仕事場で使用しているカシオの腕時計「MQ-24-7B2LLJF」(※現在の型式はMQ-24-7B2LLJHへと変更)の電池が切れたので電池交換を自分で行いました。
本来であれば電池交換が必要な場合はメーカーに依頼するのが正解のようです。カシオの公式サイトには必ず修理を申し込むか、お買い上げの販売店に申し出るかしてくださいと記載されてあります。僕の記憶が正しければ取扱説明書にもそう書いてあったはずです。
しかし世間ではチープカシオとも呼ばれているこの時計は2,000円前後で購入することができるため、自分で電池交換を行ったときに万が一壊れてしまったとしても、愛着があるとショックはありますが躊躇うことなく買い直すことができます。
調べてみるとその難易度は低いように見受けられたので、今回は「SR626SW」という規格の電池を用意して、完全に自己責任のもと自分で電池交換にチャレンジしてみることにしました。電池を用意するまでの経緯については下記の当サイトの記事にまとめています。
さて、電池を用意できたのでいよいよ作業に入ります。必要な工具としてマイナスドライバーがあると便利です。要領さえ把握できてしまえば交換作業は1~2分程度で終わりますよ。
当エントリーではカシオの「MQ-24-7B2LLJF」を例に、僕が実際に行った方法で電池交換を解説しています。ちなみにこの腕時計はシリーズ化されており、型式の頭に「MQ-24」とあれば型式が異なってもおそらく記事内容が参考になるかと思います。なお、時計の分解及び電池交換は自己責任でお願いいたします。
カシオ「MQ-24」の電池を交換する方法
必要なもの
最初に電池交換で必要な物を用意しましょう。画像に写っている、時計、電池、マイナスドライバーの3点があればOKです。
画像左側にあるのが僕が使っている「MQ-24-7B2LLJF」です。購入からあと少しで2年というところで電池が切れてしまいました。
中央にあるのが交換用に用意した電池で、マクセルの「SR626SW 1BT A」になります。これは通称「ボタン電池」と呼ばれているものです。ネットの情報を参考にするとMQ-24は「SR626」も一応使えるようですが、アナログ式の腕時計には電流が微弱な「SR626SW」の方が適しているそうです。
画像右側にあるのが「マイナスドライバー」になります。先が細めのほうが交換作業が捗りますよ。
時計の裏側にある「蓋」を取り外そう
ここからMQ-24の電池交換作業に入ります。
まずはじめに時計の裏側にある「蓋」を取り外す作業を行います。銀色の丸いのが蓋になります。時計を裏返しにして蓋とベルトの隙間にドライバーを差し込みましょう。
拡大した画像がこちら↑
蓋とベルトの間に隙間があるので、その真ん中辺りにドライバーを差し込みます。
ドライバーを差し込んだらドライバーをベルト側に倒しましょう。
すると、てこの原理で銀色の蓋が少しだけ持ち上がります。
次に、持ち上がった蓋を手で直接取り外します。
蓋を外したら電池を確認しましょう。
銀色の小さくて丸いのが電池になります。小さくて見にくいですが、目を凝らしてみると「SR626SW」「SONY」と刻印されてあります。
電池を取り外そう
ここからは実際の電池交換の作業に入ります。時計の内側には精密機器が密集しているので、必要なもの以外は極力触らないようにしましょう。
まずはじめに、電池の右側にある銀色の棒のように伸びた部品(画像の赤枠)に注目してください。その部品をマイナスドライバーを使って、右側にほんのちょこっとだけ軽く押すようにします。
すると、弾かれたかのように電池がピョンと飛び出してきます。これで電池を取り外すことができました。
新しい電池を取り付けよう
次は新しい電池を取り付けます。
僕が今回用意したのはマクセルの「SR626SW 1BT A」になります。一般的にこのようなボタン電池の色は銀色(シルバー)ですが、金コーティングが施してあるのでちょっとした高級感のある見た目になっています。もちろん見た目だけでなく金コーティングが動作の安定性を高める役割を果たしているようです。
ここからは取り付け作業に入ります。
電池の格納スペースの左側に銀色の棒のように伸びた部品がありますが、その部品の下に滑り込ませるように電池を配置します。まずは↑画像のように配置できていればOKです。
次に、指を電池の乗せてから下に押してみましょう。
ちょっとコツがいるかもしれませんが、上手くいくと電池が格納スペースにはまります。電池が浮いたりせず水平な状態で格納できれば取り付けは完了です。
↓
最後に蓋を取り付けて作業を終わらせましょう。
時計の盤面と蓋の裏に刻印してある文字が同じ向きになることを確認したあとに、蓋の下側にある爪を時計側の溝に引っ掛けてから、反対側の浮いている方を指でしっかりと時計側に押し付ければ蓋は固定されます。
時刻を合わせよう
ズレてしまった時計の針を正しい時刻へと調整しましょう。
「りゅうず」と呼ばれる銀色のダイヤルを引っ張るとダイヤルが回せるようになります。ダイヤルを回すと時計の針を手動で動かせるようになるので、ダイヤルを回しながら現在の正しい時刻へと調整しましょう。調整が終わったらりゅうずを押し込めば作業はすべて完了となります。
電池寿命は約3年
カシオによるとMQ-24の電池寿命はおよそ3年だそうです。
僕の場合は最初の電池はあと少しで2年というところで切れてしまいましたが、ということは在庫期間が1年くらいあったのでしょうか!?でも環境による影響や最初の電池はテスト用の可能性も考えられます。とりあえず電池を新調できたのでこれからまたしばらくお世話になりそうです。
これでカシオの「MQ-24-7B2LLJF」の電池交換は終わりになります。お疲れさまでした!
不要な電池はどう処分するの?
最後に、今回の電池交換で余ってしまったボタン電池の処分方法ですが、不燃ごみで廃棄してしまうと発火の原因にも繋がりかねません。
廃棄の際にはセロテープで絶縁対策を施してから、回収箱が設置されている家電量販店などの協力店に持ち込んで処分する必要があります。
協力店は下記URLで検索することができます。ちょっと面倒かもしれませんがお店に用事があったときや近くに立ち寄ったときなどに、ついでに処分するといいかもしれませんね。
サイト 電池の正しい捨て方は?(パナソニック)