のあとに「行く」と「行かない」の選択肢が表示された場合、Rボタンを押していると勝手に「行かない」が選択されてしまうのです。メッセージの早送りは便利ですが、勝手にキャンセル扱いされてしまうのは困りものですね。

その他

シミュレーションパートでは借金を返済するという明確な目的があるものの、アドベンチャーパートではそういったものはなく、また何時何処に行くとイベントが発生すると行ったフラグが分かりづらくランダム性を強く感じるので、攻略情報がないと目的のエンディングを見ることが難しそうに感じました。

また、ゲーム後半になるとイベントの発生がピタッと止まったと同時に、「レネット」というライバルの女の子に遭遇しなくなったのも気になりました。

まとめ

以上、「リトルウィッチ パルフェ 黒猫魔法店物語」をプレイした感想(評価)でした。

ゲーム始めたときは、可愛いキャラクターに囲まれてどんなにホンワカした雰囲気に浸れるかとワクワク気分でしたが、僕が今回迎えたエンディングではフローレが助けられなかったという心残りができてしまったので、借金は返済できたとは言え、とても残念な結果となってしまいました。この辺はについては今後チャンスがあれば追々補完できればと思っています。

振り返ってみると母親が借金をしていた理由が語られなかった気もするし、どうやらレネットはパルフェのことが好きみたいで百合っぽい展開もあるようだし、王子様との恋の行方とか吟遊詩人についても謎が残されたままだし、まだまだ気になることがいっぱい。

こんな感じでリトルウィッチ パルフェは、本来の目的である借金返済以外にも、様々なサイドエピソードが楽しめるゲームになっています。

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プレイするには


リトルウィッチパルフェは2012年発売の古いソフトですが、今プレイするには僕と同じようにPlayStation Portableソフトのダウンロード版をPlayStation Storeで購入し、PlayStation PortableまたはPlayStation Vita(Vita TV対応)の互換機能でプレイする方法がおすすめです。

PlayStation Portableのパッケージ版もありますが、発売時期が古いので入手が困難かもしれません。ただネット通販を見る限り、2019年時点でも在庫を持っているショップは多いようです。

また、リメイク版がWindows PCでも発売されているとのこと。こちらはダウンロード版のみですが、工画堂公式のDownLoad OMNIに加えてDMM.com、DLsite.comなどの販売サイトで購入することができます。本作の公式サイトによると対応OSは記事執筆時点でWindows 7/8となり、Windows 10の対応表記はありませんでした。

各プラットフォームごとの容量は、PlayStation Portableが約1GB、Windows PCが約1.4GBになるそうです。

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